見出し画像

ルービックキューブ麺

ルービックキューブのタイムが縮まらない。
どうして、と問い詰めたところでルービックキューブは答えてくれない。

もうひたすら回して、手が記憶するぐらいに回すしかないってことはわかっている。

短縮できる回し方を、できるだけ早く回す、ってことだろう。

そう、壁にぶち当たっている。

奇跡的に一度、30秒台を出せたが、それはあくまでも奇跡であって、でも、平均タイムは日々ごくごく僅かずつ縮まっている、と信じたい。
そうでないと、もうやる気が削がれていく。

一旦削がれたやる気は、ボウルの中で水と塩を加えて丸められ、一旦寝かせる。
冷蔵庫に2時間ほど入れておく。
しっとりとした耳たぶぐらいの硬さであることを確認して、それを平べったく伸ばしていく。
この時できるだけ薄く伸ばすようにすると面白い。
打ち粉をまぶしながら折り畳み、茹でて伸びることを計算した上で切っていく。
平べったい麺を多めのお湯に入れて湯がき、釜揚げをどんぶりに落として卵を割り、醤油と酢、ネギがあれば上等だ。

一気呵成に啜り込めば、ルービックキューブも浮かばれるってもの。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?