GUiDEE(ガイディー)

株式会社キュービックの新規事業「GUiDEE」開発チームのnoteです。会社を構成する…

GUiDEE(ガイディー)

株式会社キュービックの新規事業「GUiDEE」開発チームのnoteです。会社を構成する最小単位である「上司と部下のペア」の関係構築を通して自律駆動型の人材を育てることを目指しています。開発状況、学んだことなど、チームの頭の中を紹介します。https://guidee.biz

最近の記事

組織の成功は「関係性」から

こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです! 今回は「組織の成功循環モデル」について考えてみました。 「結果の質」は「関係性の質」から組織の成功循環モデル(Core Theory of Success)は、MIT(マサチューセッツ工科大学)組織学習センターの共同設立者であるダニエル・キム教授による組織に関する理論です。企業は業績や利益といった「結果の質」を高めることを目的に活動しています。その「結果の質」を高めるための要素をたどっていくと、はじめの一歩として上司と部下の「

    • GUiDEEは組織開発か人材開発か

      こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです! 今回は引き続き「組織開発の探求」についての話題です。 この本、GUiDEEプロダクトオーナーの川俣にすすめられて読みました。そこで川俣と本書を読んでお互いに感じたことを話してみました。 まず気になったのが、そもそも組織開発とは一体何か、ということ。 本書では、「組織開発」という言葉を、厳密な定義ができないアンブレラ・ワードであると紹介しています。そして大づかみで組織開発という概念を理解するために、以下の3つの手がかりを紹介し

      • [書評] 「組織開発の探求」を読んでみました

        こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです! 今回は最近読んだ本について書きたいと思います。 それは「組織開発の探求 理論に学び、実践に活かす」(中原 淳・中村 和彦著、ダイヤモンド社)という本です。 ページをめくって読み始めると、冒頭から刺激的な文章が目に飛び込んできました。「現在、日本の組織開発は『最大のチャンス』であると同時に『最大の危機』を迎えている」というのです。 本書を読み始めたばかりの時点で、僕にはこの文章の意味するところは、よく分かりませんでした。ただ

        • 2020年のGUiDEEの展望は?

          明けましておめでとうございます!GUiDEE開発チームのモイです。 オリンピックイヤーの2020年、GUiDEE開発チームもサービスインに向けてアクセルを踏んでまいります。 さて、新年ということで、GUiDEEの2020年の展望を紹介します。 GUiDEEは1対1の関係を通じて組織を改善まずは、GUiDEEの全体像を改めて紹介します。GUiDEEは、上司と部下という1対1の関係に焦点を当てた組織改善ツール。個人の成長には業務を通じた経験学習が重要です。そして業務機会を提供

        組織の成功は「関係性」から

          GUiDEEの2019年を振り返る

          こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです! 今回が2019年最後の更新。というわけで、我々GUiDEE開発チームにとって大きな挑戦の年となった今年を振り返ってみたいと思います。 GUiDEEの原型となるアイデアが出たのは2018年の秋のこと。そのアイデアの種をさまざまな角度から検討し、新規事業としてスタートしたのは2019年の2月ごろでした。そこで定まったコンセプトは、上司と部下の「ペア」にフォーカスした組織改善ツール。ペアの状態を測定し、1on1ミーティングを実施す

          GUiDEEの2019年を振り返る

          トライアル企業の募集を開始しました!

          こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです。 ついに!社内テストを続けてきたGUiDEEのトライアル版を、社外の方々に提供することになりました。そのプレスリリースはこちら。 ペアエンゲージメントクラウド「GUiDEE」のトライアル企業 限定5社で募集開始 GUiDEEのトライアルをお手伝いいただける企業様を5社募集するというものです。今回は、この募集の内容と背景について書いていきたいと思います。 ペアの関係を科学的手法で可視化GUiDEEは、上司と部下の「ペア」の関

          トライアル企業の募集を開始しました!

          GUiDEEが「上司と部下のペア」に注目する理由

          こんにちは、GUiDEE開発チームの梯です! GUiDEEのプロダクトマネージャーをしています。(インタビューはこちら) 昨年CUEBiCでインターンをしているとき、「アセスメントによって上司と部下の関係性を可視化する」という、今のGUiDEEの元ネタのひとつになったアイデアを考えた張本人でもあります。 そこで今回は、なぜGUiDEEが「ペアの関係性」にフォーカスしているのか、その理由を紹介したいと思います。 あらゆる組織には、トラブルが付きものです。特に長い時間をともに

          GUiDEEが「上司と部下のペア」に注目する理由

          使っていて楽しいプロダクトにしたい(GUiDEEプロダクトマネージャーインタビュー)

          こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです! 今回は開発チームメンバーのひとり、梯航生のインタビューです。新卒で入社後、最初の職場がGUiDEE開発チームという梯に、開発の内容やこだわりを聞いてみました。 ——梯さんがGUiDEEチームに入ったのは今年(2019年)4月ですよね。 はい。4月にCUEBiCに入社して最初の部署が新規事業チームに配属されました。選考のときから新規事業をやりたいと伝えていたので、希望通りです。去年の9月から内定者インターンとしてチームに参加し

          使っていて楽しいプロダクトにしたい(GUiDEEプロダクトマネージャーインタビュー)

          ペアに注目したアセスメントの作り方 (伊達洋駆氏インタビュー #3)

          こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです!ビジネスリサーチラボ伊達洋駆さんインタビューの第3回は、現在我々が作っているプロダクト、GUiDEEについてうかがいました。 GUiDEEは「上司・部下のペア」に焦点を当てた、関係構築のためのサービス。開発に当たって、どうしても必要なのが専門家の知見、学術的な知識です。そこで私たちはペアの状態を可視化する「アセスメント」部分を作るために、伊達さんの力をお借りしました。具体的にはコンセプトの具体化、アセスメントの設計、具体的な質問

          ペアに注目したアセスメントの作り方 (伊達洋駆氏インタビュー #3)

          HR業界にもっと「専門知」を (伊達洋駆氏インタビュー #2)

          こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです!前回に引き続き、ビジネスリサーチラボ伊達洋駆さんへのインタビューです。今回は、伊達さんが日本のHR業界について感じていることを中心にうかがいました。 HR担当者の「目利き力」を高めたい——伊達さんはHRの幅広い分野で様々なお仕事をしていますが、日本のHR業界をどうご覧になっていますか。 日本では大手から中小まで数多くのHR事業者がいて、たくさんのサービスをリリースしていますが、その内容は玉石混交です。非常によくできたサービスが

          HR業界にもっと「専門知」を (伊達洋駆氏インタビュー #2)

          研究とビジネスの距離を縮めたい (伊達洋駆氏インタビュー #1)

          こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです! 今回は、ビジネスリサーチラボの伊達洋駆さんのインタビューをお届けします。 伊達さんは、研究者としてのトレーニングを積んだ後、ビジネスリサーチラボを創業。論文や最新研究といったアカデミック方面の知識と、ビジネス現場の豊富な経験の双方を組み合わせて、人事領域のサービスを提供しています。 そして、私たちが開発しているGUiDEEの中核となる「アセスメント」機能の設計もお手伝いいただいています。そんな伊達さんに、日本のHR分野への思

          研究とビジネスの距離を縮めたい (伊達洋駆氏インタビュー #1)

          社員の成長を最大限引き出す「EX(エンプロイーエクスペリエンス)」とは

          (見出し画像の出典:Wikimedia Commons、作者:Dllu氏) こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです!最近、海外のHRテックの情報を見ていると、EXというキーワードがよく登場します。EXとはEmployee Experienceのこと。日本語でいうと「従業員体験」といったところでしょうか。 このEXの元になったのは、UXという言葉でしょう。Webサービスなどの消費者向けのサービスや製品の開発現場では、UXという言葉は当たり前のように使われるようになって

          社員の成長を最大限引き出す「EX(エンプロイーエクスペリエンス)」とは

          社外の人との1on1を提供するYeLLのユニークなサービス

          こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです。さて、今回は先日レポートを掲載したOneHRのイベントにも登壇した櫻井氏が手がけるクラウド1on1サービス、エール株式会社の「YeLL」について紹介したいと思います。 通常1on1ミーティングといえば、上司と部下、あるいは社内のメンバー同士がやるものですよね。でも部下の視点からすると、上司にはなかなか相談しにくいケースもあります。例えば、自分の評価者に今後のキャリアの相談をしにくいとか、経験の浅いマネージャーに相談する気にならな

          社外の人との1on1を提供するYeLLのユニークなサービス

          [書評]「ヤフーの1on1」は読み返すたびにヒントが見つかる

          こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです。今回は、国内1on1導入企業の代表格であるヤフーの人事責任者が書いた1on1本、「ヤフーの1on1 部下を成長させるコミュニケーションの技法」(本間浩輔著、ダイヤモンド社)について書きたいと思います。1on1本の定番ですから、すでにお読みの方も多いかもしれません。僕もGUiDEE開発チームに参加するにあたって真っ先に読んだ本の一冊です。 最近、1on1という言葉が一人歩きしていますが、その内実はまちまち。そこで、本書を読み直して

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          キュービックの人事専門家に聞く、正しい1on1(後編)

          キュービックのPXO(ピープルエクスペリエンスオフィス)に所属する人事の専門家、染谷さんへのインタビュー。後編では1on1の難しさや、その解決方法について紹介します。 (前編はこちら) 「正しい1on1」はとても難しい —— キュービック社内の1on1にはどんな課題があるでしょうか。 一番感じるのは、若い社員がインターンと1on1をやるような場合ですね。インターンはまだ学生だから、かなり初歩的なステップでつまずいていることも少なくありません。そんなとき、つい「それはこう

          キュービックの人事専門家に聞く、正しい1on1(後編)

          キュービックの人事専門家に聞く、正しい1on1(前編)

          こんにちは!GUiDEE開発チームのモイです!今回はCUEBiCで1on1の導入をはじめとする人事制度作りを担当するピープルエクスペリエンスオフィスの染谷さんに話を聞いてみました。染谷さんは産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの資格も持つ人事の専門家。月間60回もの1on1をこなし、社内向けに研修もするなど1on1にも精通しています。GUiDEE開発チームはプロジェクト発足当初から意見交換したり、アイデアをもらうなど力を貸してもらっています。 大胆なキャリアチェンジの末

          キュービックの人事専門家に聞く、正しい1on1(前編)