ハチママ

ぼちぼち短編小説や詩、詩小説、声劇台本など書いてます ワタシの作品は フリー台本です …

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ぼちぼち短編小説や詩、詩小説、声劇台本など書いてます ワタシの作品は フリー台本です ⚠使用の際はハチママの作品だと公表し 作品のURLやリンクを貼り使用してください 可能ならば使用する旨をコメントいただけると嬉しいです ⚠自作発言を固く禁じます

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  • 童話風・絵本風

    ハチママ台本の中の お子さま向けのお話、大人童話を集めました

  • サシ劇台本 置き場

    ハチママ台本の中からサシ劇の台本だけ抜き出しマガジン化しました

最近の記事

【詩】紫色の龍 上空へ

紫色の龍 天を目指し 上へ 上へと 登って行く 雲を突き抜けた瞬間 パッと眩(まばゆ)い光りを放(はな)った この龍の名は 『紫雲天~シウンテン~』 開発者達に名付けられた 体裁のいい 都合のいい名だ そう…紫色の龍は 核爆弾 大量に人間の命を奪い 憎しみを生み出す ただの殺戮兵器

    • 【詩小説】嬉しい不本意

      今日の目標は 彼と挨拶すること!! 「おはよう」って言うんだ 今日こそは…言うんだ 彼が 教室に入ってきた 心臓のドキドキがうるさい 「おはよう」 彼から声をかけてくれた 「はっはひっ」 思わず声が上ずる 彼がケラケラと笑う 私も つられるように笑った とっても自然に とっても爽やかに 穏やかに 日が差し込み 爽やかに葉が揺れた 今日の目標達成 挨拶できた でも彼から声をかけてくれたから 私からじゃないから 嬉しい不本意 明日は 私から挨拶する!! 新た

      • 【詩】風かおり 風とおる

        風が通り過ぎる 風に運ばれ香る煙草 ふわっと あの人の煙草の匂いがした …そんな気がした… ふと、あの人の笑顔が浮かんだ 自分から離れたのに… 私のほうがアナタに夢中になってしまったから… だから 離れたのに なんで笑顔なんか 思い出すの 自由になるはずだったのに アナタから離れれば 自由になれると思っていたのに… 風は通り過ぎて行く あの人の香りを漂わせ 私の心を通り過ぎて行った

        • 【詩】おいかけ ごっこ

          おいかけ ごっこ 鬼ごっこ いっぱい遊んだ 腹ぺこだ 帰りましょ 帰りましょ 母さん待ってる あったか お家 こんこーんっ ひと声 鳴いて さよなら さよなら また明日 帰りましょったら 帰りましょ 子狐2匹 夕闇に消えてった

        【詩】紫色の龍 上空へ

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        記事

          【詩】感謝状 ~繋がりに感謝して~

          綴(つづ)るって 楽しいね 気持ちや思いを言葉にして 綴り伝える 伝わるって 嬉しいね 言葉を受け取って反応してくれる 繋がるって 嬉しいね たまに煩(わずら)わしく思う時もあるけれど… いっぱい励まされた 見守り、寄り添ってくれたことも確かだ!! 綴ってくれて ありがとう 繋がっててくれて ありがとう ━━━━━━━━━━━━━━━ [あとがき] なかなか日頃は恥ずかしくて言えないですが ちょっと照れますが💦 言っちゃうぞ こんな めんどくせぇ性格のワタシ

          【詩】感謝状 ~繋がりに感謝して~

          【詩小説】俺は『ノラ』と呼ばれる猫

          気づいた時には 俺は ひとり だった 産まれた時には親ってモノがいたのか、兄弟がいたのかも わからない 気づけば たった ひとり 一人ぼっち だった 日々 生きる為に 人間の出したゴミを漁(あさ)り 仲間を作っては その場で裏切った その日 生き延びる その為に… 叩かれ噛まれ怒鳴られ 身体も心もボロボロに傷つけられた その日 その日を生き抜く その為に… ヨロヨロとトボトボと 身体を休める場所を探す 河川敷を歩いていると ダンボールが、ぽつんと捨てられていた

          【詩小説】俺は『ノラ』と呼ばれる猫

          【短編小説】3年ぶりの再会

          あれから3年か… 彼と別れて3年 忘れられずにいた 彼は優しかった だが優しすぎた 私にも 誰にでも… だから こっちから別れを切り出した そんな彼と偶然 再会した 地元のバーガーショップの受け取り口 「久しぶり」 彼から声をかけてきた 彼の隣りには ほんわか笑う女性がいた お似合いだと思った 悔しいけど… 「こんにちは お久しぶりです」 ちょっと他人行儀っぽく 事務的に挨拶した 彼の為に その女性の為に 何よりも自分の為に 「この人はね 元カノさんだよ」と 私の

          【短編小説】3年ぶりの再会

          【絵本風】ミケの うどん屋さん

          三毛猫のミケは うどん屋さん ミケが作る うどんは 大人気 長ーい行列が出来るんです ほら、ミケが うどんを作ってますよ ♪こ〜ね こね も〜み もみ うどん を こねましょ こ〜ね こね あっヨイショ トトンっ トントン 切りましょね〜 ちょいと 茹でりゃ みるみるうちに コシがでる あっヨイショ!! 「いっちょ上がり〜 釜揚げうどん だよ」 うどん を ちゅるちゅる ちゅるるん 食べた キリンさん 美味しすぎて首が長ーくなっちゃった あら? 首が長いのは 元

          【絵本風】ミケの うどん屋さん

          【男女会話サシ劇】夕飯どうしましょ?

          登場人物紹介 A 女性イメージ B 男性イメージ 男女サシ劇としてますが性別不問です 語尾を言いやすいように変える 名前を決めて、お互い呼び合うのもOK ━━━━━━━━━━━━━━━ A:「ねえ 今日の夕飯 何食べたい? 」 B:「なんでもいいよ」 A:「いっつも そう言って 後で文句いうじゃんっ」 B:「はいはい…」 A:「ちょっとぉ💢 ちゃんと聴いてないでしょ?!」 B:「聴いてるよ。今日の夕飯の話だろ…」 A:「まったくぅ‪💢もういいっ」 B:

          【男女会話サシ劇】夕飯どうしましょ?

          【セリフ台本】測って差し上げましょう

          アナタがピュアかどうかを 測って差しあげましょう ああ、こりゃあダメだ 真っ黒だ 純粋の欠片(カケラ)もねーやっ 上に報告しないと 地獄行き1名 決定って ちょっと何ですか 胸ぐら掴まないでくださいよ だから だよ そんなアンタだから地獄行きなのさ 私利私欲の塊 誹謗中傷の嵐 地獄が お似合いだアンタ

          【セリフ台本】測って差し上げましょう

          【6人声劇台本】遺言書の謎~伊集院家 事件簿~

          苗字や名前は 自由に変えてくださってOKです 共演者さん達の名前で呼び合うのも楽しいと思いますよ 人物紹介 【計6人】 ・伊集院マユ ♀ 長女 ・伊集院カナ♀ 次女 ・伊集院リョウ♂ 叔父 ・伊集院家の執事 (ナレーション兼ねる)♂ ・不二(ふじ)探偵 ♂♀不問 ・宇土(うど)探偵 ♂♀不問 ━━━━━━━━━━━━━━━ 【6人声劇台本】 遺言書の謎 ~伊集院家 事件簿~ ・執事 (ナレーション) 政財界にも通じている 伊集院財閥 ここまで大きくしたの

          【6人声劇台本】遺言書の謎~伊集院家 事件簿~

          【短編小説】酵素ドリンクのようなキミ

          第一印象は たっぷりの栄養と いっぱいの才能に満ち溢れた [いいとこ取りの存在] だと思ってた 何も努力しなくても みっともなく足掻(あが)いたりせず 涼しい顔で なんなくこなす ぎゅっと栄養と才能が詰まった 凝縮された存在 そう、まるで酵素ドリンクのような… だから凡人の私には合わない 敵わない そう思っていた それは 夕日が綺麗な日 キミは 走っていた 黒みがかったピンクと紫とオレンジの 背景を纏(まと)い キミは、ひたすらに前だけを見つめ 走っていた 陰ながら

          【短編小説】酵素ドリンクのようなキミ

          【えほん】はじまるよ

          カーテンを シャッ まどを カラカラ じゃぐち を キュッキュッ おかおを ゴシゴシ 「おはよう」 キッチンからママのこえ チンッ パンが やけて とびだした トントントンッ サラダをつくる おとがする クルクル ジュッジューッ たまごやきは あまいのが いいなぁ まって まって ミルクは ボクがそそぐよ トクトクトクトク ほら できた あさのはじまりは いろんなおとから はじまるよ 「おはよう!!」

          【えほん】はじまるよ

          【詩】アスファルト

          アスファルトに当たった雨が跳ね返り 足元が濡れる チッと舌打ちをしながら アスファルトを蹴った ビシャっとかかり 靴下が全滅した まるで自業自得だと 言われてる気がした 自分がしたことは 自分に跳ね返ってくる いいことも悪いことも

          【詩】アスファルト

          【詩小説】春色パンケーキ

          いらっしゃいませ コチラは パンケーキ専門の お店です あっすみません… メニューは無いんです この時期のメニューは たった1つなんです(​ *´꒳`*​)フフ まず小麦粉を丁寧に ふるって そこにミルクと 溶かしバター 卵は 白身と黄身に分けて 白身は 泡立てて ふわふわ雲のメレンゲを作ります 出来たら小麦粉たちが入ったボールに入れます それから桜の花びらを入れましょう ほら、可愛らしいピンク色になりましたよ まるで、気になる人の笑顔が見れただけで頬をピンク色

          【詩小説】春色パンケーキ

          【詩】雨のワルツ

          雨粒 ぽちゃん 波紋が ほわわ ぽちゃん ほわわ 小さな お池ができた 傘に ぽつぽつ はじけて ぽろろん ぽつぽつ ぽろろん くるくる 回る傘 子どもが 2人 ぴちゃぴちゃ 跳ねる 雨のなかを ぴちゃぴちゃ ぴっちゃん くるくる ぴっちゃん かわいい長靴 踊る るんたった ぽちゃん くるくる ほわわ 雨のワルツ るんたった ぽつぽつ ぴちゃぴちゃ ぽろろん 雨のワルツ

          【詩】雨のワルツ