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読書

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これまで読んできた本のなかで、特に影響を受けた本について語っています。
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「生活」への温かなまなざし〜クリームイエローの海と春キャベツのある家

「生活」への温かなまなざし〜クリームイエローの海と春キャベツのある家

あるとき、「暮らし」と「生活」の似て非なる響きについて考えたことがある。

暮らしは、憧れや理想のライフスタイルのニュアンスを多分に含んでいる。
雑誌や書籍、YouTubeで描かれているような、すっきりと整い余裕が感じられるさま。

一方、生活はもっと地に足のついた、それどころか時折田んぼに片足を突っ込んだような、何とももどかしく精一杯に気を張りつめている感じがする。

どちからというと、私は現実

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ネットの波に揉まれるより、お守りの本を開こう

ネットの波に揉まれるより、お守りの本を開こう

誰にでも、お守りのような本があると思う。

心が疲れたとき、迷うとき、私が決まって読み返す本は「繊細さんの幸せリスト」だ。

内容は繊細さん、いわゆるHSPという敏感な性質を持つ人に向けたもの。

HSPは何事も深く感じ取る。
0か100かで判断してしまう「白黒思考」や、無関係なことでも自分のことと勘違いしてしまう「自己関連付け」といった、厄介な考え方のクセもいくつかある。

反面、ちいさな幸せや

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言葉が上手く出ないときは、吸収する時期なのかもしれない

言葉が上手く出ないときは、吸収する時期なのかもしれない

noteに何か書きたいのだけれど、アプリやエディタを開いて何か入力しても、話が広がらない。

ちょっとした話題はいくつかある。
だけど配分を間違えたお菓子の生地のように、どうも上手くまとまってくれないのだ。

どうしたものかと、愛用のノートにジャーナリングをしたり、紙ものを切り貼りしてコラージュをしていたところ、ふと考えが浮かんだ。

そうか、今は言葉を放出するより、吸収する時期なのかもしれない、

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2024年のテーマは変「新」&今年やりたい10のこと

2024年のテーマは変「新」&今年やりたい10のこと

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
年末年始はSNSから距離を置き、家族とおいしいものを食べたり、呪術廻戦の原作コミックを一気読みしたりしました。

一方で、お正月から「そんなのないよ……」と何もできずにテレビのニュースを眺めていました。
被災された方がすこしでも早く安心して暮らせるよう、祈ります。

2023年は秋頃から個人的にのりのりな出来事が多かった1年でした。
2024年は一旦

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本好きの息子は宇宙に夢中

本好きの息子は宇宙に夢中

メンバーシップ「ファミリーライブラリー」やWebサイト「たんけん!本のまち」を運営するきいすさん。

企画でエピソードを募集されているとのことで、参加させていただきます。よろしくお願いします!

息子について

我が家の息子は現在小学1年生です。
好奇心旺盛で知識欲が強く、算数が特に好きです。

2〜3歳の頃はは車好きの夫の影響で、トミカがとにかく好きな子でした。
メーカーや車種を覚えて、大人をよ

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出会える奇跡に、おめでとうとありがとうを。プリちゃんのフォトアートにふれて

出会える奇跡に、おめでとうとありがとうを。プリちゃんのフォトアートにふれて

ときに、芸術・アートとの出合いは奇跡だと感じる。

それは美術室で手に取ったミュシャの画録かもしれないし、アーティストの方とのささやかな出会いから始まることもある。

『心に灯す光と色彩のパレット』という創作テーマのもと、"絵画のような写真・フォトアート"の創作活動を行う、「プリちゃん」ことPriscilla Leiさん。

プリちゃんが今年4〜5月、クラウドファンディングで制作したアートブックの

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書籍「書く習慣」とあわせて学びになるnoteライブ

書籍「書く習慣」とあわせて学びになるnoteライブ

初めてnoteの配信を生で観ました。

2022年4月11日(月)20:00~21:00、『noteライブ この春こそはじめたい!「書く習慣」が身に付く1週間プログラム』が配信されました。

登壇者は書籍「書く習慣〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜」著者であり、ライター・コラムニストのいしかわゆきさん。
進行はnoteディレクターの並木一史さんです。

「書く習慣」でnoteが楽しくなった

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『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』をやってみました

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』をやってみました

(私の『本当にやりたいこと』って何なんだろう?)

小説の資料を探すため、本屋に来た私の胸に突如疑問が湧きました。

お目当ての資料を読んでも、これから書きたかったはずの小説にワクワクするどころか、圧迫感と息苦しさを感じたのです。

その日、資料の代わりに購入した本が『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』でした。

自分だけのためでなく、誰かのためにもなることがしたい現在私は専業主婦で、幸い

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書くという行為の踏切板〜「書く習慣」

書くという行為の踏切板〜「書く習慣」

「何か書きたいのに書けない」「どうしても発信することをためらってしまう」…。

そんな悩みを抱えた人にとって、跳び箱の踏切板のように心強い本が出版されました。

フリーライターで、noteでも多数の記事を投稿しているいしかわゆき(ゆぴ)さんの「書く習慣」です。

SNSやブログ、そしてnoteなど、個人が発信する敷居が下がった一方で、「何を書けばいいのか分からない」「発信することに抵抗がある」声が

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「売れ続けるネット文章講座」〜自分の言葉で伝えるための指南書

「売れ続けるネット文章講座」〜自分の言葉で伝えるための指南書

文章を書いていて、どうもしっくりこない。自分が紡いだ言葉のはずなのに、どこか手応えがなく、借りてきたような文章になっている。

「自分の言葉」で伝えられていない感覚におそわれたことがある方は、少なくないはずです。

今回は自分の言葉で伝えるための指南書『売れ続けるネット文章講座』の紹介と、悩みの渦中にあった私が実際に本書を読んで学んだこと・おとずれた変化をお話しします。

言葉も伝え方も迷子になっ

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