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こんな日でも通勤路は綺麗|日記(5/12-5/15)

5月12日(日)
痛みは治ったけど、まだ生理。カレーパンと夫が昨日買ってきてくれたさつまいもパンを半分こして食べる。穏やかな朝。支度をして日記を書く。出かけた日は感じたことが多くて、文章量が多くなる。日記を投稿した後はイロハさんの占いをメモする。いつもはPCにメモしているけど、今日は紙の気分。そうこうしているうちにお昼になっていたので、夫とご飯を食べに行く。しかし、行きたかった洋食屋さんが定休日。店の前で呆然としていると、近くの映画館の前に猫が座っていた。看板猫かと思って近寄る。人懐っこい猫で、全然逃げない。二人で猫を触っていると、今度は知らないおばさんが話しかけてくる。どうやら同じ洋食屋に来たらしかった。その後も独り言のように話し続けるおばさん。相槌を打っていると、夫の肩スレスレに鳥のフンが落下してきた。変なことばっかり起きてカオスな状況。そうだ、お昼を食べにきたんだったと思い出し、他の定食屋さんを目指す。到着したお店ではポークジンジャーを注文。量が想像よりはるかに多くてびっくりするも、美味しくて完食してしまった。私たちの後にどんどんお客さんが入ってきたので、店を後にする。夫の付き添いでユニクロ。彼の好みを聞いて色々商品を提案してみる。なんかお母さんになった気分。基本的になんでも似合うが、持っていなさそうな色の服を最終的に買っていてよかった。買い物中、貧血が悪化。夫曰く、昼ご飯を食べて血液が末端にいかなくなったからじゃないかとのこと。フラフラしつつ、必要な買い物を終えて帰宅。引っ越してから洗濯槽のクリーニングをしていなかったので、初チャレンジ。取説を読んだのに設定を失敗した。夫に「初めてなんだからしょうがないよ」と慰められる。貧血なので横になりながら読書するも、新潮特大号が重すぎて顔に落ちてきそうになる。一緒の部屋にいてと夫にお願いしたら、ベッドの隣のデスクに来てくれた。のんびり午後の時間を過ごす。文芸誌を読んだのは初めてだったけど、いつも読まない作家さんの短編を読めるのが嬉しい。部屋着で横になっていると、「君は本当にその格好が似合うねぇ」と言われた。だらだらするのが向いているのかもしれない。夜ご飯には夫が厚揚げハンバーグを作ってくれた。昼がガッツリだったからヘルシーでありがたい。夫とアニメを観たり、洗い物をしていると突然の腹痛。とりあえずシャワーを浴びて早く寝ることにした。夫も側に来てくれる。ベッドに置いているシマエナガのぬいぐるみを持って「君にこいつがいてくれて、本当に良かった」と言ってくれた。二人でシマエナガの仲間のぬいぐるみをネットで探してたら眠気が襲ってきて、気付いたら寝ていた。

人懐っこい猫

5月13日(月)
喉が痛い。鏡を見ると本当に小さいけど膿がぽつんとできていた。余っている扁桃炎の薬を飲む。明日から仕事で緊張気味。不安になって夫の名前を呼ぶ。日曜日に遊んだ友人から「バイトを一つ辞めても良いかもと思ったら、心が楽になった」とLINEが来ていたので返信をする。何かをしていないと焦ると思うけど、何もしていなくてもあなたはあなただよと伝えた。お互いなんでも話そうねと言っていたので、早速私も「喉が痛くて明日不安」と伝えた。自分から開示していく。今日は大雨なので、おしゃれ着と乾燥機にかけるものを分けて、洗濯機を2度回す。その間にスーパーやカルディで買い物。最近買い物上手になってきたと思う。帰宅後は明日からの仕事の準備。スーツにリュックで行く。仕事の不安を紛らわすため、今日も『ゆるキャン』を観ながらお昼ご飯の納豆パスタを食べる。なでしこになりたい。洗い物をしてから日記の執筆。喉がまだ痛いので、横になって読書。夕方になったので、マカロニサラダとチキンピカタを作る。『となりの芝生はソーブルー』を聴きながら毎日料理をする時間が好き。チキンピカタにかけるケチャップをハートマークにして夫への愛を表現しつつ、気分を上げる。食後は『MIU404』を一話だけ観て、早めに就寝。

ハートチキンピカタ

5月14日(火)
初出勤日。早朝に目が覚める。喉は少し痛いけど、休むほどではないので仕事に行く。緊張もあって夫が恋しい。初めての行き先のバスに乗り込む。観光地に向かうバスにも関わらず、運転士さんの対応が一人一人に対して丁寧ですごいなと思う。目的のバス停に着くも、想像より手前で驚いてしまう。ここから急勾配の坂を登るのかと思うと気が重かったけど、こんな日でも通勤路は綺麗。半ば登山のような気持ちで会社に到着。小さな事務所には社長や会長がいたのでまずは挨拶した。その後、面接官だった先輩に社内を案内してもらう。私が使う予定のPCの準備が済んでなかったり、電話のやり取りをしたのにまた電話番号を聞かれるなどして少し不安になる。一人事務所でお昼ご飯を食べて先輩を待つも、約束の時間から30分経っても戻ってこない。心細くて泣きそうになる。もういいやと思って、『無敵の犬の夜』を読んで待つ。先輩が戻った後は、経理の仕事を教えてもらう。メモをしているものの、わからないことが多すぎて不安になる。作業中に先輩との会話を通して、実は同い年であることが発覚する。「な〜んだ同い年か!」と心で思ったら少し安心して、お互いの家族の話などをした。車が趣味であるという先輩のマニュアルカーを去年買ったという話を聞いて、素直に「え、すごいですね」と言うと「良ければ明日、本社から来る社員も乗せる予定なので、最寄り駅まで迎えに行きましょうか?」と提案してくれた。登山が回避できるので大変ありがたい。しかし失礼ながら、男の人って褒められると単純なところがあるなと思ってしまう。久々の長時間に及ぶPC作業で目が痛くなりながらも、なんとか16時半に退社。バスを待つ間、両親からきたLINEを返す。二人とも、私が環境変化に弱いから心配しているのだろう。先輩とは割と普通に話せたはずなのに、経理の仕事や通勤路が辛いことが不安になり、また泣きそうになる。やらなきゃいけないことがある状態がストレスなので、帰りに必要な書類をコンビニでコピーし、帰宅後はひたすら入社書類の作成。やがて夫が帰宅。彼の顔を見て、思わず泣き出してしまう。「どうしたの」と動揺しながら抱きしめてくれる夫。準備しておいたプルコギ野菜炒めを食べながら、今日の出来事を話す。「続けられるかわからなくて不安。普通に仕事をするという、みんなと同じことができない。」と話すと、「見切りが早いんじゃない?」と言われる。冷静な彼の意見を受けて、確かに慣れないことにやられているだけかもと少し思い直すことができた。

味つきプルコギと野菜を炒めた簡単ご飯

5月15日(水)
夜中に目が覚める。眠れないことが怖い。ぼんやりしたまま朝を迎える。朝の支度をする夫を何度も見つめてしまう。彼を見送った後、泣き出してしまった。仕事に行きたくない。でも彼のハンカチをお守りにして出かけようと思う。駅に着くと、先輩が車の前で待ってくれていた。今日は本社から仕事を教えにきてくれた女性社員も一緒だ。私に仕事を教えるためだけにわざわざ新幹線できてくれて、ありがたい。会社に着くと、一つずつ経理の仕事を教えてくれる。順を追って説明してもらえたので、納得感を持って覚えることができた。お昼休憩中、段々頭痛が襲ってくる。アプリで確認すると爆弾低気圧が来ていた。新卒で入った仕事は毎日頭痛がするようになって辞めたので、また同じようになるのではと少し怖かった。両親から来たLINEでもつい弱音を吐いてしまった。逃げるように読書をして気分転換。『無敵の犬の夜』、明日には読み終わりそう。午後、仕事の合間に本社から来た先輩と色々話す。不安なことを伝えると、「いつでも電話してくださって大丈夫ですよ。また新幹線に乗ってきますから。」と言って、自分の月間スケジュールを印刷し、電話可能な時間帯を書き込んで渡してくれた。なんて優しいんだ。仕事中も大きな音でお腹が鳴って恥ずかしそうに笑っていいるシーンがあって、なんだか可愛らしい人だなと思った(ダイエットで食事制限をしているらしい)。すっかり心を開いてしまったので、実は残業をしたくないということを伝えると、「それはパートの特権なので、残業しなくていいと思いますよ!帰って旦那さんの夜ご飯を作ったりするんですよね?」と言ってくれ、さすが年の近い女性はわかってくれるぜ…と勇気づけられた。とは言いつつ、帰宅時刻にになかなか帰ることを言い出せずにいると、その方が上司に直接「バスの時間があるので帰るそうです!」と話しに行ってくれた。頭痛がひどかったものの、優しさに感動しながらバスに乗る。今日は体調的にさすがに自炊できないと思い、すき家でテイクアウトしてから帰宅。夫とご飯を食べながら、「今までの仕事でも入社して一週間は頭痛や不眠があったから、見切らずに続けてみる。仕事内容も事務の仕事ならベースはどこも同じだと思うから、健康に支障が出なくて本当にやりたいことがない限りまずは今の会社で頑張ってみる。」と伝えた。彼がいつも話を聞いてくれるお陰で、少し冷静に慣れた気がする。夜は頭痛がひどかったので、ロキソニン飲んで倒れ込むように就寝。

自炊できない日があってもいいよね

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