高橋瓜

はじめまして。高橋瓜(たかはし うり)と申します。 アラサーです。 IT通信企業の会社…

高橋瓜

はじめまして。高橋瓜(たかはし うり)と申します。 アラサーです。 IT通信企業の会社員 父に似て、唐揚げと卵焼きが好きで、 母に似て、ちょっとおせっかいです。 よろしくお願いします。

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  • HON NO HANASHIGA SHITAI

    本のこと、ちょこちょこ書きます。よかったら。

  • 休職日記

    休職中と復職後の日々のこと。

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今更ですが自己紹介です。

noteのアカウントを登録して、はや2年。 今更感は拭えませんが、自己紹介をさせてください。 基本情報 1989年生まれ/東京在住(出身は岡山県です) 既婚・子どもなし/主人と2人暮らしです。 仕事・経歴 ・書店員(3年ほど)  契約社員 ・営業事務⇒秘書⇒大学教務⇒秘書(5年ほど)  派遣社員 ・IT通信系/総務人事(2年半ほど)  正社員 2023.1~3休職 ・IT通信系/管理部門 ※今ここ 性格・気質 人見知りのくせに好奇心旺盛なタイプです。 MBTI診断

    • 母が倒れて、私は母になった

      ここ数ヶ月、怒涛の日々だった。 母がくも膜下出血で倒れ、私の生活は一変した。 繰り返される日々に、必死にしがみついて、 飲み込まれないように、ただただ同じルーティーンを繰り返した。 ”何か始めよう”なんて全くもって思えなくて、 目に映る世界は、なんとなくグレーがかって、濁って見えた。 そんな時、 さらに私の生活を一変させる出来事があった。 母が倒れて、数日経って、 眠れないのと、体がなんだかものすごくだるかった。 心労からくる体調不良だろうと思いビタミン剤や栄養ドリンク

      • 春を見つけたぞ。

        • 今が結構人生の底ってくらいしんどい人へ

          たった1ヶ月なのに、私が生きてきた中で1・2を争う様な大きな出来事が立て続けにあった。 ーーちょうど1ヶ月前、1月16日に母が倒れた。 くも膜下出血だった。 手術は、8時間にも及ぶ大手術だった。 手術を待っている間、父と二人きりで待合室で過ごす時間は、 すごく不思議だった。 こんな時に言うのもなんだが、父は超がつくほどのドケチで、 幼い頃に、父から何かを買ってもらった記憶などは片手で足りるほどなのだが、「おい、なんか飲み物飲むか?」と、ジュースを3本も買ってくれて、ちょ

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        今更ですが自己紹介です。

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          母が倒れた日のはなし

          母が会社で具合が悪くなり、緊急入院することになった。 私はまだ大学生だった。 当時、香川の大学に通っていた私は父からの電話にひどく動揺した。 「お母さんが、入院することになったから。」 子宮筋腫だった。 割と進行していた為、全摘出以外に方法が見当たらなかったらしい。 母は、めったに病気になったことがなく、そんな母が入院というのは、すごく不思議な感じがした。胸がソワソワして、明日の朝イチの電車で帰ると父に伝えて、その夜は眠った。 ーーなのに、しっかり寝坊した。 目が覚め

          母が倒れた日のはなし

          電車を待つ。田舎の電車は、本当にこない。誰もいない駅のホームで、好きな音楽を聴いていると、映画の主役にでもなったかのような気分になる。 ーーでも、 そもそも、みんな、”それぞれの人生”の主役なんだよなー。あなたも、わたしも。忘れちゃいがちだけどさ。

          電車を待つ。田舎の電車は、本当にこない。誰もいない駅のホームで、好きな音楽を聴いていると、映画の主役にでもなったかのような気分になる。 ーーでも、 そもそも、みんな、”それぞれの人生”の主役なんだよなー。あなたも、わたしも。忘れちゃいがちだけどさ。

          お酒を飲むと父は下手くそな冗談を言う、

          私の父親は、酒癖がちょっとばかりよろしくない。 普段はとても寡黙な昭和の人間で、声を荒げたりすることはもちろん、感情を表に出すことも珍しいほどなのだが、ひとたびお酒が入ると、全くの別人になってしまう。 顔を真っ赤にしながら1日3本と決めた”氷結レモン”を片手に、下品な話題でガハハと笑う。 幼い頃は、この父の姿が得体のしれない化け物になってしまったようで、なんとなく怖く、夜になるのが憂鬱だった。 とある日は、 「お前はなぁ、お父さんの本当の子どもじゃないんよ。」と、 父、母

          お酒を飲むと父は下手くそな冗談を言う、

          帰り道にニラが一束落ちていた。落とした人の今夜の晩ご飯は、大丈夫だっただろうか。餃子なら致命傷だし、レバニラだったら...と思うと恐ろしすぎて震える。 せめて、キムチ鍋くらいであればいいなと願う。

          帰り道にニラが一束落ちていた。落とした人の今夜の晩ご飯は、大丈夫だっただろうか。餃子なら致命傷だし、レバニラだったら...と思うと恐ろしすぎて震える。 せめて、キムチ鍋くらいであればいいなと願う。

          vol.4 あした死のうと思ってたのに/吉本ユータヌキ

          流れてきたX(Twitter)のポストが、きっかけだった。 昔から、ふと消えてしまいたくなることが、割と多々あった。 気持ちが落ちきっている時は、 ああ、この世界で一番悲しいのは私なんだ、と まるで悲劇のヒロインになったように、世界を、人を、自分を恨んだ。 人間はみんな平等ではないし、理不尽なことも多い世の中だし。 それでも生きていかなきゃいけないから、 生きていくのは、やっぱり難しいことのように思う。 もちろん、できれば。自分含めみんな、自ら死を選ぶことなく、 生き

          vol.4 あした死のうと思ってたのに/吉本ユータヌキ

          祖父から、みかんが届いた。少し傷があって、見た目はあまり良くないが、祖父が作るみかんは、抜群においしい。 嫌なことがあった日も、悲しい日も、変わらずに、いつもおいしい。

          祖父から、みかんが届いた。少し傷があって、見た目はあまり良くないが、祖父が作るみかんは、抜群においしい。 嫌なことがあった日も、悲しい日も、変わらずに、いつもおいしい。

          朝のルーティーンについて、

          どんなに眠たい朝も、体がだるくて浮腫みまくっている朝も、 悲しい朝も、嬉しい朝も、寂しい朝も。 必ず1杯のコーヒーから、私の1日は始まる。 こんな風にかくと、おしゃれ雑誌のテーマのようで、ちょっとカッコつけている感じがして、少し恥ずかしいのだが、 コーヒードリッパーに、フィルターをセットして、 いくつかの種類の豆の中から選び、その日一杯を淹れる。 これが、私の朝のルーティーンだ。 ・・と言っても、 あまりコーヒーの味の違いはわからないんだけども。 少し、脱線します。

          朝のルーティーンについて、

          ハッピーバースデー、私。

          誕生日は、誰にとっても特別な日であることは、 言うまでもなく。 私にとっても、大事な1日である。 歳を重ねるにつれ、イベント感はなくなってきたものの、 それでもやっぱり誕生日は特別だ。 朝起きて、いつものように仕事を始める。 なんの”映え”もない、いつもの日常がカチカチと音をたてて過ぎてゆく。 今日は、午前中にクライアントへ請求書を送付し、午後は資料を作成したりした。 一行で表せる、私の1日。 幼かった頃の、あの頃の私が夢見ていた34歳の私に、 私はなれているのだ

          ハッピーバースデー、私。

          vol.3 くもをさがす/西加奈子

          西加奈子の作品を最初に読もうと思ったきっかけは、好きな人に連続で推されたからだった。好きな人の好きな人は、たいてい好きな人であることが多いから、多分間違いないはず。最初に読んだのは、きいろいゾウだったと思う。その後続けて、さくらも読んだ。やっぱり面白かった、説実証だ。 好きな人の好きな人は、たいてい好きな人・・説。 忙しさにかまけて、しばらく読書から離れていたが、 先日、本屋で平積みされている西さんの本を見つけ、そういえば西加奈子ってあの人とあの子が好きだったよな、とふと

          vol.3 くもをさがす/西加奈子

          人に優しくされたとき、自分の小ささを知りました

          平成生まれ、アラサーの私は、もちろんモンパチ世代である。 学生時代、何度も聞いたしカラオケでもよく歌った。 あの時も、「いいな」と思って聴いていたはずだが、 今この年齢になって聴くと、また少し違って聴こえてグッとくる。 ―—最近お疲れっぽい?お仕事でお悩みかな。   日々疲れるよね。(Twitter見て心配してます) 久しぶりに、大学時代の先輩からこんなLINEが届いた。 メッセージにはスタバのLINEギフトが添えられていた。 学生時代、某遊べる本屋でバイトしていたの

          人に優しくされたとき、自分の小ささを知りました

          vol.2 正直エビス/蛭子能収

          先日、蛭子能収の最後の展覧会に行ってきた。 いつからかは正式に覚えていないが、十代後半ぐらいから、私の推しはずっと蛭子さんである。世間では”ギャンブル好き”で、”お葬式で笑ってしまう不謹慎な人”、そんな認識だろうか。 ―—確かに、 それも、もちろん蛭子さんの一面であるけれど、それだけじゃないのよ。 会場は、表参道駅から少し歩いた場所にあるギャラリーだった。 地図上ではもうついているはずなのに、一向にたどり着かない。 蛭子Tシャツを着たサイケデリックなサブカル野郎たちも、不

          vol.2 正直エビス/蛭子能収

          vol.1 ツユクサナツコの一生/益田ミリ

          たまに、自分がよくわからなくなる時がある。 私って、何が好きだったんだっけ。 どんな音楽を聴くとわくわくして、どんな映画で泣いて、 どんな本に心動かされてきたんだっけ。 今日買ったあの服は、本当に着たいデザインだった? 本当にいいなと思ったのは、別のデザインのものじゃなかった? 知らないうちに、自分と他者との境界が曖昧になることがある。 自分が主語ではなく、 あの子が、周りの人が、家族が、世間が、 自分以外のものが主語になって、選択してしまっているのだ。 それに気がつく

          vol.1 ツユクサナツコの一生/益田ミリ