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今の時代には、スティーヴン・キングがいる

【その9】


「なににもまして重要だということは、口に出して言うのがきわめてむずかしい。なぜならば、ことばが大切なものを縮小してしまうからだ。おのれの人生の中のよりよきものを、他人にたいせつにしてもらうのは、むずかしい」


スティーヴン・キング
『スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編』
訳者 山田順子
新潮社 昭和62年 252-253頁


「存命の作家の中で最も惹きつけられる」と、言っても過言ではない。スティーヴン・キングだ。

ビッグネームなので、今更彼の良さを語る必要は、たぶんない。


だけど、『スタンド・バイ・ミー』と『ショーシャンクの空に』この2つの映画史に残る名作の原作が、

つまり、スティーヴン・キングの書いた『スタンド・バイ・ミー』と『刑務所のリタ・ヘイワース』が、底抜けに素晴らしいことに関しては、世間はまだ言い足りないと思う。



他の誰にあれほど魅力的な人物を創造し、
あれほど魅力的な人物を書くことができただろうか?




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