五味弘

ソフトウェア開発、品質、テスト、組込みシステム、DX、製造分野DXに興味。 書籍、講演…

五味弘

ソフトウェア開発、品質、テスト、組込みシステム、DX、製造分野DXに興味。 書籍、講演など多数。 三重大学リサーチフェロー、博士(工学)。 個人ページ: http://gomi.info/ リサーチマップ: https://researchmap.jp/gomihiroshi

マガジン

  • とあるDXのマンガ読本 製造業DX 事始め

    製造業DXに関する話をマンガとともに紹介しています。 ウィットに飛んだ解説になっていますので、お楽しみください。 「製造業DXのはじめに」「そもそもDXってなんなの?」「DXで一番大事なもの」「DXとIT化は違うの?」「DXはいつまで続けるの?」などの記事を掲載しています。 マンガFAQの引用元: マンガでわかるFAQ|中小規模製造業者の製造分野におけるDX推進のためのガイドhttps://www.ipa.go.jp/digital/dx/mfg-dx/mfg-dx.html#section13

  • DXとソフトウェア開発のNOTE日記

    DXとソフトウェア開発に関する記事をNOTEにどのように書いているのかを記録する自宅の日記 2024年4月21日にNOTE開始 五味 弘

  • ランチタイムDX勉強会(Youtube)

    ランチタイムDX勉強会の10分動画です

  • マンガ読本 ソフトウェア分析 事始め

    ソフトウェアエンジニアリングに関する話をマンガとともに紹介しています。 ウィットに飛んだ解説になっていますので、お楽しみください。 「ソフトウェア開発はデータ分析で始まる」「散布図はぜんぜんばらばら」「信頼幅の線、気になる」「データはどれが本命?」「生産性は性癖がでる?」他の記事を掲載しています。 マンガFAQの引用元: ソフトウェア開発分析データ集2022 | 社会・産業のデジタル変革 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/metrics/metrics2022.html

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介の書

五味 弘(ごみ ひろし)の自己紹介になります。 概略 ・2019年に沖電気工業(OKI)から情報処理推進機構(IPA)に出向 ・OKIではプログラミング言語処理系や人工知能、技術支援に従事 ・IPAでは製造分野DXやソフトウェア開発の定量分析、新時代のソフトウェアエンジニアリング、組込み/IoT産業の動向調査に従事 (以下に従事したIPA公開コンテンツを紹介)  (1) DXITフォーラム DX時代の品質課題を考えるWG    (2) 2023年度ソフトウェア開発に関する

    • 画面は誰のもの?(ソフトウェア分析)

      画面とUI設計にあるもの ソフトウェア開発で、ユーザとベンダが一番エキサイティングして議論するのが画面です。画面設計とそのユーザインタフェース(UI)周りには、ユーザに譲れないものがあります。それが過去からのしがらみであろうが、現場からの新しく操作を覚えたくないという願望なのかはわかりませんが、ユーザ側から譲れないものがあります。 それが作り手のベンダ側から見て、画面やUIが面倒なことであったり、無駄なことであったり、古臭いUIであったり、あまりにも独特なUIであった

      • ジョブ型はDX人材の夢を見るか?(製造業DX)

        ジョブ型雇用とは 人事雇用には大きく分けて、メンバーシップ型とジョブ型があります。メンバーシップ型は職務を限定せずに色々な仕事を経験させ、育成していく長期的雇用になります。日本で多い雇用形態です。 一方、ジョブ型とは職務を明確にし、そのために職務記述書に職務を明記します。これにより役割が明確になります。その職務が終わると雇用関係もなくなることがあります。このため、比較的短期の雇用になります。欧米に多い雇用形態です。 ジョブ型とはこのように職務記述書に職務を明記するとこ

        • 再生

          ランチタイムDX勉強会「DXはなぜ失敗するのか?」2024年春シーズン第4回

          ランチタイムに簡単に見れる10分のDX勉強会の2024年春シーズン第4回です。 今回のテーマは、「DXはなぜ失敗するのか」です。 DXは失敗します。その原因は何か、その対処はなにかを勉強していくことにします。 世の中にはDXの成功事例は山のようにあります。DX銘柄やDX認定を始めとして、DXの成功事例は溢れかえっています。でも失敗事例はなかなか見つけることができません。 そこでこの動画では失敗の原因とその対処をみなさまと一緒に勉強していきます。

        • 固定された記事

        自己紹介の書

        マガジン

        • とあるDXのマンガ読本 製造業DX 事始め
          20本
        • DXとソフトウェア開発のNOTE日記
          6本
        • ランチタイムDX勉強会(Youtube)
          4本
        • マンガ読本 ソフトウェア分析 事始め
          18本

        記事

          NOTE日記 (35日目 5/25) DXとソフト

          35日目の記録 2024年4月21日にNOTEの記事を書き始めて35日目になります。今回は記事構成の見直しをしました。このため前回までの形式とは異なっています。 35日目までの記録を記憶のために書き留めることにします。 (2024/4/21-5/24) ・記事数 44編(内訳:DX 19、ソフト 18、動画 3、日記 4)この日記を除く ・ビュー 2943 スキ 90 コメント 2 フォロワー 15 (2024/5/25 10:00現在) 私の記事を読んでいただいた方、

          NOTE日記 (35日目 5/25) DXとソフト

          工程比率は清く正しく美しく(ソフトウェア分析)

          工程比率とは ソフトウェア開発にも開発作業を分解したいくつかの工程があります。ソフトウェア開発の工程についてはSLCP(Software Life Cycle Process)に定義されていますが、ここでは簡単に、要求分析が終わった後の、設計~製造(プログラミング)~試験(結合試験、システム試験)を考えるようにします。その後に運用・保守作業の工程がありますが、これも考慮外にします。つまり、設計と製造、試験の3工程を考えていきます。 この3個の工程に掛ける工数の比率はどれ

          工程比率は清く正しく美しく(ソフトウェア分析)

          データはどうやって集めるの?(製造業DX)

          マンガ:「データはどうやって集めるの?|五味弘 (note.com) 最初はアナログ情報から データをどうやって集めればいいのでしょうか。最初からデジタルデータとして存在しているデータは、後は電気の力で、コンピュータネットワークで収集できます。これは悩む前に集めることができます。でも集めすぎには注意してください。 問題はアナログ情報です。これをデジタルデータとして集めるのは至難の業です。そもそもアナログ情報はデータと認識されていないことが多いでしょう。例えば、職人の純恋

          データはどうやって集めるの?(製造業DX)

          バグはいつ直すの?(ソフトウェア分析)

          バグを見つけたら ソフトウェア開発で一番楽しいことはデバッギングです。これを楽しめるかどうかで、エンジニアの資質が決まります。ええ、バグを見つけたときにあなたが喜ぶか悲しむか、これが問題です。でも残念ながら、多くの人は悲しむ悲観主義でしょう。 バグを見つけたらデバッグします。当然です。そのままバグを飼うという方法もありますが、バグはわがままです。バグはどんな行動をするかがわかりません。きっと、あなたを驚かすことでしょう。悪い意味で。 いざ鎌倉、いざデバッグとなったとき

          バグはいつ直すの?(ソフトウェア分析)

          企業間連携、どうすればいい?(製造業DX)

          企業間連携とは 企業間連携は多く実施されています。人間は一人では生きていけません。そして企業も同じです。つまりどのような企業でも個社だけでは成立せず、発展できません。だから企業間連携は絶対必要です。 企業間連携と一言で言っても、その連携は様々です。営業や製造の一部のデータだけを共有する関係から、多くのデータを共有する関係、データだけでなくシステムや環境を共有する関係、人事も連携する関係など、連携の強弱により、多種多様な連携があります。また垂直統合型や水平分業型の連携の区

          企業間連携、どうすればいい?(製造業DX)

          データ分析って役に立つの?(ソフトウェア分析)

          データ分析とは データ分析とは、データの大海から、統計的手法を使って、データの意味を解釈するものです。「統計は科学の文法である」と言われるように、科学の根底にあるもので、色々な分野に適用できます。もちろん、このソフトウェア開発の分野にも適用できます。 小学5年生で習う平均値もデータ分析です。このように私たちは小さいときからデータ分析を知らず知らずにやっています。もはやデータ分析そのものは当たり前です。でも平均貯蓄額の分析はしない方がいいです。 しかしデータ分析が有効か

          データ分析って役に立つの?(ソフトウェア分析)

          NOTE日記 (29日目 5/19) DXとソフト

          29日目の記録 2024年4月21日にNOTEの記事を書き始めて29日目になります。この間に多くの記事や画像、動画を上梓しました。まずは29日目までの記録を記憶のために書き留めることにします。 (2024/4/21-5/19) ・記事数 68編(内訳:テキスト35編 画像30編 動画3編)この日記を除く ・ビュー 2439 スキ 81 コメント 2 フォロワー 12(2024/5/19 9:00現在) 私の記事を読んでいただいた方、スキをしてくれた方、コメントをしていた

          NOTE日記 (29日目 5/19) DXとソフト

          レガシーってまずいの?(製造業DX)

          レガシーとは DXの話で出てくるレガシーとは何でしょうか。2018年に出たDXレポートでは、DXの妨げとなっている悪役として登場したレガシーですが、その本来の意味は「遺産」と言う意味でいいも悪いもなく中立的な言葉です。 それがいつの間にか、「時代遅れ outdated」「廃れたもの obsolete」という意味に使われています。事実、デジタルの世界では、古いものに蓋をする「レガシーラッピング」という用語が使われ、レガシーを覆い隠そうとしていました。 レガシーは悪いもの

          レガシーってまずいの?(製造業DX)

          果てしなき外部委託の果てに(ソフトウェア分析)

          外部委託とは 今回は日本のソフトウェア産業に多い「外部委託」についてです。ソフトウェア開発では、外部委託は多いです。IPAのソフトウェア開発分析データ集2022(マンガにあるグラフ)からもわかるようにとても多いです。さらに多重下請け構造になっていますので、足し算すれば、もっと多くなります。 ソフトウェア開発における外部委託では、上流工程は自社で行い、下流工程のプログラミングやテスト、運用・保守工程の作業を外部に委託することが多くなっています。まさに下請けです。 これと

          果てしなき外部委託の果てに(ソフトウェア分析)

          DXって大企業のものなの?(製造業DX)

          会社規模によってDXは違うのか? 会社の規模によって、DX推進は異なるのでしょうか。もっと言えば、中小企業はDXをしなくてはいけないのでしょうか。DXは大企業がやればいいのでしょうか。今回はDXと会社規模の関係を見ていくことにします。 DX以外の多くの施策でもこの問題は存在します。例えば、採用施策や人事評価、営業施策、社内事務、労務管理、サプライチェーン管理(SCM)、企業資源管理(ERP)などの情報部門なものから、製造実行システム(MES)、製造オペレーション管理(M

          DXって大企業のものなの?(製造業DX)

          工期と工数は3乗根(ソフトウェア分析)

          工期と工数の間には関係があるのか? 工数の原価として1億円の仕事があるとき、工期はどのようになるのでしょうか。顧客がなるべく早く作ってほしいと工期の短縮を求められたとき、どのように対応できるでしょうか。どこまで対応できるでしょうか。人を多く費やせば、工期は自在に変動できるのでしょうか。最後の質問の答えはもちろん、できないというものになるのでしょうが。 工期と工数の関係は各々が独自に変動できるような無関係ではなく、ある関係が存在するのではないでしょうか。というのが今回の話

          工期と工数は3乗根(ソフトウェア分析)

          NOTE日記 (24日目 5/14) DXとソフト

          24日目の記録 2024年4月21日にNOTEの記事を書き始めて24日目になります。この間に多くの記事や画像、動画を上梓しました。まずは24日目までの記録を記憶のために書き留めることにします。 (2024/4/21-5/14) ・記事数 59編(内訳:テキスト30編 画像26編 動画3編)この日記を除く ・ビュー 2206 スキ 72 コメント 2 フォロワー 11 (2024/5/14 20:00現在) 私の記事を読んでいただいた方、スキをしてくれた方、コメントをして

          NOTE日記 (24日目 5/14) DXとソフト