ひろと

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正…

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科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

最近の記事

IT技術の進歩は何をもたらすか 2024年5月28日

PCの出現から、携帯電話、スマホ、SNS、高速インターネット、AI。これからも新しい技術とそれに呼応した機能と装置が世の中に現れ続けるだろう。 それによって私たちはどう変わっていくのだろう。 これまでの流れを見れば、その方向は明らかなように私には思える。 より便利になり、よりお手軽に快が充足され、ストレスになる人間関係は都合よく刈りこまれ、見たいものだけを見るようになり、不快を回避し、ナルシスティックな自己が肥大する。 そして私たちは、より自分の世界に浸り、より自分を見

    • 童謡「黄金虫は金持ちだ」野口雨情作詞 中山晋平作曲 2024年5月28日

      時折口ずさんでしまうのだが、歌詞の内容にそぐわず、短調の曲調が気になっていた。 https://www.ujokinenkan.jp/ujo_noguchi/song13.html 調べてみると、野口の出身地、北茨城ではゴキブリのことをコガネムシと呼ぶ習慣があるようで、これはゴキブリのことを歌った詩である、との解釈を見つけた。温かい部屋で食べ残しのある金持ちの家にゴキブリが寄ってきている、との解釈である。おどろおどろしい曲調ともマッチしているように感じる。 歌として発表

      • イランとイスラエル 2024年5月28日

        核保有国イスラエル(公表していないが、核保有をだれも疑っていない)と核非保有国イランの緊張が高まっている。と言うかイランが相変わらずやられ放題である。2010年から2012年にかけて核開発の5人の科学者たちが、2020年には核開発の責任者だった科学者が暗殺された。またイランの英雄だった革命防衛隊司令官が、イスラエルと親密なトランプ大統領のアメリカによって2020年にイラクで暗殺、同じく革命防衛隊のシリアでの顧問が2023年にシリアでイスラエルによって暗殺された。今年2024年

        • 映画評 レビュー「エレニの旅」テオ・アンゲロプロス監督 2004年公開 2024年5月27日

          この映画が私の観る同監督の年代的に最後の作品になる。1970年公開の「再現」から始まってここまで来てしまった。2004年の監督はどこまで辿り着いたのだろうか。 この監督には2008年公開「エレニの帰郷」という作品があるが今のところ見る予定はない。 テオ・アンゲロプロス監督は2012年、映画撮影期間、道路横断中に単車ではねられ、病院で亡くなった。享年76歳。 この映画は現代ギリシャ3部作の第一部として撮影された。 凡そのあらすじ https://zilge.blogs

        IT技術の進歩は何をもたらすか 2024年5月28日

        • 童謡「黄金虫は金持ちだ」野口雨情作詞 中山晋平作曲 2024年5月28日

        • イランとイスラエル 2024年5月28日

        • 映画評 レビュー「エレニの旅」テオ・アンゲロプロス監督 2004年公開 2024年5月27日

          楽しむための子供のスポーツ と 勝つための子供のスポーツ 2024年5月13日

          スポーツには勝敗がある。勝敗があるから勝とうとする。そこに熱中できる動機がある。しかし自己肯定感の低い人は勝ちにこだわる。こだわるからムキになる。ムキになるから自分もつまらないし、周囲もつまらない。つまらないけど、上手だからスポーツを続ける少数者と、つまらないからスポーツから遠ざかる多数者を作る。 スポーツは楽しい一面がある。具体的には、 • 体を動かすことの楽しさ。それは空間認知能力を発達させる。 • 出来ないことが出来るようになることの楽しさ。それは挑戦してみよう、とい

          楽しむための子供のスポーツ と 勝つための子供のスポーツ 2024年5月13日

          映画評 レビュー 「永遠と一日」テオ・アンゲロプロス監督1998年公開 2024年5月12日

          永遠と一日という言葉を聞いて普通イメージするのは、瞬間の連続が一日も作るし、永遠も作る。つまり同じもので出来ている、というイメージではないだろうか。この映画は直接にはこの主題を表現していない。 映画を観る必要を感じさせないほどの詳しいあらすじ https://zilge.blogspot.com/2008/11/blog-post_02.html?m=1 詩人として功成り名を遂げた老人と、アルバニアからの密入国の少年の交流の話である。 老人は自分なりに言葉の問題に向き合

          映画評 レビュー 「永遠と一日」テオ・アンゲロプロス監督1998年公開 2024年5月12日

          映画評 レビュー「ユリシーズの瞳」テオ・アンゲロプロス監督1995年公開 2024年5月12日

          公開時、映画館で観たが、全く意味が分からなかった。表題の「瞳」は英語では「gaze」なので「まなざし」で、指示しているのは瞳自体ではなく、瞳が見たものだ。ギリシャ語でも同じである。 ユリシーズとはオデッセウスの別名で、トロイ戦争を勝利に導いたのち、ポセイドンに航海の邪魔されて帰国できずに放浪、息子のニコマコスが乱れた自国を憂いて父探しに出かけ、合流、帰国し妻に言い寄る男たちを殺すギリシャ叙事詩の主人公である。 主人公のハーベイ・カイテルはミスキャストだと思う。映画の前半は

          映画評 レビュー「ユリシーズの瞳」テオ・アンゲロプロス監督1995年公開 2024年5月12日

          映画評 レビュー 雑感「霧の中の風景」テオ・アンゲロプロス監督1988年公開 2024年5月11日

          沈黙の3部作の3番目の作品である。 11歳の姉と5歳の弟が、実はそこにはいない父をドイツに訪ねるロードムービーである。 映画を観る必要がない、と思わせるほど詳しいあらすじ https://zilge.blogspot.com/2008/11/88.html?m=1 簡単なあらすじ、と言っても結構詳しい https://ameblo.jp/gat0m0/entry-12387196112.html お金もパスポートも持っていない姉弟が父が住むと信じたドイツにギリシャ

          映画評 レビュー 雑感「霧の中の風景」テオ・アンゲロプロス監督1988年公開 2024年5月11日

          サッカー上達法 その1 2024年5月10日

          スポーツとは相手の動きの裏をかくことである。つまりスポーツの上手な人とは、相手の動きを予測することが上手な人のことだ。 1 意識的に予測して、その当否を確認し、次回にフィードバックする。 サッカーで言えば、パスを通すときも、ドリブルで抜くときも、予測し、結果を確認し、次回にフィードバックする。原則は同じである。 以下はサッカーについて 2 どこでボールを貰い、どれだけボールを維持して、どこでボールを手放すか。サッカーの実際はこれに尽きる。 1)ボールの貰い方 敵よ

          サッカー上達法 その1 2024年5月10日

          エッセイ おすそ分けと冷凍冷蔵庫 2024年5月8日

          ホモサピエンスの歴史の中で、大きな転換点として穀類の貯蔵がある。小麦やコメ、アワ、ヒエのことである。カラハリ砂漠で生活をしていたブッシュマンを見ても分かるように、食糧を貯蔵できなければ、その場で食べるしかない。大きな動物を捕獲したとき消費しきれない肉は皆に配るしかない。というより、食糧は皆(バンド、小さな共同体)で共有することが前提であった。そして彼らは食糧が尽きるまで働かない。今ここに食糧があるのに、さらに食料を確保する理由がないからだ。 ところが貯蔵できる植物の発見と、

          エッセイ おすそ分けと冷凍冷蔵庫 2024年5月8日

          障害戦略 自分の能力が一般より劣っていることを受け入れると生きるのが楽になる 2024年5月8日

          精神医学の最近の傾向を見ていると、精神障害(精神疾患)や発達障害の範囲をなるだけ広義に解釈しよう、という流れがあるように思う。 その根底には、生きづらく感じている、より多くの人を対象にしたい、という意図があると思う。 また疾患と障害の境があいまいになってきているようにも思う。同じ対象として扱おう、としているように感じる。その根底には、良い薬がが出てきて、どちらの症状にも薬が有効であることが分かってきたからではないか、と思う。元来、障害とは、症状が固定した状態に対して使われる

          障害戦略 自分の能力が一般より劣っていることを受け入れると生きるのが楽になる 2024年5月8日

          生きづらさから生じるもの 2024年5月8日

          まず始まりに集団生活があった。ヒトは集団にならなければ、捕食者から身を守れなかったからである。 たとえ小さくても集団生活は軋轢を生む。全く自由には振る舞えないのだから当たり前である。つまりそこに、生きづらく感じる必然性がある。 ではその生きづらさを思考できるようになったヒトはどうやって乗り越えるか、または解消するか。 1その原因を自分に帰着させれば、コンプレックス化する。 2外部に帰属させれば、外部を変えることによって生きづらさを解決しようとする。自身の変化は訪れない。

          生きづらさから生じるもの 2024年5月8日

          エッセイ 有料の書籍と無料のネット情報 2024年5月8日

          以下は自然科学、社会科学について当てはまる。人文科学、特に文学には当てはまらない。 最近はネットの無料サイトでもかなり詳しい情報が手に入るようになった。かなり、というか、入門者には十分な情報量だろう。 生成AI、例えばチャットGPTが公開されてからは、頻繁に誤回答を繰り返しはするが、ますますネットで容易に情報を入手しやすくなった。 では書籍の役割は終わったのか。 書籍の良いところは体系的に書かれていることだ。私の興味のある箇所は、書籍の中の一部分なのだけれど、全体の中で

          エッセイ 有料の書籍と無料のネット情報 2024年5月8日

          エッセイ 非典型たちが人生を豊かにしてくれた 2024年5月7日

          最近数年ぶりにエレキギターのゲイリー ムーアGary Mooreを聴いている。彼の曲をほとんど知らないが、「The Loner」「Parisienne Walkway」は素晴らしい。主旋律を変奏して崩して弾いていくのも心に負荷をかけて切ない気持にさせる。 https://youtu.be/-G-PtmcPyK0?si=oBQJq0VOQzgnfo3k https://youtu.be/e356RkTWUUM?si=9C6myi7t619JNAFg https://you

          エッセイ 非典型たちが人生を豊かにしてくれた 2024年5月7日

          エッセイ アメリカ警察のボディカメラ映像 雑感 2024年5月7日

          最も普及している動画サイトのユーチューブでさえ警察と容疑者のリアルな銃撃戦がアップされている。他のサイトならもっとリアルだろう。 当たり前だけれど、その迫力は映画顔負けである。 アメリカでは、警官のボディカメラ装着は、義務化されている州から自治体の判断に任されている州まで幅がある。例えばカリフォルニア州は義務化されている州なので、出動後、すべての行動が記録されているだろう。そのなかに容疑者との銃撃戦がある。 ボディカメラは胸の前に装着する。なので警官が構えた銃の動きや、息

          エッセイ アメリカ警察のボディカメラ映像 雑感 2024年5月7日

          エッセイ カレーライスとお茶漬け 2024年5月4日

          中学生の時か、高校生の時だったか、夕食にカレーを食べていた。もちろん既製のルーを使った日本カレーである。平皿にご飯を盛って、上からカレーをかける。当時子供のいる家庭ではどこでも作られていた、忙しい母親のための手抜き料理である。私の母親は忙しくなかったが。 あの時はラッキョがのっていたかもしれない。で、ぼんやりとカレーを食べていたのである。カレーとご飯を混ぜると柔らかくなって食べやすいなぁ、と思いながら。 そして突如ひらめいたのだ。そして大声で叫んでしまったのである。 カレー

          エッセイ カレーライスとお茶漬け 2024年5月4日