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対話を諦めたくない

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「上手く生きていく」ためのスキル

インターネットで「上手く生きていくためのスキル」と検索すると、 ①会社に頼らず生きていく9つのスキル ②「心・感情・行動のスキルアップ」トレーニング ③「ソフトスキル」が重要 ④社会で生きるのに重要なスキル15選 ⑤必要な行動10選      ・・・・などなどたくさんの情報がありました。 どんなスキルを身につけた人が多くなると、世の中に対話が溢れるのだろうといつも考えているのです。鶏が先か卵が先か・・・なにがいちばん必要でしょうか? いまのところの私の結論としては

弱さを見せ合えるつながり

今日はあるかたのお誘いで、ある病気を抱える方々の勉強会に参加させていただきました。私は看護師をしているので、その病気を抱えている患者さんとも接しますし、その病気を抱えている患者さんのご家族とも接する機会があります。でもこれまで、特定の患者さんが集った対話の場に参加したことがありませんでした。 その場では、その病気の現実と未来についてが語られていました。ホストの方がその病気の研究発表論文の1つをわかりやすくみんなに話してくださいました。そのあと、質疑応答や「問い」について全体

オンラインフューチャーセッション

本日は、enPiT-everiのオンラインフューチャーセッションに参加しました。 enPiTは、九州・中国地域の社会人を対象に、人工知能やロボット技術などの新しい技術を身に付ける実践的な教育プログラムを提供しています。北九州市立大学・九州工業大学・熊本大学・宮崎大学・広島市立大学の5大学・4地域にて受講が可能です。各産業(製造業、自動車産業、介護業、農林畜産業、観光業)に特化した教育テーマを設定し、IoT、AI、ロボットなどの企業への 導入を推進できる人材を育成します。コー

オンライン対話会チェックポイント③

対話会に参加した後、そのイベントの満足度を図るチェックポイントもありそうです。どんな内容だったら満足度が高いのでしょう?このことについて考えてみます。 ①場の雰囲気はどうだったか? ②知りたい情報が入手できたか? ③参加者とのつながりが生まれたか? ④対話する時間は何分くらい設定されていたか ⑤ホスト(ファシリテーター)の技量など ①場の雰囲気はどうだったか? 主催者・参加者ともにお互いが助け合っている雰囲気の対話会によく参加しています。オンライン上なので、通信速度や電

オンライン対話会チェックポイント②

友達以外の不特定多数が参加するオンライン対話会に参加するためには、いくつかのチェックポイントがあります。前回の続きです。 ①主催者はだれか?どんなことをしている人か? ②日時・・参加できる日程かどうか ③テーマはなにか・・決まったテーマがあるか?交流会か? ④参加者の顔ぶれについて・・ほかにどんな人が参加するのか? ⑤有料か、無料か ①主催者はだれか?どんなことをしている人か? 対話会があることを発見したら、その主催者がどんな活動をしているのか、どんな人となりなのか、ど

オンライン対話会チェックポイント①

友達以外の不特定多数が参加するオンライン対話会に参加するためには、いくつかのチェックポイントがあります。今日はその項目だけ考えてみます。 ①主催者はだれか?どんなことをしている人か? ②日時・・参加できる日程かどうか ③テーマはなにか・・決まったテーマがあるか?交流会か? ④参加者の顔ぶれについて・・ほかにどんな人が参加するのか? ⑤有料か、無料か 対話会に参加した後、そのイベントの満足度を図るチェックポイントもありそうです。どんな内容だったら満足度が高いのでしょう?この

P2Pを結び合うネットワーク社会

『参加型社会宣言』のなかで、橘川幸夫さんが 組織を強く大きくすることが近代の方法論だとしたら、次の情報化社会は、一人ひとりの個人が自己権力を持ち、他の個人と1対1の関係を結び合うネットワーク社会になる と書かれています。 P2P=Peer to Peer  1対1の関係 2019年から私の中で活発になったオンラインでの学びのなかで、「同じものを見ていてもどのように感じているのか、解釈しているのかはまったく違うのだ」ということを具合的に認識できるようになってきました。

『読書会』が苦手でした

橘川幸夫さんの思想に共鳴した田原真人さんが、『参加型社会宣言』の読書会やろう!!と言ってメンバーを募ったら、150名以上の方があっという間に参加表明をしていました。 この本のタイトルと、田原さんが器を創ったことと、橘川さんの興味深々だったこともあり、参加表明していましたが私はこれまで『読書会』が苦手だったので随分迷ってもいました。 とりあえず、7月22日(水)21:00~のキックオフだけは参加してみようと思ったのですが、そのキックオフ体験がとってもよかったんです!! ①

『参加型社会宣言』読書会キックオフ!

「橘川幸夫さんの『参加型社会宣言』の読書会をする」という目的で、Facebookグループが出来ました。SLF自己組織化ラーニングファシリテーターの田原真人さんの呼びかけで集まったメンバーは現在156名です。 田原さんが橘川さんと対話を重ねていることはお聞きしていましたが、橘川さんの作品に触れたことがなく、田原さんからの情報だけで面白い方のようだなぁ・・と感じていただけでした。 今回の読書会にあたって、Amazonで書籍を注文しました。長崎の自宅に届いたのは昨夜だったため、

自己組織化ってなぁに?

👇目次 1.自己組織化ラーニングファシリテーター 2.周囲を見渡せばたくさんの器ができている 3.きっと誰一人取り残さない社会になっていくはず! 1.自己組織化ラーニングファシリテーター  2019年7月ごろ「自己組織化」という言葉を初めて聞きました。聞いたことはあったのかもしれないけれど、初めて聞いたような気がします。それは、与贈工房(現トオラス)の「オンライン講座のひらき方」という講座を受講したあとのことでした。「認定自己組織化ラーニングファシリテーター養成講座」が始

「教育」をテーマにしたオンラインフェスティバルをやりたくなった話

今日はSLF自己組織化ラーニングファシリテーター卒業生のコミュニティ内に立ち上がった「教育分科会」のキックオフでした。自己組織化・・以下SLFと略します。SLFは旧与贈工房⇒現トオラスの田原真人さんが提唱しているおおもとの(中心となる)考え方を、そこに集ったメンバーが「ああでもないこうでもない」「そこはわかりにくい」「これは何か?」と田原さんに問いを投げながら日々進化している講座なのです。 私は0期生として仲間に入り、「SLFっていいものだと思ってたけどわかんない!」とか「

対話はどこから始まるのでしょう?

所属しているオンラインのコミュニティのなかで、「いばらき原発県民投票」条例を制定してほしいという願いが否決されたことについての対話会がありました。 東海第二原発再稼働に反対するのではなく、「県民にも対話する機会を与えてください」という署名活動だったと聞いています。実際の活動自体の振り返りは今後おこなっていくのでしょうが、長崎在住でこの問題とは直接関係なかった私にもちょっと衝撃的なニュースでした。 県民の方々の意見としては、「再稼働反対」「再稼働賛成」「どっちかわからない」

「ボン・ヴォヤージュ(bon voyage)」「よき航海をゆけ」

2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」第六檄「よき航海をゆけ」の中で、瀧本哲史さんが紹介してくださった 「ボン・ヴォヤージュ(bon voyage)」 僕はこの挨拶がけっこう好きなんですね。  これはフランス語で「よき航海をゆけ」という意味で、見送りの際なんかに交わされるんですけど、もともとは船長同士の挨拶になります。  自分の船を持っている船長っていうのは、リスクを自ら取っている人で、意思決定

小さい小さい確かなつながり・・

2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」第五檄「人生は『3勝97敗』のゲームだ」の中で、 今は、「どうすれば日本に『小さなリーダー』たちが育っていくのか?」を考えていくべきです。  今の日本って、地縁とか血縁、会社の社縁とかでつながった古いタイプの組織が徐々に瓦解して、新しい組織やつながり、新たなルールを自分たちの手でつくっていく社会に変化していく、ちょうど入り口の段階にあるのだと思っています。