人間関係のピント合わせ
その昔、職場の上司と反りが合わなかったことがある。こちらの思い違いか、いや誰が見ても上司が悪いか、今となってはどちらでもいい。腹立たしい思いもしたし、悲しくてやりきれなくて体調を崩したこともあった。
しかし、数年後その上司が退職すると聞いて初めて長く話をしたことがある。その話の内容は上司の未来の話だったのだが、実に建設的で、今までの仕事にも誇りを持っていた。話をしながら私は「なぜあれほど嫌っていたのだろう」と自問自答を繰り返していた。しばらく考えた結果出た結論は、距離が離れ