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6月3日

大学を三週間で辞めてから、なんなら高校受験を諦めてからずっと布団の中で燻っていたうたちゃが、お薬まじぇまじぇ〜〜とか言って何度も救急車で運ばれたり眠剤で迷子になって警察がお迎えに来たりしてたうたちゃが、本当に金欠の時だけ出勤する当欠モンスターのうたちゃが、実は今日、学校の説明会に行ってきたんだよね。

夜間の専門だけどね。

中学生までは、あいつらとは違う、あいつらとは違う、と何十回も言い聞かせて部屋にこもって狂ったように受験勉強していて、色んな大人に褒められて、たまに外泊した時にほとんど5の通知表を見せるとママとかパパがこれで安泰だねって顔して褒めてくれるのが素直に嬉しかった。傲慢だけど、私はこのままいい高校いい大学でそれなりのところに就職して、それなりの人と結婚するんだろうなって思ってた。でも結局そんなちゃちな自信なんて他人からの悪意とか比較で簡単に崩れ去ってしまう脆いもので、最後の最後にもう全部ダメだって動けなくなっちゃって、願書だけ書けば通るような通信制の高校に行って、気づいた時は文字が全く読めなくなっていて、模試ではみたことのない偏差値を叩き出して、それでも大学に行かないなんて選択肢はなかったから、出された一番上のパンフレットに載ってた大学だけに適当に願書を出して、受かったけど一週間も経たずに学校の最上階で飛び降り未遂して、警察と後見人呼ばれて、授業中もずっとODして、そのまま三週間で辞めて、どんどんどんどん自分が腐敗していく感覚があって、中途半端な学歴コンプと生きづらさみたいなのばかり抱えて生きてて、でも自分はもっとできるはずって過去の栄光に縋ってレベルの高い大学の資料取り寄せて見ちゃったりして、英文を見ては吐いて、大好きだった日本語の文章すら読むのが億劫で、薬で時間を溶かして、大学辞めてからはずっとそんな感じでした。

専門は逃げだって、全くそんなことはないのだけど、なんとなく専門はねえみたいな、刷り込み、固定観念みたいなのにずっと縛られていて、それでも仕事をしてるうちにいろんな縁があったり、手伝ったりアドバイスしたことを褒められたり、して、少し思ってたのとは逸れた道になるかもしれないけど、こういう道も楽しいのかも、もっと勉強したいかもって思えたのってすごい大きいことで、受験するかもわからないんだけど、ちょっとだけそう思えたってこと、実行に移せたことが、少しだけ今日は特別な気がします。

受けるかも受かるかもわからないし、その道に進むかもわからないけど、ちょっと前進したし、せっかくならうまくいくといいな、という祈りでした。いつかこんな日もあったなって笑えるといいね。

珍しくポジティブな内容でした。おしまい。
こっからがんばるぞう~~~人生🍎💓

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