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#13  ブラック勤めのオンナの逆襲 〜 目には目を 拒否には事実を 〜

パワハラ・モラハラ・モリモリブラックに勤めるオンナと、その社長爺やとの攻防戦のエッセイ。

男性は年齢問わず、女子が好きだと思う。もう、本能だよね(笑)

おばちゃんじゃダメなの、女子なの。

キャッキャウフフしてる若い女性。そんな女性から

「うわー、すごい人なんですね」とか、

「お金持ちは違いますね」とか、

リップサービスの言葉をもらえば、気分は上がり、ご機嫌急上昇の爺や。

そんな彼女たちの仕事中も、爺やは周りをウロウロ、おしゃべりペチャクチャ。だけど、女性たちは嫌がる。本心は

(あー、しつこいなぁ)
(仕事できない、でも怖くて言えない)

である。顔に出てまっせマドマーゼル達よ!

そんな時、音野はディフェンスにまわる。

「あ、◯さん、それどこまで終わってます?」
「◯さんそれ終わったら、次はコレお願いします」

爺やの様子を見つつ、なんとか引き剥がしを試みる。

「のど乾きません?お茶飲みますか?」
「転ぶと危ないから、こちらに座ってください」

爺やは、病気の後遺症で身体に麻痺があるため、つかまりながら歩く。フラフラしてるからイスをすすめる。

お茶をエサに、なんとか女性たちから距離を置く。

でも、あまりにも会話の邪魔をするとハッキリきっぱり拒否される。

「お前に話してない、うるせー!」

でも、ここでめげてはいけないのである。だってディフェンスだもの。仕事、進まないんだもの。

「コレ◯時までに終わらせないといけないんですよね〜」

でも通じない。わかっていても我を通す爺や。

「それがどうした?だから何なんだ」

そうくるか……。ならば目には目を、歯には歯を。拒否には事実を!

「すみません、あと◯時間で終わらせないと、みなさん帰れなくなるので、集中させてあげてください」

爺やには、遠回しの一言は通じないのである。そのままズバリ言わないといけない。そうしないと、この策士にあげ足を取られる。長年の経験から学んだ。

まぁ、要は屁理屈爺さんなんですよ。ああ言えばこう言う。

「なんだとぉ〜、オレがジャマみたいじゃねーか」

すかさず切り返す。
モゴモゴしてはいけない。

「はい、集中できません。手も止まりますね」

目には目を、歯には歯を、拒否には事実を。

ブツブツ言いながら2階へ上がる爺や。でも、わたしは知っている。その後、ちょっと淋しそうにしていることを。

そんなときのフォローは、アイドル犬ミーナの出番です。

そして、私や先輩はお菓子や果物を差し上げて、ウンウン聞き役にまわります。

お膝の上にミーナをのせて、
お口の中はごま団子。

今日もこれでご機嫌は回復です。

我が社のアイドル犬ミーナの犬パンチ ↓ ↓


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