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新年早々、激痛だった。この痛みはどっちの痛み止めだ!? と考えて間違えた。痛いとき正しい判断をする力を身につけろ。
激痛に耐えるあいだ精神状態を観察しているのだが、今回は上手く耐えれた気がする。これまでは痛みから遠ざかろうとしていた。今日こそは逃げてみせる! と思うのだが、逃げられるわけないので心身とも打ちのめされていた。今回は痛みと向き合い続けた。実際に言葉を掛けるわけじゃないが、言葉にするなら……よしよし治るよーあと少しよーじゃなくて、ほらほら痛いだろーが、もっと痛い、ずっと痛い、馬鹿ほど痛いぞ、ちゃんと味わってんのか痛いだろーが! という感じ。すると普段よりも足掻いたり呻いたりせず耐えれた気がする。人間、やはり覚悟するとブレないのか。ところで、こういうときアドレナリンは出てくれないの?
世界であれ自分であれ、しんどいこともあるが、気楽に生きたい。怠けるんじゃなくて、しなやかに。わたしみたいなのは真剣に硬くなって挑んでも、空振ってこけるだけなので、もっとしなやかに強くなりたい。

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