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疲れているのか、視床下部の奇行か、ひどい気分だ。

ちょっとの金を動かすため生まれてきたんだな、と呆れる。幸せな人生とか目指して悩んで楽しんで、就活婚活生活終活、金を動かしたい奴らの思惑どおりに金を動かしてるだけじゃないか。いや、いい。それでいい。幸せならいいじゃないか。自分が撃たれなけりゃ、他所で何万人が撃たれようがいいじゃないか。大袈裟に言ってわざわざ軽蔑して、平凡に社会を信じらんなくなった自分をこそ軽蔑してるんじゃないか。みんなとマック寄って仕事やら恋やらポテトにシェイクで語らいたかったんじゃないか。

周囲の人はおおよそ何活に準ずる話をしている。とりあえず相槌は打つのだが、わたしの内のわたしたちはみな真剣にババ抜きしている。わたしもババ抜きしたい、じゃない、こういった事を蔑んで詩を書くのは良くないと思うのだ。軽視を眼差すのはいいが、軽視でもって物事を眼差すのは良くないと思うのだ。

人間の小さな営み。大きな営み。どちらも素晴らしくて愚かだ。ゲロ臭い雑巾で煌びやかな織物だ。矛盾こそ愛おしい。楽しめよ、わたし。

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