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革命を始めた兄弟たち


2015年以降、井筒のマインドシェアを急激に独占してきたのは、 須藤岳晟大谷真史という二人の後輩です。少なくとも、大卒初任給分くらいの僕のマネーは、彼らの胃袋に飲み込まれています。

今日はマーシーこと、大谷真史のブログを紹介するためのブログです。

マーシーとの出会いは、数年前、大学4年生のリーダーに向けた Criacao セミナーでした。彼は既に卒業を控えていましたが、ひとつ下の学生たちに紛れて参加してくれていて、講師の僕にガンガン質問をぶつけ、最後のシメの言葉まで担当してくれました(内心、熱量スゴいけどお前もう卒業じゃんと思っていました)。

すっかり意気投合してしまって 、彼がモンテネグロでプロサッカー選手をしている間も、ずっとLINEのやり取りをしていました。オフシーズンで帰国し、再会したときは、まだ会うのも二回目なのに、人目をはばからず熱く抱き合ったのをよく覚えています。

モンテネグロを去り、日本、そして Criacao に来るまでの詳細な経緯は、彼のブログに譲ることにします。

僕が言いたいのは「マーシーと本気のフットボールができることが嬉しい」ただそれだけ、That's all の Just do it。

彼の魅力を文字に起こすのは 本当に難しいのですが、感情をまっすぐ表現する、思ったことは伝える、自分に矢印を向ける、迷ったり葛藤したりする強さがある、人の気持ちに寄り添える、エトセトラ。

ひとことで言うならば、これは弊社CEOの言葉で「マーシーは、最高に気持ち良い男」という形容がしっくりきます。文章では分からなかった人も、会えば分かります、紹介します。

彼とフットボールをしていることが、未だに信じられない瞬間があります。思えばこれまでは、高校も大学もプロも、知らない人とフットボールをして、仲間になっていく繰り返しでした。

しかし 今回は「あ、これは人生単位でかかわり続けたい仲間だ」という出会いが先にあって、そこから細い運命の糸を手繰り寄せるようにして、同じピッチに、同じユニフォームを着て立つことになった。想像すらしていなかったわけですが、この体験は、心の琴線に触れるどころか、ジャンジャカ鳴らしまくってくる類のやつです。

勝つためのチームをつくる上で「フットボールの能力」のみをモノサシにすることに、一定の妥当性があることは認めつつ、僕が日頃から推しているのは、その尺度では捉えきれない、目に見えない力学の話です。

例えば、彼がボールを奪われたとき、僕は何メートルだって走れます。彼が必要としてくれるのであれば、僕は何十時間だって相談にのります。彼にパスを出す瞬間、僕はこれまでのフットボールの何百倍もワクワクしています。

マーシーには、ストーリーがあります。ストーリーは僕たちに力をくれます。

ひとつ 後悔しているのは、彼が一番 大変だったときに、なんだかんだと理由をつけて広島、あるいは山口に行かなかったことです。

今はすぐ近くにいて、幸せなことに一緒にフットボールをしているけれど、この奇跡はたくさんの奇跡、というかたくさんの彼の努力によってここにあるわけです。

だから、一瞬一瞬を噛み締めながら、マーシーとのフットボールを余すことなく楽しむ、僕はそう決めています。

それが、革命を始めた兄弟たちへの、僕なりの最大限のアンサーです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。