Jessie Somerled -ジェシー-

小説家|精神的虐待サバイバー|内在性解離|人権と社会学を勉強中|受賞歴:第17回星の砂…

Jessie Somerled -ジェシー-

小説家|精神的虐待サバイバー|内在性解離|人権と社会学を勉強中|受賞歴:第17回星の砂賞審査員奨励賞|執筆:note、ステキブンゲイ

マガジン

  • エッセイ

    ふと思ったこと、感じたことをまとめています。

  • Jessie's Bookshelf

    Jessieの心の蔵書たち。読書は心のごはんです。

  • 映画・アニメ・音楽を考察する

    人の心に残る作品には、人生に通じるメッセージが織り込まれている気がする。 私たちが感じたことを書き残し、誰か、何かへの示唆になったら。 映画・アニメ・ゲームを自分目線で考察するマガジンです。

  • シリウス、6次元ときどきスコットランド

    Jessie Somerledによるスピリチュアル談義。過去世、未来、アセンション、高次元その他もろもろ。スピリチュアルとは目に見えない世界の不思議である以前に、物理的現実を生き抜く上での生き方のひとつだというスタンスでいます。

  • Jessie -ジェシー-の文章論

    Jessie -ジェシー- が考える文章論・考察・小説の書き方等をまとめたマガジン。創作のヒントやモチベーション維持、インスピレーションの元に。

最近の記事

  • 固定された記事

ロックバンドがアルバムを作るように、僕たちは小説を書く。

QUEENが好きだ。 QUEENと聞いてピンとこない方も、足踏みと拍手が特徴の "We Will Rock You" や、勝利のテーマともいえる "We Are The Champion" を作ったアーティストだと言えば「ああ!」と思ってくださるだろうか。 あるいは、特徴的なヒゲと黄色いジャケットのフレディ・マーキュリーのバンドだよ、とか。 彼らが表現するあまりに幅の広い世界観、豊かで作り込まれた音、その在り方すべてが僕たちの創作意欲を掻き立て、心のエンジンに火をつけ

    • 形あるものは確かにいつか壊れるけれど、ではあらゆるモノは消耗品と捉えて暮らすかというとそれはちょっとスケールが大き過ぎて虚しくなる。 人間は自分の理解する世界の範囲を伸び縮みさせながら生きている。

      • 出版業界の行く末が心配。でもそれは作家の仕事だろうか

        出版不況と言われて久しい。私は先行きが心配だ。 本が売れなくなると困る。めちゃくちゃ困る。 私は本屋さんに自分の本が並ぶ作家になりたいし、直木賞が欲しいし、この人生のどこかでノーベル文学賞をもらいたいから。 そもそもは給料が上がるとか、減税されるとかして個人が自由に使えるお金が増えるのが根本的解決なのだろうけれど、それより手前で「何かできないか」と暗闇を手探りで進んで色々な試みがなされているのが現状……と認識している。 SNSの普及なども手伝って、作家が作品を通さない形

        • 【書評】ディストピア小説の書き手、ディストピア論に触れる

          出発点:ディストピアとはなんなのか今年4月。僕はディストピア小説『牲愛』を公開した。 https://t.co/ooW3lKSxIc そもそも「ディストピア小説」というジャンルを知ったのはTwitterのおかげで、「ディストピアものならこれが面白い」というのをまとめてくれている人のツイートを見つけたのが始まりだった。 あれも、これもディストピア。 あるいは時代が進むほど、現代こそがディストピア。 「ディストピアもの」と呼ぶに相応しいジャンルを築いているということは、特

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        ロックバンドがアルバムを作るように、僕たちは小説を書く。

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        記事

          僕が生まれた時、親は今年の僕と同い年。

          19歳になった頃、はたち、もとい20代になるのが怖かった。 子どもの味方で居続けたかった。大人は子どもの敵だと認識していた。僕が年をとって「子ども」から遠のいてしまうということは、僕自身が僕の敵だったはずの存在に成り果てていくことに思われた。 抗いようもなく1年ごとに人間は歳をとる。そろそろ「20代」の枠に収まることにも慣れてきた。 20代というレッテルは、周りに僕をある程度の尊重を持って扱わせる。存在を認識され、ひとりの人間として話を聞いてくれ、話を理解する能力があると

          僕が生まれた時、親は今年の僕と同い年。

          おうちミッフィーカフェ。 飲み物セルフサービスの代わりにいつまでいてもいいし、寝そべってもすわってもあぐらかいてもOK。執筆も読書もネットサーフィンもできます。心がYummy。

          おうちミッフィーカフェ。 飲み物セルフサービスの代わりにいつまでいてもいいし、寝そべってもすわってもあぐらかいてもOK。執筆も読書もネットサーフィンもできます。心がYummy。

          レシピを保管しているA4ポケットファイルが、3冊目に突入♫ お菓子もおかずも、たくさん作ってきたんだなぁ。これからもいろんなレシピを集めていけるんだなぁ。なんてしみじみしたりしました(^^) 亜麻

          レシピを保管しているA4ポケットファイルが、3冊目に突入♫ お菓子もおかずも、たくさん作ってきたんだなぁ。これからもいろんなレシピを集めていけるんだなぁ。なんてしみじみしたりしました(^^) 亜麻

          【鬼滅考察】鬼を繋ぐ「血」、鬼殺隊を繋ぐ「縁」 多様性を肯定する物語

          ※考察という文章の特性上、下記内容にはネタバレを多く含みます。 未読の方、ネタバレNGな方はご注意ください 鬼たちは皆、最初の鬼たる鬼舞辻無惨の血を与えられて鬼となる。 いわば鬼舞辻は「親」で、その他の鬼たちは鬼舞辻と文字通りに血を分けた「家族」と言える。 一方の鬼殺隊では、リーダーである産屋敷が隊員を「子どもたち」と呼ぶ。 鬼殺隊の中には血縁者(代々柱を輩出する家系、兄弟姉妹等)も存在するが、そのほか多数の鬼殺隊員たちに血縁的繋がりの描写はない。 鬼と鬼殺隊が抱える

          【鬼滅考察】鬼を繋ぐ「血」、鬼殺隊を繋ぐ「縁」 多様性を肯定する物語

          男でも女でも年齢でもなく「僕」で在る

          「女なのに〇〇が好きなの? それってオナベじゃん」 記憶にあるかぎり初めてジェンダー的価値観の強いからかいの言葉をかけられたのは、僕が7歳の時だった。 僕にその言葉をかけてきたクラスメイトは、「オナベ」も「オカマ」も知らなかった僕が「どういう意味???」と困惑していると、意味まで説明した。 その時の強烈な違和感を覚えている。 「僕は、『間違って』いるのだろうか?」 「それって変じゃないかな」 一方で今以上に繊細で、語彙力がなくて、非難や批判を浴びることを極端に恐れて

          男でも女でも年齢でもなく「僕」で在る

          大批判されてる最新iPadのCMを観てきた

          Twitterをスクロールしていたら、新型iPadとApple社を批判するツイートがたくさん流れてくる。(僕はまだTwitter派だ) えっ、こないだMacbook proを買ってうきうきしているところなのに。 まさか大好きなApple社が批判されるようなことをするなんて。 ジョブズがいないとやっぱりあれなんだろうか……などと安直な懐古主義に陥りながらも、とりあえずどんな映像が批判を浴びているのか自分の目で確かめなければならないと思い、Youtubeを開いた。 タイムライ

          大批判されてる最新iPadのCMを観てきた

          さっき見た夢に素敵な形のティーカップが出てきた。 本屋さんに売っていて、本の表紙とデザインを合わせてあるの。セット売り。素敵な本当素敵なカップ。目が覚めるの惜しかったなぁ………

          さっき見た夢に素敵な形のティーカップが出てきた。 本屋さんに売っていて、本の表紙とデザインを合わせてあるの。セット売り。素敵な本当素敵なカップ。目が覚めるの惜しかったなぁ………

          2000個のスキをいただきました、たくさん読んでくれてありがとうございます! これからも読者さまに「読んで良かったな」と思ってもらえる文章を書いていきたいです。 亜香里

          2000個のスキをいただきました、たくさん読んでくれてありがとうございます! これからも読者さまに「読んで良かったな」と思ってもらえる文章を書いていきたいです。 亜香里

          人間の発明品の力が及ばない体験が押し寄せてきててすごいよ………僕のオタクとしての「語彙力が吹き飛んでて」っていう枕詞なんて生ぬるかったんだ でも無理矢理ことばをあてはめて説明しようとすると陳腐になってしまうから、心にしまっておくほかにないんだ、それでいいんだとりあえず。

          人間の発明品の力が及ばない体験が押し寄せてきててすごいよ………僕のオタクとしての「語彙力が吹き飛んでて」っていう枕詞なんて生ぬるかったんだ でも無理矢理ことばをあてはめて説明しようとすると陳腐になってしまうから、心にしまっておくほかにないんだ、それでいいんだとりあえず。

          言葉という発明品の限界を見る

          作家を生業にしておいて気づいてはいけないことかもしれない、あるいはいつかどこかで気づいてからが本番なのかもしれない。 言葉って有限で、圧倒的に狭い。 スピリチュアルな分野で、チャネリングした情報をまとめて1冊の本を出すまで書き留めるひとを尊敬する。 私はどうしても、それができないことに気づいてしまった。 いや、やっていると言えばやっている。 私にはアポロンとの会話をまとめたマガジンがあるし、観念的な情報もたくさん入ってくる。情報を受け取っていることを意識し理解はしてい

          言葉という発明品の限界を見る

          MacbookにしてQOLが上がった4個のこと

          Macbookを持つことに憧れてはや10数年。 その憧れを叶えてから、10日ほど経ちました。 まだMacbookユーザーになって1ヶ月も経ってはいませんが、10日程度でも目に見えて生活に変化が現れているので、この記事にそのあたりをまとめておきたいなと思いました。 QOL爆上がりポイント観る/観ない動画の取捨選択 僕はYouTubeをよく観たり、作業の時のお供にしたりしているのですが。 Macbookに替えてから、ダラダラと動画を見続けちゃうことがなくなりました。 「

          MacbookにしてQOLが上がった4個のこと

          資本主義に最後に排除されるのは人間そのもの

          「加速主義」という考え方があるのを最近学んだ。 Wikipediaによれば「加速主義」とは、 文字通り資本主義を「加速」させていくことに活路を見出すというか、現在地からの脱却を目指すというニュアンスとして僕は理解している。 これは単なる形而上学的な思考などではなく、すでにあらゆる面で速度がつき始めている動きではないだろうか。 企業の採用面接で排除されようとしている発達障害や精神疾患を持つ人。 クラウドファンディングで資金を集めなければならない国立科学博物館。 「稼げる

          資本主義に最後に排除されるのは人間そのもの