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大学入試の準備:8か月前のいまこそいちばんのピークに


はじめに

 現在高1、高2の方々におもに参考になるかもしれない。休み明けでこう言っては何だが、春休みと連休期間中がポイントだった。

主宰する学習サポートで、現役高3生の大学受験(おもに国公立2次試験)の準備を余裕をもちつつおこなえた。

この時期をピークにする理由のひとつはすごしやすい気候。それほど寒暑なくなにをやるにもふさわしい。くわえて時間的余裕。これは心理的に大きい。「ああ、あのときしっかり準備しておけばよかったな」と後悔しがちなのがまさに今このとき。どこかで聞いたフレーズだがその好機にちがいない。

きょうはそんな話。

あと8か月

 主宰する学習サポートでは受験対策はいまがピーク。ふだんより2.6倍の時間を費やし密度の濃い内容をすすめる。数学や化学は3年生の教科書内容をあとひと月で終える。あと数Ⅲは微積分の応用、化学の単元は芳香族化合物をのこすのみ。夏休みまでに志望大学の2次試験のレベルを安定して解けるのが目標。共通テストでそつなく加点して2次にメドをつける。

すでに理系の生徒については国語や地歴公民、情報については共通テストへの備えはほぼメドがついた。あとはアイドリングをつづけるのみ。むしろいまは数学・理科・英語の2次試験対策をふんだんに織り込む。

現役生は

 おおかたの高3生の準備とくらべておよそ4~5か月ほどのアドバンテージを確保しているはず。通信教材でいえば10月に配送される分をいまこなしている。共通テスト型+記述試験の合体判定で志望大学のボーダーをクリアするだけの力にしていく。2次試験のレベルの内容と習得に重点をおき、どんな模試でも安定した力を発揮できるようにする。

現役生はこの時期の授業の単元から受験レベルにただちにひきあげるといい。これはおすすめ。部活はインターハイやコンクール準備などで両立がいちばん試される時期。わたしの感覚では現役受験生の過半は部活引退後に挽回しよう、スパートをかけようとしているのでは。

毎日の数学授業で

 進学校の理系高3生はおそらく授業でほぼ毎日数学がある。課外授業も加えるとその予習も欠かせない。数ⅢCの入試ははっきりいって教科書の応用例題から節末(章末)問題が入試の基礎レベルに相当。教科書をすみずみまで徹底して習得すれば入試の標準的レベルに達することが可能。

それには毎日の予習復習は欠かせず、とくに部活などで時間に追われている方(来ている生徒の多くはそう)は授業の理解こそが入試に直結。実際に運動部に所属した生徒は上に記したペースで現役で難関国立大に合格を果たした。ことしも連休を活用してあさ8時から数学・英語・理科を2次試験レベルへとすすめている。

おわりに

 英語は共通テスト配点の大きくなったリスニング練習を広範なジャンルの英語をつうじて徹底して練習。共通テスト終了までつづける。ラジオ英会話と音読も欠かせない。さらに並行して読解力をたかめるための構文の理解と英作文の練習。これなくしては2次試験の英語をクリアできない。

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