並木順子

1996年にWEBマガジン「お花大好き」を創刊して以来、インターネット園芸大事典( h…

並木順子

1996年にWEBマガジン「お花大好き」を創刊して以来、インターネット園芸大事典( https://www.jiten8.com/flower/ )や著作権フリーのお花の写真、ガーデニングの裏技などでコンテンツを発信続けています。

マガジン

  • 花木栽培の裏技

    バラ以外の花木の栽培や剪定などの裏技を解説しています。

  • 冬越しの裏技

    園芸植物の冬越し方法について基礎から裏技までていねいに解説いたします

  • 夏越しの裏技

    園芸植物の夏越し方法について基礎から裏技までていねいに解説いたします

  • 球根栽培の裏技

    球根の植え付け方法や作落ちしないための管理法など球根栽培の裏技を解説しています。

  • 宿根草栽培の裏技

    宿根草栽培の基本から裏技まで丁寧に解説いたします

最近の記事

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10年ぶりに電子書籍を出版しました!

10年ぶりに電子書籍を出版しました! 下のバナーをクリックしてください。 Kindle Unlimited(読み放題プラン)で読むことができます。 今回は読者様からのご質問の多いバラ栽培について「バラの魔法:自宅の庭をプロの技で美しく彩る ―バラ好きのための31の裏技―」と題して書籍を出版することにいたしました。 「一年で大輪バラへのスピードアップ!」や「秋バラの花数を増やす方法」、「クリスマスにバラを咲かせる方法」など、目に鱗の31の裏技を掲載させていただきました。 バ

    • 必殺、鉢埋め! 狭いお庭を有効活用する裏技

      日本の都会は地価が高いので「庭付き1戸建て」といっても、その庭は猫の額ほどしかありませんよね。 そこに花木でも植えようものなら、花木の根が張って他の植物を植えることができなくなります。 また、寒さに弱い熱帯花木は夏は庭に植えたいけれど、屋外では冬越しできません。 そういう時に有用なのが鉢ごと埋めてしまう「鉢埋め」の技ですね。 ちなみに「鉢埋め」というのは私の造語です(笑) 水はけをよくする 植物を鉢ごと花壇などに埋めるのですが、注意点が2つあります。 使用する鉢

      • 実はモクセイの仲間だったナンジャモンジャ

        ナンジャモンジャの木として知られていますが正式な和名はヒトツバタゴで、モクセイ科の植物です。 日本を含む東アジア原産の30mくらいになる落葉高木ですが、適宜剪定すれば広いお庭のシンボルツリーになります。 日本の気候にあった植物で、5月の開花期には樹冠が真っ白の小花で覆われ見事ですね。 アメリカヒトツバタゴはやや小型で花に少し香りがありますが暑さに弱いです。 ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の育て方 通販などで苗木を入手するのが一般的です。 植え付けの適期は真冬で、

        • ステップストーンを極める

          ステップストーン(ステッピングストーン、踏み石)とは文字通り、お庭の芝生などの上に置かれた足を載せていく石ですね。 ステップストーンがあると、それ以外の場所の草花を踏みつけることがなくなりますし、水やりなどの園芸作業もやりやすくなります。 それ以上にお庭の中に道があると、庭の内側からお花を見れるというメリットがあります。 特に新しく庭を作る時や、庭を大きく模様替えするときは、できあがりイメージを想像しながら最初にステップストーンを設置すると、やりやすいですね。 最近は

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        • 夏越しの裏技
          1本
        • 冬越しの裏技
          4本
        • 花木栽培の裏技
          8本
        • 球根栽培の裏技
          7本
        • 宿根草栽培の裏技
          8本
        • 果樹栽培の裏技
          6本

        記事

          サツキを鉢植えで楽しもう

          サツキと言えば盆栽ですが、盆栽って何か難しそうだなということで、サツキの栽培を諦めている人も多いと思います。 でも、別にサツキは盆栽でなくても、普通の鉢植えでも十分楽しめます。 もちろん庭植えにしてもいいですよね。 サツキは他の花木にはあまりない、1つの木から色の違う花が咲く、咲き分け品種が多くあり、1つの鉢植えでもカラフルな花色が楽しめます。 日本の気候に非常に合った強健な植物なので是非、トライしてくださいね。 サツキの始め方

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          サツキを鉢植えで楽しもう

          フレンチローズを楽しもう

          世界最初のハイブリッドティーローズが1867年に作出された「ラ・フランス」であることからもわかるように、フランスこそバラ育種の本場です。 それで、日本では最近までフランス以外で育種されたバラに対してイングリッシュローズなどという名前が付けられてきました。 ところが最近になって、デルバールなどのフランスのナーセリーが日本に進出してきたことから、フランス流の優雅で気品があって高貴な雰囲気をもった現代のバラがフレンチローズと呼ばれるようになってきました。 フレンチローズの特徴

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          フレンチローズを楽しもう

          鉢植えのバラの花つきを良くするための春の管理

          春の到来は、鉢植えのバラの成長と花つきを良くするために重要な時期です。 春の管理を適切に行うことで、バラが健康に育ち、豊かな花を咲かせる準備が整います。 以下では、鉢植えのバラの花つきを良くするための春の管理について詳しく説明します。 春の鉢バラの置き場所日当たりの良い場所を選ぶ バラは日光を必要とする植物であり、日当たりの良い場所を選ぶことが重要です。 日当たりが不十分だと、バラの成長が抑制され花つきも悪くなります。 バラを置く場所は、毎日6時間以上の直射日光を

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          シェードガーデンにエビネ! 成功のポイントと裏技を伝授

          本来エビネは日本の野山の林の中の日陰に自生しているラン科の植物で、庭木の下や建物の陰など春のシェードガーデンの主役にすることができます。 ただし、山野草になるので、栽培管理にはそれなりの注意が必要です。 ここでは一般的なエビネ栽培法とともに、シェードガーデンでエビネを栽培するに当たっての成功のポイントと裏技を伝授しましょう。 エビネって、どんな植物?エビネ属はラン科の一員ですが多くの洋ランとは違って地中の球茎に養分を蓄えます。 この球茎がエビに似ているので海老根と呼ば

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          ヒラドツツジ:庭に彩りを添える新たな選択肢

          平戸は戦国時代から南蛮人の渡来地でした。 それで沖縄や台湾、中国本土などのツツジが持ち込まれ、それらと平戸にあった寺社の日本のツツジが自然交雑して現在のヒラドツツジの原型が出来上がったと考えられています。 江戸時代の和漢三才図会に既にヒラドツツジの名前が記載されています。 九州の平戸が原産地だったことからもわかるようにヒラドツツジはやや耐寒性に欠ける面があります。 しかし、直径10cmを超える大輪花であり、冬でも常緑の葉を維持できることから、ツツジの中でも非常に人気が

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          花も実も! 中国ドラマの定番 山査子(サンザシ)

          サンザシは中国原産のバラ科の落葉果樹で18世紀に薬用として渡来したという説が有力です。 漢字で書くと山査子ですが、漢方では化食養脾湯の成分で、肉類や脂っこいものの消化を助けます。 サンザシの実はクエン酸が多く、小さくてすっぱいリンゴのような感じで、夏場の疲労回復に良いと言われています。 また、血流を促進する効果があり、高血圧や月経不順にも用いられるようです。 ただ胃酸の分泌を促進するので胃潰瘍などの方はご注意ください。 サンザシの実は中国ではりんご飴のようにして屋台

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          春咲き球根を来年も咲かせる4つの秘訣

          スイセンやチューリップなどの春咲き球根は買った年はきれいな花が咲くのですが、翌年の春には全く花が咲かなかったり、花が小さくなったりとトラブルになりがちです。 特に都会で日当たりが悪かったりするとうまくいかないことが多いようです。 このような現象を作落ちといいますが、作落ちさせずに来年も同じような花を咲かせる秘訣についてお話ししましょう。

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          春咲き球根を来年も咲かせる4つの秘訣

          ジャムもできる古典的な紅葉植物

           古典的な紅葉植物として知られているナツハゼですが、実はブルーベリーの仲間です。果実は小さく生食には向きませんが、房状に実がなるのでジャムや果実酒にできます。  もちろん紅葉も見事ですよね。日本の広い範囲に自生している植物なので、暑さ寒さに強く育てやすいのもいいですよね。  和風、洋風どちらのお庭にも1本ほしい植物です。 ナツハゼの育て方 ナツハゼは3月が10月上旬に植え付けるのがいいでしょう。  自生地は林縁部で傾斜地を好みます。ほかのツツジの仲間と同じく根が浅いの

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          可愛らしいイベリス

           ヨーロッパのイベリア半島原産の植物が多いことからイベリス属と呼ばれているグループの園芸品種群をイベリスと呼んでいます。  宿根イベリスは白いびらに小さな黄色の点がついているかわいらしい花をたくさん咲かせてくれます。常緑性の宿根草ですが暑さは苦手のようです。  一年草タイプのイベリスもあり種子や苗が売られています。こちらは白以外にもピンクやブルーの花色もあります。  最近、ピンクからホワイトに色変わりする宿根イベリスも売られていますね。 宿根イベリスの育て方 春にガー

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          人気再燃する福寿草

           旧正月の頃に咲くことから福寿草というおめでたい名前がついているのですが、最近はその花の愛らしさからか人気が再燃しているようです。  品種改良は江戸時代から続いていて黄色以外にも紅色や緑色の花の品種もあります。  福寿草は意外に育てやすいことから山野草栽培の入門として適しています。皆さんも早春一番に咲く福寿草を育ててみませんか。 福寿草 品種案内 お正月の寄せ植えによく使われるのが黄色の福寿梅です。千重咲きの寿という品種もあります。北海道で見つかったミチノクフクジュソウの

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          冬の室内鉢花は2つに分けて対応しよう

           冬は屋外の花壇などでは花がなくなるので、室内に鉢花を飾ることが多いですよね。実は冬の鉢花には大きく分けて2種類あって、室温が低めの方が花が長く咲くものと、逆に室温が高めの方が長く花を楽しめるものがあります。  ここでは冬の鉢花を2つに分けて解説します。 室温が低めの方がいいもの シクラメンやプリムラ、シャコバサボテン、エリカやカランコエなどは室温が高めだと早く花が落ちたり、葉や蕾が傷んだりしやすくなります。これらの鉢花は人間が少し寒く感じるくらいの方が調子がいいようです

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          チューリップ 水やりトラブル

           花壇に植えたチューリップや水栽培のチューリップは水やりでトラブルことはあまりないのですが、鉢植えやプランターに植えたチューリップは意外に水やりでトラブルすることがあります。  ここではチューリップの水やりのトラブルについて解説いたします。 水やり不足 鉢植えのチューリップで一番多いのが水やりの不足です。鉢植えやプランターなどはベランダや家のまわりなどに置かれることが多く、花壇と違って風向きによっては雨が当たらないことも多いのです。  冬だから頻繁に水やりしなくても大丈

          チューリップ 水やりトラブル