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鴫浜への思い

※以下の文章は、2020年4月28日、
ちょうど世界がコロナ禍に見舞われたさなか、勝手に書き記した文章です。
以下、文章始まり。

題名「鴫浜への思い」

ただでさえ自宅勤務であるのに加え、
こうも世界が閉塞感に満ちると、
深呼吸できなくなっちゃいますね。
おまけに明後日には、大きめの締め切り案件があり。
ということで、家でごはんをつくり、食べる日々が続いています。
つか原稿書けや。

さてコロナ禍がいつか終息したら、どこに旅行しようか。

久しぶりに鴫浜に行こうかな。
特急「いそしぎ」も新型車両になったことだし、
海岸線沿いを走る蘭州線の気ままな小旅行に出掛けよう。

鴫浜の中心部にある繁華街・潮見大通りには、
鴫浜名物「もへじ」の刺身を出す小料理屋がある。
「もへじ」というのは、魚へんに「急」と書く珍魚。
とにかく足が速く、かの地まで出向かなきゃなかなか味わえない。

脂が乗って溶けるような味わいの「もへじ」は、蘭州産の地酒にぴったり。
よく冷えた蘭州ワインの白もよく合うと思う。

「つばくろ」の煮つけや、「だごめ汁」も食らいたい。
ああ、行きたい! 鴫浜。コロナのばかやろう。

…いま適当に考えた架空都市です。つか原稿書けや。

※以上、転載終わり。
4年前、ちょうど最初のコロナの頃に書き留めていた文章です。
いま読み返すと、当時の閉塞感が伝わってきます。

鴫浜には結局、先月に行きました。
息子が鴫浜教育大学に入学することが決まったためです。
アパートを探しに行くのに、ちゃっかり付いて行きました。

「だごめ汁」のだしをつかった蕎麦が美味しかったです。
「もへじ」の刺身も美味かったー。
ついつい飲み過ぎてしまいました。

…さてと、黙って原稿執筆を進めます。
わたしには息子もいなければ、鴫浜なんて街もありません。

こういう文章は、どこにも書けないので、ここに書きました。
気が済みました。

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