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『「物撮り」の4カテゴリーについて』プロと素人の差が激しく出る領域

スポーツのストーリーテリングを追求しようと思えば、スポーツ周辺にある「モノ」をいかに魅せるか、はひとつ重要なポイントだと思います。いわゆる「物撮り」という領域ですが、これは写真表現の中でも、プロと素人の差が激しく出る領域だと思います。と、素人が言っています。

私が定めている恣意的な物撮りカテゴリーは以下の4つです。

  1. ベーシック

  2. ロケーション勝負

  3. with手

  4. 大量

これ以外にも「モノ」に焦点を当てることを狙いとした写真の撮り方はありますが、まあ「物撮り」とは言えないものもありますし、大きく分けるとこの4つに分けられるものがほとんどだと思います。ひとつひとつリファレンスを出しながら触れていきたいと思います。


1.ベーシック

今回リファレンスは全て靴で統一します。白バックのやつでも良かったんですが、これ最近のお気に入りなのでこれで。素人的には、このベーシックカテゴリーが一番技術が求められるのではないかと思います。照明の当て方によって印象が全く変わってきます。

プロダクトのコンセプトが「墨-SUMI-」だそうで、ディテールを見せながら(そこに光を当てながら)も光沢を抑えたマットな「黒」がかっこいいです。

加えている最低限のグラフィックデザインもバランスがよく、お美しい。


2.ロケーション勝負

別カテゴリーとして、「物」の背景が、その「物」のコンセプトを"説明している"パターンです。

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スポーツを題材としたクリエイティブやデザイン、ブランディングやキャンペーンなどの中から印象に残ったものを選択し、それらについて考察や感想を…

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