けい

何となく、連ねたくなって文字を連ねます。呟きたくなって呟きます。誰宛てでもなく、何とな…

けい

何となく、連ねたくなって文字を連ねます。呟きたくなって呟きます。誰宛てでもなく、何となく。

最近の記事

彼女の一周忌を迎えて

1年前の昨日、 彼女は空を飛んだ。 家族の元を離れる時、 彼女は何を考えたのだろう。 大好きだよ。 でもさようなら、そう思ったのだろうか。 家族が迎えに行った時、 悲しみの中にも母親には、 彼女がホッとした表情をしているように見えたそうだ。 それが辛いの、 そう話していた彼女の母親である、私の友達。 そう。 友達の娘が亡くなった。 その知らせを受けた時から、 私はずっと旅をしているようだった。 現実でないどこか。 心はすぐに、そのどこかに飛んでいた。 どうして彼

    • ひとひら

      私の好きな今井美樹さんの歌 胸を掻きむしって心を捨てたいと思った時 この歌を聴いて崩れたことがあった 捨ててしまいたいと思っていた 消えてしまいたいと思っていた 捨ててしまえたら 消えてしまえたら 楽になるかもしれない そんなことばかりが頭をよぎっていたとき この歌を聴いて崩れて どこか自分にほっとして どうしようもない自分を認めて 自分自身を 自分の心を抱きしめた そんな時があった 昨日 ふとこの曲が流れてきた時に 胸の痛みと一緒に思い出す 私の中の、どこかで

      • 想像するのが好きだという話

        私はごく一般のサラリーマンの家庭に育った。 進学に私立の大学は断念させられたが、生活に困ることまではなかったと思う。 でも、どうしてもあれが欲しい、これが欲しい、とは言えない、子供ながらに親にも気を使っていたのを覚えている。 友達の家に行くと、色んな可愛いおもちゃや文房具、家具などがあった。うちには無い、とても羨ましくなるソレがあった。 でも、親に欲しいなどど言ったことはなかった。 言えない代わりにすることは、想像すること。 私がソレをもっていたら… ここに置いて…

        • ジェイ!強くあれ!:読書感想文

          『ママたちが言った』を読んで ある本を目当てに図書館に行き、ふと目に入った1冊の絵本に心を奪われた、今日。 元気いっぱい、愛されて愛されて育ったジェイ。 背が1cm伸びるごとに悲しそうな顔をするママ。 この時までは、子供の成長がうれしくもあり、寂しくもある、私と似たような気持ちかな、と思っていた。 いや、違う! それだけでは無い、全然違う理由がジェイの家族には、、、いえ、アフリカ系アメリカ人として産まれた全ての方々に重くのしかかる現実がそこにはあった。 何も悪いこ

        彼女の一周忌を迎えて

          彼の青春の一部

          テルテルてる子さんの企画に参加します。 noteの中で何かに参加する、なんて初めてです! (/ω\*)きゃー。 ごめんなさい。 https://note.com/20210708_rainy/n/ne586d2d9c43f 同窓会って何かあるよね。 いつも。 これは教え子が30歳になった時の同窓会。 呼ばれて行った。 久しぶりの正式(?)な場だったので、一張羅を着た。 会場に入ったとたん、男の子達(と言っても30歳)に囲まれ 「先生、あの頃は言うこと聞かなくてゴメン

          彼の青春の一部

          中国語の彼女

          近くの小学校のボランティアに行く。 絵本の読み聞かせのことは先日書かせていただきましたが、 今日は別のボランティア。名前は何と言うのだろう? 外国からこられた転入生の補助、的な。 言葉が通じないから、教室に座っているのも大変。それでボランティアさんに来てもらって簡単に通訳したり、次はこれだよ、ってノートの指示をしたり、授業についていけないから別の内容をそこでしたり。 多いのは日本語のお勉強。ひらがな、カタカナ、物の名前、色の名前。 そして算数。グラフの見方や計算。 そん

          中国語の彼女

          結局、ひと。

          仕事をしていると思うことがある。 この仕事、好き?自分に合ってる?やり甲斐ある?やりたかった仕事?これからも続けられる? そんなこと。 私の今の仕事はどうなのだろう。 私の職場は大手牛丼チェーン店。忙しい。 走り回るのは、はっきり言って好き。そこは合っていると思う。お料理も好きなので、お肉を炊いて、牛丼を盛って…という仕事も合っているとも思う。 だけど、やり甲斐? え? 毎日一生懸命やってはいるけど、どうなのだろう。 やりたかった仕事でも何でもない。 今の仕事を選んだの

          結局、ひと。

          Spotifyにハマって

          1年弱前からテレビをあまり見たくなくなって、音楽を聴くことが多くなり、Spotifyをインストールしました ニュースが怖いんです 今までは社会の現実を知るために見なきゃ、なんて思って見ていたのだけど、戦争のこと、事件のことなど見るのが怖くなってしまいました 涙がでてきたり、ドキドキが止まらなくなったり たぶんあまりに共感してしまうのだと思います それでSpotifyをインストールしました 初めてのサブスクです 節約するのが好きな私にとっては、かなりの冒険 いくつか好き

          Spotifyにハマって

          「外の私」と「中の私」

          今週のお休みは今日で終わり。 ファストフードの牛丼チェーン店で働く私は、土日特に忙しく走り回っている どんなに入客が多くなり、内心焦りまくっても、どうにかお店を回してやろう!と毎週必死になる 土日頑張っている人に、なるべく月、火曜日のお休みをあげたいと思っているチーフは、最近私にそのお休みをくれる つまり、火曜日の今日は、私の中では世間の日曜日 朝からうだうだと起き出し、洗濯機を回しながらTVerで再放送の「凪のお暇」の第1話を観て、我に返る いやいや、これではいけない

          「外の私」と「中の私」

          絵本の読み聞かせ

          子どもたちの笑顔に励まされて 上の子が小学1年生になった時から参加している読み聞かせの会。かっぱらっぱ。 大好きなわが子を少しでも見守ることができるなら… そんな気持ちで始めたボランティアだった。 私は美術の方に進学したぐらいあって、絵が好きで、そしてお話しが好きなので当然絵本は大好きで。高校生の時の誕プレに、友達に絵本を貰ったぐらい、子どもを産む前から大好きだった。 でも好きとはいえ、朝のバタバタしている時間に下の子まで連れて小学校に読み聞かせに行くのはちょっと大変

          絵本の読み聞かせ

          娘の制服を

          娘の高校の時の制服を処分する時が来た もう6年以上クローゼットに眠っていた制服 1年ぐらいしか着ていないから、本当に綺麗なまま。 住んでいる地域からはちょっと遠く、毎年同じ中学校(1学年240人規模)からは2人ぐらいしか行かないため、なかなか知っている人にあげる機会が無かった しかも娘の身長は172cm 高い。笑 我が子ながらモデルみたいだと思う なので更に誰かに差し上げる機会が無かった、というわけだった メルカリで売るのも嫌だし ってか、それが可能なのかは知らないけれど

          娘の制服を

          子曰く、

          孔子の言葉 たまーにこの言葉を思い出すことがある 15歳の時に何を考えていたのかは覚えていないけれど、確かに将来を夢見て勉強をしていた 30代で何となく第2の人生を歩もうと思った まるで、自分の足でやっと立ったかのような感覚だった 誰かに依存することなく、自分で考えて選んで行くんだ、と思ったんだ 40代は惑いの連続だった でも考え方がガラリと変わり、何かを諭ったような感覚だった これでいいのだと思ったんだ 今年50歳になる 変な感じ 今までと何も変わらないんだけど、

          子曰く、

          今井美樹の声に癒される

          今井美樹の歌が好きになってもう30年以上 ファン、推し、と言うほど何もしていない、ただCDは全部持ってるかな、と言うくらい ライブに行ったこともない もともと父が好きで 私が高校生の時に、父が聴いていた曲を聴いて好きになった それ以来ずっと好き 彼女とTIP ON DUO 雨にキッスの花束を 瞳が微笑むから PIECE OF MY WISH PRIDE あなたはあなたのままでいい 好きな曲をあげたらキリがないなぁ 去年。身の回りでいろいろあって、テレビを見るのもなんだ

          今井美樹の声に癒される

          HSP。母がかけてくれた魔法

          HSPという言葉を初めて知ったのは娘が高校生の時 今から6年前ぐらいかなぁ 娘が高校を転校したあとに、自分のことを調べていて知った言葉で、その娘から私は教えてもらった HSPなんだって。私 これ見て納得したの と、娘 それから私もいくつか質問されて ママもだと思う そう言われたHSP たしかに。納得 小さい頃から大きな音や、大きな声が怖かった 人が怒られているのが、ものすごく怖かった 自分が怒られてるわけでもないのに、ドキドキが止まらなかった 酷い時は怖くて震えさえ

          HSP。母がかけてくれた魔法

          52ヘルツのクジラたち

          本屋さんが好き 紙の匂いが好き 本の表紙が好き 題名。イラスト。まずはそこに惹かれてしまう 小説を手にとって、最初の方のページをめくる あ。この先読みたい そう思った本をいつも買う 最近買った本で、売らずに手元に置いておきたいと思った本が 52ヘルツのクジラたち この本が映画になることを知ったのはいつだったかな だいたいいつも、書籍が映画になると、どこかガッカリするところがある 漫画であれ 小説であれ きっと自分が勝手にイメージしてしまったものと、映画が食い違う

          52ヘルツのクジラたち

          誰かが自分のために泣いてくれるということ

          1年間、遠くの土地で頑張った息子が春休みに10日間だけ帰ってきた あいにく、せっかく帰ってきてくれたのに、私の仕事は今まで以上に忙しく、家に居れる時間が少なかった でも精一杯息子との時間を過ごしたくて、毎日一緒に食べられるために、ガトーショコラとりんごのクランブルケーキを焼いた 息子もまた、フロランタンを焼いた 私と食べるためだけに 今朝早く、息子はまた長野に行った 大学2年生として頑張るために 将来の夢を叶えるために 改札口、私の目は案の定潤んできた でも、えっ

          誰かが自分のために泣いてくれるということ