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データアナリスト仕事のコツ

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データアナリストの活動に活かしたい記事を集めました。
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記事一覧

統計的有意にサヨナラ(その2):5% の有意水準が意味するところ

統計的有意にサヨナラ(その2):5% の有意水準が意味するところ

1. はじめに前回は"Retire statistical significance (統計的有意にサヨナラ)" という Nature の論文を読んだことから、統計的有意とは何かについてまとめた。

今回は「5%有意」ということに関してである。統計学をかじれば「〇%有意」という言葉を聞いたことがあるはずだし、有意かどうかが結果を解釈するうえで重要になると教えられてきているはずだ。

自分も論文のR

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メルカリにおけるA/Bテスト標準化への取り組み

メルカリにおけるA/Bテスト標準化への取り組み

こんにちは、Analytics Infra チームの @yaginuuun です。主にA/Bテスト周りの改善や Recommendation 関連の分析を担当しています。

当ブログは 2021/07/28 に開催された Retty ✕ Mercari Analyst Talk Night! におけるLT内容を改めて少し補足を加えながらブログの形に書き起こしたものです。

当日の資料はこちらです。

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フィードバックのつもりの「おせっかいなアドバイス」が生まれる理由

フィードバックのつもりの「おせっかいなアドバイス」が生まれる理由

こんにちは。紀藤です。今月号の「ハーバード・ビジネス・レビュー」に興味深い記事が載っていました。テーマは、「フィードバックのつもりのおせっかいなアドバイス」についてです。

「おせっかいなアドバイス」はこうして生まれるさて、同記事には、こんなエピソードが紹介されていました。以下、内容を要約してまとめていまます。

ある女性のエピソード

というエピソードです。

善意のフィードバックが「おせっかい

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筆不精さんでも簡単にnoteを書くためのマークダウン×逆算型構成

筆不精さんでも簡単にnoteを書くためのマークダウン×逆算型構成

ふじじゅんです、二郎ばっかり食べている気がします。

最近身近で、noteやブログを書くにあたって筆が進まない、あるいはそもそも書き方がわからないなどで困っている人をよく見かけます。

普段、インハウスエディターとして、企画したり構成したり書いたり編集したり……などなどに携わっているなかで、特に「これが便利!」って我流の進め方を紹介します。

■■ 前提課題□ 課題感と解決方法としての「マークダウ

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急成長組織のためのダッシュボード作成術:SmartHRマーケ&コムデ軍団で実践する3つのポイント

急成長組織のためのダッシュボード作成術:SmartHRマーケ&コムデ軍団で実践する3つのポイント

こんにちは!SmartHRのブランディング統括本部でデータアナリストをしているキューピー(@kewpie_wada)です。

急成長する組織においてダッシュボードをいかに早く・使いやすく・管理しやすく作るのか、という話をまとめてみました🏖️

🌈この記事をおすすめしたい人使いやすく管理しやすいダッシュボードを高スピード&低工数で作りたい

急成長を目指すビジネス組織でデータ活用を推進したい

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みんなに長く使われるダッシュボードで押さえるべき4つのポイント

みんなに長く使われるダッシュボードで押さえるべき4つのポイント

ビジネスの重要指標をモニターするために、ダッシュボードを作ったものの、時間の経過と共に、誰にも見られなくなってしまう、といった経験はありませんか?

そうなってしまう理由の1つに、そこから得られる情報がビジネスの改善に結びつかない、あるいは特定のアクションに結びつかないため、ダッシュボードの閲覧者にとってあえて見る必要がなくなってしまうことがあります。

そこで、ダッシュボードの閲覧者に役立つ効果

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PMMが新プロダクト立ち上げで学んだ、スケールアップにつながる「フィードバックの活かし方」

PMMが新プロダクト立ち上げで学んだ、スケールアップにつながる「フィードバックの活かし方」

株式会社SmartHRでプロダクトマーケティングマネージャー(以下PMM)をしている里井(@Satoa22)です。

私は2023年春頃から新機能「キャリア台帳」の企画を担当し、初期構想からリリースまで一貫して携わりました。「キャリア台帳」の誕生秘話はこちらのnoteをご覧ください。

さて、「キャリア台帳」はリリースまでにお客さまや社内のメンバーから数多くのフィードバックをいただき生まれました。

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『データ分析』という言葉の解像度を上げる『3×2』の考え方を君にだけ教えよう

『データ分析』という言葉の解像度を上げる『3×2』の考え方を君にだけ教えよう

こんにちはHikaru Kashidaです。

"データ分析"というのは、非常にいろんな場面に使えるな〜、と常々思っているのですが、その反面あれもこれも同じように『データ分析』と呼ばれていて、言葉として解像度が低いよなあと思うことも増えてきています。

この記事ではそんな、『データ分析』というかわいそうな便利ワードの解像度を少しあげられるかもしれない考え方をお教えします。

読んだ方から頂いた反応

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