私は、福島第一原発事故後、元原研研究者に深く失望、専門知識があやふや、的確な技術判断どころか、間違いが目立ち、極めて基礎的事項(事例①)であり、中には、観測データに矛盾するようなインチキなことを著書(事例②)にしたり、世の中で主張しており、社会的に、それほどインチキだとは、夢にも思っていませんでしたが、事例①は、田辺文也さんの『メルトダウン』(岩波書店、2012)の記載、事例②は、石川迪夫さんの『考証 福島原子力事故 炉心溶融・水素爆発はどう起こったか』(2014、日本電気協会新聞部)の記載

私は、福島第一原発事故後、元原研研究者に深く失望し、なぜかと言えば、専門知識があやふやで、的確な技術判断どころか、間違いが目立ち、それも、極めて基礎的事項(事例①)であり、中には、観測データに矛盾するようなインチキなことを著書(事例②)にしたり、世の中で主張しており、社会的に、それほどインチキだとは、夢にも思っていませんでしたが、事例①は、田辺文也さん(軽水炉事故解析計算コード開発及び人為ミス研究)であり、『メルトダウン』(岩波書店、2012.12)の記載で、「福島第一原発2号機の炉心では、水素発生ゼロ」なる主旨の記載があり、実際には、2号機では、700 kgもの大量の水素が発生しており、そのことに気づかないと言うのは、とんでもない元原研研究者、事例②は、石川迪夫さん(軽水炉安全研究)であり、『考証 福島原子力事故 炉心溶融・水素爆発はどう起こったか』(2014.3、日本電気協会新聞部)では、観測データを無視した「事故時炉心形状維持論」を展開しており、まともな軽水炉安全研究者ならば、あまりのお粗末さに、吹き出してしまうようなインチキ理論の展開であり、もっと良くないことは、『日本原子力学会誌』に掲載された桜集団の軽水炉安全研究者による座談会で、肯定的に扱ったことであり、特定の研究者が腐っているのではなく、原子力界全体が腐っていました。

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