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商売の基本

レモネード売りの子ども

アメリカの夏の風物詩「Lemonade stand」
子どもたちが小さなテーブルやら台車を、公園や道端に広げて自家製のレモネードを販売する

1杯50セントから1ドル程度のそのレモネードは、水と氷、レモンと砂糖があれば自宅の台所で簡単に作ることができる  

このレモネード売りこそが、彼らに企業家精神を学ばせて商売の基本を感じさせる、そんな素晴らしい経験となる  

なんて話を今朝していた  

ぼくは兼ねてより、商売の基本は八百屋の経営だと言っている

伊藤忠商事の岡藤会長の会長室に掛かっていた「商売人たれ」の大きな書の如く(お邪魔しました)

商人魂というのが、成功するビジネスマンや起業家にとって忘れてはならない失ってはならない大切なものだからだ  

八百屋と言っても、昨今のテクノロジーを駆使した直販ECの事ではない  

田舎の商店街にある、天井からお釣りの小銭を入れるためのカゴをぶら下げたあの八百屋である  


畑に、スイカが実った

読者の方にスイカを育てたことがある人がどれくらいいるのかは分からないが、、、まあ少ないだろう

ぼくは育てたことがある

上手く育ったスイカを、そろそろ甘くなったかなと最高のタイミングで収穫しようとしたその前の晩、2つとも盗まれた

あの時のショックと言ったら、時間と愛情を盗まれたようで、いまも忘れられない  

さて、畑に育った立派なスイカ

例えば50個のスイカが育ったとする

「それを収穫して売ってきなさい
どんな手段を使っても構わない、とにかくスイカが悪くなる前により早くより高く売ってきなさい」

これが営業の基本である  

そして、売るための手段は沢山ある

ブランディングのための広告戦略、SNSを使うかもしれないし、ある地域ではポスティングが効果的かもしれない

リアカーに山積みをしてチャルメラのリメイクした「スイカ売りの曲」を流しながら売った方がいいかもしれない

値段は激安の500円に設定した方が良いかもしれないし、育てている時の汗と涙の物語を動画で収めておいてストーリーを共有して綺麗に布で磨いて立派な木箱に入れて1万円で売った方が売れるかも知れない  

とにかく
その畑に実った、自分が育てたスイカ50個をより早く高く売ってきなさい
一番売上を上げた人が、それは人件費やら広告費ものぞいた粗利をあげた人が優勝です  

みなさん
パッと頭に思い浮かべてください
有名起業家やインフルエンサーと呼ばれる人たち、誰が一番のセールマンなのか  

おそらくいますでに事業を成功させていたり、世に名前のある人たちは、普通の営業マンよりもはるかに早く高く売れるのではないでしょうか

もちろん
沢山の顧客を持っていて彼らの信頼を集めている営業マンは、インフルエンサーよりも良い結果を叩き出すかも知れません  

もしかしたら有名シェフや一流サービスマンがすごい数字を叩き出すかもしれない

でも、それこそがプロフェッショナルです  

このアメリカのレモネード売りの子供達の工夫と手に入れたお金の使い道
また、翌年のリニューアルに向けた研究、努力。商売人として大変参考になるなあと、感じました。  

商売の全ては八百屋にある

そう思っています

毎日仕入れて悪くなる前に売りさばく

となりに大手スーパーができても、沢山の信頼を集めていて自分の商売を貫く
そんな、八百屋でありたいと思います  

みなさんにとってのスイカの売り方は、どうでしょうか?どんな売り方を、どんな戦略を取るでしょうか?  

日本で一番上手に結果を出す起業家はどなたですかね?  

色々なアイデアと意見を聞いてみたいなあと思いました  

そしてその商売の難しさ、奥深さを知るものたちは職業に貴賎なし、どんな仕事でも本気で向かい合っているプロフェッショナルに対して最大限の敬意を払っていますよね

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