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ほんのすすめ

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NPO法人読書普及協会理事長の読書垢。
運営しているクリエイター

記事一覧

『タフティー•ザ•プリーステス』ヴィジム•ぜランド | SBクリエイティブ

 この手の「引き寄せの法則」を私のような中年男性が讀んでいると、或る種の恥ずかしさを感じ…

KODO
2か月前
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『日本の色辞典』吉岡幸雄 | 紫紅社

 本書は横須賀の古書店で家人が見つけた一冊で、店主があまりに愛した辞典ということで、新本…

KODO
3か月前
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『人は自然の一部である』渋沢寿一 | 地湧の杜

 過日、或る珈琲屋で家人が「その本、『何が自然の一部である』と書いてあるの」と訊ねてきた…

KODO
3か月前
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『科学と生命と言語の秘密』松岡正剛×津田一郎 | 春秋文庫

 私は松岡正剛が校長をされているISIS編集学校の卒業生になる。十年目の「離」なるコースを卒…

KODO
3か月前
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大人の学級文庫

 昔、男子校の高校教師を十数年していた。生徒にはよく本を贈っていたが、中には未だに推薦図…

KODO
4か月前
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『古神道秘訣』荒深道齊 | 八幡書店

 鎖國主義の私のまわりには所謂、靈能力者が妙に居る。おそらく偏見がないのが佳いのであろう…

KODO
4か月前
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『終極からの摂理』和田友良著 | エイチエス

新年最も読みたい一冊はNPO法人読書普及協会会長の清水が推している『終極からの摂理』で、次に書店「読書のすすめ」に足を運んだ際は必ずもとめようと考えている。 実は今月の二日、茶室「臨川」で清水会長にお会いしたが、台所で「お前はダメだ、もっと狂わなきゃ」と久方ぶりに説教を受けた。嬉しさを噛みしめながら、八畳間にもどると、清水会長が酔った勢いでテーブルに頭から落ち、ビールがこぼれた。さすがは即実践されているのだと感動していたが、実はこれは予行演習であったようだ。 私は別れてし

『土方巽全集』土方巽 | 河出書房新社

写真は私の初代『土方巽全集』で、いつぞやの誕生日に両親から贈られたものになる。装丁と内容…

KODO
4か月前
11

『男性における道徳』稲垣足穂 │ 中央公論社

稲垣足穂の道徳觀で目をひくのは、曖昧眼鏡すなわち縁なし眼鏡を認めぬ点ではないだろうか。仮…

KODO
6か月前
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『最後の晩餐』久米宏 │ 集英社

自分が明日逝くとわかっていたならば、最後の晩餐は何にされるだろうか。 本書はニュースキャ…

KODO
6か月前
8

『世界の読解可能性』ブルーメンベルク

この初っ端から著者名のタイプミスをした一冊には思い入れがある笑。 私たちには五感があり、…

KODO
1年前
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卯月推薦図書

KODO
1年前
13

『極意とは何か』島田明德著

「猫の妙術」に限らず、秘伝書の類は不立文字が故に、表現が難しい。難しいというより、メタフ…

KODO
1年前
19
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『青い花』