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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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2017年10月の記事一覧

【アドラー実践講座】#02 自分のやりたいことがわからないと考える「自分」。

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。早稲田大学エクステンションセンター中野校で開講中の「アドラー心理学実践講座」からの話題を取り上げてお届けしています。 今回は第2回目「"個人" とは何か」です。 こんな質問から始めました。 自分の好きなこと、やりたいことが よくわかりません。 “自分”とは一体なんなのでしょうか。 それに対する受講生からのアドバイスはこのようなものが出てきました。 ・あれこれ考えなくて、ただ歩いていればよい。 ・どんなときにハッピーなの

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講師は、その基礎理論、応用領域、現在のトピックとの関連性などについて話す。

火曜日は「教えること/学ぶこと」のトピックで書いています。ここしばらくは、授業や研修の設計と実施について書いています。 新しい知識を自分にあったスピードで、しかも完全に理解する方法として「個別化教授システム=PSI」を紹介しています。その特徴は以下の4点です。  (1) 講師は講義をせず、学習者は用意された独習教材を使って、自分のペースで学習を進める。  (2) 1つの学習ユニットが完全に理解できたかどうかは、通過テストに合格することで保証される。  (3) プロクターは、

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【連載】アンケート調査の基礎(第2回)アンケートのポイント3つは「目的・設計・分析」。

金曜日は「オトナの研究」のサブテーマとして「アンケート調査の基礎」の連載をしています。アンケート調査は、重要な研究手法のひとつだからです。 意味のあるアンケート調査をしたいとは誰もが思っていることでしょう。しかし実際には、テキトウなアンケートや惰性でやっているアンケートによくお目にかかります。また、せっかく回答を集めても、データ分析せずにそのままになっているアンケート調査もあるのではないでしょうか。意味のあるアンケートを作るためにはどうしたらいいのでしょうか。 アンケート

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【本】佐藤航陽『未来に先回りする思考法』:ルールを作ることが一番のイノベーション。

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。 佐藤航陽『未来に先回りする思考法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン, 2015) ■要約人間はパターンの塊である。ディズニーは「感動のパターン」を蓄積している。ビジネスが成功するかどうかはタイミングで決まる。技術とコストが社会経済システムとマッチしているかどうか。クラウドファンディングによって政治的代理人を抜きにして政策を実現できる。その意味で企業は社会にとっての公益を追求することが成功の土台になる。

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課金してもいいので、サイボウズLiveを続けてくれないだろうか。

水曜日はフリーテーマで書いています。 最近で最大のニュースはこれでした。 サイボウズ株式会社は、無料グループウェア「サイボウズLive」につきまして、2019年4月15日(月)をもってサービス終了することを決定いたしました。 https://topics.cybozu.co.jp/news/2017/10/24-4407.html いつかこの日が来るだろうとは思っていたけれども、「終了」ですか。「有料」への移行ではなくて。年額1万円くらいならポンと払うんだけどな。実際、

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学習者からの要請があったときだけ手助けに入るプロクターが自律性を養う。

火曜日は「教えること/学ぶこと」のトピックで書いています。ここしばらくは、授業や研修の設計と実施について書いています。 新しい知識を自分にあったスピードで、しかも完全に理解する方法として「個別化教授システム=PSI」を紹介しています。その特徴は以下の4点です。  (1) 講師は講義をせず、学習者は用意された独習教材を使って、自分のペースで学習を進める。  (2) 1つの学習ユニットが完全に理解できたかどうかは、通過テストに合格することで保証される。  (3) プロクターは、

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【お題拝借】アドラー心理学は中学・高校生に人生の地図と指針を与えてくれるでしょう。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問がないときは、フリーテーマで書いています。 今回は、purewhitejuniorさんから質問をいただきました。 フリーテーマの日曜日に投稿すべきかと思いつつ、この記事に投稿させていただきます。アドラー心理学は大人に人気ゆえ、アンドラゴジーのイメージがありますが、発達心理学でいえばアイデンティティ形成期の中高生にこそ学んでもらいたいなあ、と個人的には思います。学ぶというより、触れる、あるいは立ち寄る

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【号外日記】エクステンション授業の質疑応答はSNSでもやってみたい。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 早稲田大学エクステンションセンター中野校のアドラー心理学実践講座は 毎回40人以上の参加者を得て開講中です。 全8回のうち3回が終了しました。 この授業では、質問は質問カードに書いて提出してもらうか あるいは大福帳に書いてもらいます。 次の回の授業の前半を使ってその回答をしています。 この質問の数がハン

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【注目記事】クラウドソーシングと機械学習という研究手法/リフレクションを習慣にする

土曜日は「注目記事とヒント」を書いています。Facebookでシェアした記事を取り上げて感想やコメントを書きます。 47 クラウドソーシングと機械学習の利用、構築されたモデルの公開がこれからの研究手法。2017年9月にその論文を公表したのは、カルフォルニア大学のAlan S.Cowenさん。神経科学の分野で、機械学習を学んでいる大学院生だ。 彼は男女800人以上を対象にした調査で、感情の分布を示してみせた。その内容はこう。数千もの映像をチーム分けして見てもらい、それぞれどん

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【連載】アンケート調査の基礎(第1回)意味のあるアンケート調査をするために。

金曜日は「オトナの研究」のテーマで連載しています。フツウの大人が「研究」のようなことを始めると、オトナの人生は楽しく、意味のあるものになるかもしれません。そんなオトナの研究を始めるための連載です。ここで「オトナの研究」のサブテーマとして「アンケート調査の基礎」の連載をしばらく進めたいと思います。アンケート調査は、研究手法として重要なひとつだからです。 先日、早稲田大学アカデミックソリューションの企画で、「アンケート設計の基礎」という4時間のセミナーを開きました。各地から大学

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【本】西野 亮廣『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』:21世紀の「お金・情報・信用」のモデルを自ら実践している。

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。 西野 亮廣『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』(主婦と生活社, 2016) ■要約21世紀は情報化のおかげで、信用を蓄積することができるようになった。信用を蓄積できれば、マネタイズの時期を後ろにずらすことができる。そうするとまずおもしろいことを無料でやり、そのあとでマネタイズをすればいい。もし最初に資金が必要であれば、その信用を使ってクラウドファンディングを仕掛ることができる。信用の蓄積にはインターネット

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自分の感情や思考の良し悪しを判断しないでただ眺めるとそれが作り物であることがわかってくる。

水曜日はフリーテーマで書いています。 マインドフルネス瞑想のトレーニングのひとつに「ボディスキャン」という方法があります。自分の体の特定の部位に注意を向けるという練習です。 具体的には、リラックスして座り、まずは自分の呼吸に注意を向けます。呼吸に注意を向けるのは、それがやりやすいからです。そうしたら、自分の注意を体の部分、頭のてっぺんから、顔、首、肩、胸、お腹、腰、足、足の裏まで、順番に注意を向けていきます。これがボディスキャンです。 私の思いつきはこうです。ボディスキ

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【号外日記】お金を払って読んでくれている人がいることのパワー。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 このマガジン「ちはるのファーストコンタクト」で 記事を書き始めたのが 今年(2017年)の1月からですので、 もう10ヶ月になろうとしています。 出張に出ている以外の日は ほぼ毎日、だいたい午前中に、 iMacに向かって文章を書いています。 月別の記事数をグラフにしてみるとこんな感じです。 ここでは練習

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テストとはその人の不十分なところを発見して、完全習得を支援するためのもの。

火曜日は「教えること/学ぶこと」のトピックで書いています。ここしばらくは、授業や研修の設計と実施について書いています。 新しい知識を自分にあったスピードで、しかも完全に理解する方法として「個別化教授システム=PSI」を紹介しています。その特徴は以下の4点です。  (1) 講師は講義をせず、学習者は用意された独習教材を使って、自分のペースで学習を進める。  (2) 1つの学習ユニットが完全に理解できたかどうかは、通過テストに合格することで保証される。  (3) プロクターは、

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