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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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#授業

【考え】「オンデマンド授業だったけれども、楽しかった」

2024年5月27日(月) 修士課程の1単位科目「インストラクショナルデザイン特論」の最終回をZoomで収録した。1単位科目は7週で終わりなので、これはこれであっけない。始まったらすぐに終わってしまうという感じだ。修士課程は、修論を含めて20単位で修了なので、1単位科目を多く揃えてアラカルトで広く履修してほしいという設計なのだろう。 この授業はオンデマンドだが、毎回学生番号の最後の一桁を指定して、当該の学生にZoom収録に参加してもらうという方式をとった。そのため、毎回1

【雑談】あとは楽しいことだけだ

2024年4月14日(日) 授業がスタートした。私にとって最後の1年になるので、ゼミ生は最終学年だけになった。何かが終わるというのは、半分は感傷的な気分だけれど、半分はうきうきしている。何かを終えれば、別の何かを始めることになるからだろう。

【ブログ】見逃し配信としての授業レコーディング

2023年12月22日(金) 今年度の通学生の授業では対面授業であっても、自分のパソコンでZoomを起動して、授業をレコーディングしている。Zoom上でマップなどを共有して、それをスクリーンに投影するだけなので、まったく簡単だ。

【ブログ】大福帳の内容分析

2023年12月18日(月) 3月1-3日の日本教育工学会の春季大会@熊本大学と、大学院ゼミの合宿を重ねてある。せっかくなので、大会で何か発表しようかと考えていた。

【ブログ】授業を時間通りに始めること

2023年11月3日(金) インストラクショナルデザインの4回目授業。8:50開始なので8:40には教室に到着するようにしている。その時点でもう3分の1くらいの学生が着席している。これは春学期には見られなかった現象だ。

【本】フレッド・S・ケラー『教育者の成長 ―フレッド・ケラー自叙伝』:個別化教授システム (PSI) の誕生

2023年10月18日(水) 2019年11月22日 今回は、フレッド・S・ケラー『教育者の成長 ―フレッド・ケラー自叙伝』(二瓶社, 2019)を取り上げます。 要約個別化教授システム(PSI, Personalized System of Instruction)を考案し、実践したフレッド・ケラーの自叙伝です。誰にでも勧めるという本ではありませんけれども、ケラーが大学教育の方法に悩み、工夫し、最終的にPSIを実践するところまでをこの本で読めることはある種感動的な体験

【ブログ】ID授業は150人超:遅刻への対処法

2023年10月13日(金) インストラクショナルデザインの授業がスタートした。秋学期も春学期と同じく、火曜日1限8:50開始を設定している。それにもかかわらず140人が出席。登録は156人だが、やはりバス輸送のせいで遅刻者がある。

【ブログ】秋学期がスタートした:手放した分だけ自由が手に入る

2023年10月9日(月・祝) 秋学期がスタートした。今期の授業は、通学生は、インストラクショナルデザイン、卒研ゼミ、専門ゼミ、博士課程ゼミ。eスクールは、インストラクショナルデザイン、データリテラシー2、卒研ゼミ、専門ゼミというラインナップ。 退職まであと1年半。少しずつ担当する授業が少なくなっていくのが気持ち良い。気持ち良いというのは変かもしれないけれども、何かを手放すということは、手放した分だけ自由が手に入るということだ。そうして初めて何か新しいことを始めることがで

【ブログ】秋学期の準備を始める

2023年9月25日(月) 秋学期の授業開始は10月6日(金)。100分授業のせいで例年よりも少し遅くなっている。少しずつ準備を始める。

【本】秋田喜代美、藤江康彦編著『これからの質的研究法』:学校をフィールドとした15の実践研究のバリエーション

2023年8月30日(水) 2019年9月12日 今回は、秋田喜代美、藤江康彦編著『これからの質的研究法』(東京図書, 2019)を取り上げます。 要約質的研究は単なるデータ分析の方法ではなく、1つの固有な研究領域だ。その特徴は、(1) 実践が刻々と変容し、文脈に依存していること、(2) 実践の意味は研究者と研究対象の関係性に基づいて生成されること、(3) 記述と解釈において研究者自身の立場や影響力を批判的に振り返り反省すること、の3点にある。フィールドにおいて問いを産

【質問】先生の授業に期末レポートや期末テストがないのはなぜ?

2023年7月27日(木) 質問は「マシュマロ」からお送りください。匿名で送ることができます。 質問早稲田大学で今期に生涯学習と成人教育学の授業を履修していたものなのですが、先生の評価方式に期末レポートやテストがなく、毎回の授業やワークを重視していることが少し不思議に思いました。生徒からしたらとてもありがたいのですが先生がこのような評価方法を取っているのには何か先生の教育に対するこだわりみたいなものがあるのでしょうか? P.S先生の授業めちゃめちゃ楽しかったです。苦じゃな

【切抜】授業の設計と人間的魅力との関係

2023年7月25日(火) 2019年7月27日 今回のFD研修は、ワシントン大学のインストラクショナル・コンサルタントである、左微(ZUO Wei)先生のワークショップでした。早稲田に半年間訪問しています。

【本】稲垣忠編著『教育の方法と技術 主体的・対話的で深い学びをつくるインストラクショナルデザイン』:教職を目指す学生だけでなくすべての現職教員にお勧め

2023年5月17日(水) 2019年4月11日 今回は、稲垣忠編著『教育の方法と技術 主体的・対話的で深い学びをつくるインストラクショナルデザイン』(北大路書房, 2019)を取り上げます。

【ブログ】授業をすれば試したいことが湧いてくる

2023年5月5日(金) ショートレポート課題からKJ法へ連休の谷間の平日は、通常通りの授業。一昔前だったら、半分くらいが「自主休講」していたはずだが、そんなこともなく9割が出席。これがいいのか悪いのかわからないが、たぶんいいことなのだろう。高い授業料を払っているのだから、きちんと授業を受けるということだ。