【本】市川 沙央『ハンチバック』:リアルでハード
2024年5月30日(木)
那智勝浦への遠征中に読んだもう一冊は、市川 沙央『ハンチバック』(文藝春秋, 2023)だ。第128回文學界新人賞に続いて第169回芥川賞を受賞した作品で、それがニュースに流れたときに、この人がeスクールを卒業したことを知った。これもKindle Unlimitedのおすすめに出てきて、それならと読んだ。
テーマは障害者の心や性の問題を扱っていて、全体としてはフィクションなのだろうが、生活の描写にこれは本人のことかなというものが書かれていて、か