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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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#トレーニング

【質問】研究活動に向き不向きはありますか

2023年8月10日(木) 質問は「マシュマロ」からお送りください。匿名で送ることができます。 2019年12月1日 質問研究活動を行うのに、向き不向きはありますか? 論理的な思考ができず、経験的に考えてしまう傾向があり、研究には向かないのかなと感じることがあります。

【切抜】グループでレッスンをするときは一番うまい人を基準にする

2023年5月30日(火) 2019年1月18日 「チハル、これはあなたの仕事だけどね」 この前、テニススクールのコーチがこんなことを言っていた。

【切抜】学位より社内教育/人々との接触が幸福を生み、寿命を延ばす

2022年9月13日(火) 2018年4月7日 学位より社内教育、軸足移す米企業これまで大学側としては「すぐに役に立つ知識はすぐに役に立たなくなる」と言って反論してきた。だから理論的なフレームワークや基本的な思考力こそが大切であるし、それを大学ではトレーニングするのだと主張する。 しかし、理論的なフレームワークや基本的な思考力というのは最もトレーニングが難しい領域であることも確かだ。それらの能力を効果的にトレーニングする方法はいまだに試行錯誤あるいは研究途上の段階にある

【切抜】パーソナルトレーナー(あるいは指導教授)とうまくつきあう

2022年9月6日(火) 2018年3月31日 パーソナルトレーナー(あるいは指導教授)とうまくつきあうパーソナルトレーナーの究極のゴールとは、本文にあるように「トレーナーがそばにいないときも、自分が上達したり向上したりするような知識を身につける」ということだ。 その意味で、大学院の研究指導をするときの大学教員は、一人のパーソナルトレーナーとして捉えることができるかもしれない。指導教員がいなくても自分一人で研究を進められるようになることが大学院指導の究極の目的だからだ。

トレーニングは自分にマッチした人とやり、ゲームは知らない人とやる

2022年3月7日(月) 1, 2月のテニスを振り返ってみると、1月は20回、2月は14回テニスができました。これには90分のレッスンや2時間のダブルスあるいはシングルスのゲームが含まれています。それぞれを1回としてカウントしています。1月は1日に2回やったりしました。たとえば、90分のレッスンを受けたあとに2時間のゲームをするなどです。しかし、こうしたダブルヘッダーはかなり体にこたえることがわかりました(当たり前です)。ですので、2月は少しセーブして1日1回としました。

(128) 愚直な練習から目的のある「限界的練習」へ

2021年4月1日(木) 2020年度の「教える技術オンライン研究会(OGOK)」(全10回)から、研究トピックや研究スキルを紹介するシリーズの第5回目です。今回は研究トピックとして「限界的練習」を取り上げます。最後には、そのレクチャービデオ(22分)を紹介しています。 ・限界的練習/究極の鍛錬とは何か本当に上達するためには、Deliberate Practice(限界的練習)をしなければならない、ということを明らかにしたのが、アンダース・エリクソンの『超一流になるのは才

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(028) 自分のテニスをビデオで撮ってみるとわかること。

先日は穏やかな天気でテニス日和でした。自分がゲームをしているところをiPhoneのビデオで撮ってみました。見返してみると、自分がイメージしているスイングと、実際のスイングが全く違っていることがわかります。 たとえばこのシーン。私は手前左側の紫色のプレーヤーです。相手のサーブをフォアでリターンするところです。テイクバックが小さすぎます。自分ではもっと大きくテイクバックしているイメージなのですけど、全然違うのですね。 自分がプレイしているところは見れません。それをビデオを撮っ

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【教える技術】「あなたが自立するために私はなるべく手助けしません」は間違っている

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。 教育の大目標として「自立する」ということがよく掲げられます。これはスローガンとしてなら良い言葉です。一人でできるようになること、ひとり立ちできるようになることは教育の大目標としては最適なイメージです。 しかし、自立するということは目標設定としては良くありません。具体的ではないからです。自立するということは、助けなしに何かができるようになった結果としての状態を示しているだけです。ですから、目標設定としては常に「何か

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【教える技術】#01 態度も能力のひとつ。それはトレーニングできる。

火曜日は「教えること/学ぶこと」のトピックで書いています。2018年もよろしくお願いします。 早稲田大学エクステンションセンター中野校にて「教える技術」を全4回で開講します。1月11日から毎週木曜日の夜19:00-20:30です。受付サイトではすでにキャンセル待ちになっているようです。たくさんの人に申し込んでいただき、ありがとうございます。 この講座では、教える技術を誰にでも使ってもらえるようにすることが目標です。教えることを仕事をしている人はもちろん、特に教えることが専

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専門としてのコトバを獲得し、外の世界に知識のネットワークを広げていく。

火曜日は「教えること/学ぶこと」のトピックで書いています。定期購読者が増えるたびに、感謝を込めてその日の記事を全文公開にしています。 12月も中旬に差し掛かりました。大学のコースやゼミも終わりに近づいてきます。ゼミでは、データの整理や分析、グラフの作り方、文章の書き方などを毎週トレーニングしていきます。毎回の進歩は劇的にあるわけでなく、あまり気づきません。しかし、そんなふうにして積み上げていくと、1年後にはなんとなく自分がやっていることの意味がわかってきます。ゼミ生を観察し

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強度×時間×頻度の介入モデル。

水曜日はフリーテーマで書いています。今回は「強度×時間×頻度の介入モデル」について書きます。 私たちが何かを練習したり、トレーニングしたり、勉強したりすることは、その行動の強度と頻度と時間によって特徴づけることができます。たとえば、散歩は「低強度・短時間」の運動ですが、「低強度・長時間」であればウォーキングになり、逆に「高強度・短時間」であればダッシュになり、「高強度・長時間」であればマラソンという形態になります。さらに、これに頻度の次元が加わります。毎日やるのか、週一回な

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