向山奈央子

ブックライター&出版企画コンサル。元女性向け生活情報紙編集長。ライフテーマは「心」「癒…

向山奈央子

ブックライター&出版企画コンサル。元女性向け生活情報紙編集長。ライフテーマは「心」「癒やし」「女性の人生」。感情ケアプログラム指導者コース修了。カフェ大好き。甘味大好き。#100文字エッセイを書いています。

マガジン

  • #100文字エッセイでお会いしましょう

    100文字(ピッタリ)で、日々折々、雑感をつづります。#100文字エッセイのタグで、皆さんも書いてみませんか? お仲間welcome! ステキだなと思った作品はこのマガジンにぜひ追加させてください(←もちろんご意向に沿わなければお知らせくださいね)

  • 心の疲れをとるnote(うつ予防のヒントと体験談)

    「うつ」になったけれど、元自衛隊メンタル教官・下園壮太先生のカウンセリングに助けられ”最短”で脱することができた、私のセキララ体験談。なぜ人はうつになるのか? 心のトリセツを知りたい方、カウンセラーやカウンセリングにご興味のある方に、参考になったらうれしいです。

  • 感情ケア × トリトトラクタカード

    感情、心、癒やし、メンタルケアの”ちょこっと知識”を紹介。トリトトラクタカード1枚を引いては、それにちなんだテーマでアップしてみました。全部で52枚、トランプと同じ数になっています。

最近の記事

  • 固定された記事

人生のギアチェンジをしたら、心の旅が始まりました(栄作ではないよ)

2015年12月25日。 私は15年勤めた情報紙の新聞社を退社しました。 この日、冬空がどこまでも青く澄み渡っていたのを今でも思い出します。 でも、さわやかな空とは裏腹に、その時の私は心も体も重くて、うつろでした。 いわゆる「うつ状態」。 編集の仕事と子育ての両立を毎日毎日全力でこなしていたら、いつのまにかキャパオーバーに陥っていたのです。 今振り返ると、私は、ものすごくラッキーでした。 人生の大きな大きな「ギアチェンジ」が出来たから。 ここから、それまでとは全く違う世

    • 祖母の形見 #100文字エッセイ

      祖母の形見から、ロケットタイプのペンダントが出てきた。 爪先で開けると、左に祖父、右に祖母、それもかなり若き日の。 亡夫だけでなく自分も入れて、ずっと身につけていたのだ。 祖母らしくて、可笑しくて…涙出た。

      • ハーブティーの10分 #100文字エッセイ

        リラックスのための「夕暮れのハーブティー」は、お湯を注いで10分待つ。試しに、タイマーで測ってみた。 そろそろかな? まだ3分! もういいかな? まだ5分。 せっかちな性根も、抽出されていく10分であった。

        • これが人生なんかな? #100文字エッセイ

          私が私であること。 それが煩わしくて、一切の自分をやめたくなる日がある。 一方で、私が私であることを誇れる日もある。 どちらであっても、結局目の前のことをやるしかなくて。 お米を研いだり、洗濯を始めたりする。

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        人生のギアチェンジをしたら、心の旅が始まりました(栄作ではないよ)

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        • #100文字エッセイでお会いしましょう
          83本
        • 心の疲れをとるnote(うつ予防のヒントと体験談)
          5本
        • 感情ケア × トリトトラクタカード
          52本

        記事

          ニンバスの魔法 #100文字エッセイ

          娘が大切にしていた、ハリーポッターの、あのホウキ。素敵な夢をいっばい授けてくれたけど、いつしか部屋の隅で、魔法は消えていた。 迷った末に不燃ゴミへ。しかし、大きすぎたのか結局回収されず、舞い戻ってきた。

          ニンバスの魔法 #100文字エッセイ

          スーパーメロンショートケーキ #100文字エッセイ

          ホテルニューオータニのスーパーメロンショートケーキ。 一口食べてうなった。 「か、軽い!」 クリームも果肉も生地も、全てがふわっと、パーフェクトに調和している。 スーパーメロンショートケーキ。 この名しかない。

          スーパーメロンショートケーキ #100文字エッセイ

          ユズの花 #100文字エッセイ

          いつのまにか庭のユズに、白い小さな花がついていた。指先で触れると、キリッと柑橘の爽やかな芳香がたちのぼる。 花と若い芽をつんで、朝のバスタブに浮かべてみた。 立夏はとうに過ぎて、季節は次へと向かっている。

          ユズの花 #100文字エッセイ

          逆行き電車で考えた #100文字エッセイ

          電車を間違えた。 スマホを見てて、よく確認せず、逆の電車に乗ってしまったのだ。 まあ、よくある。気にしない。 これで初恋の人に再会するかもしれないし。その逆もあるかもしれない。 って、この場合の逆ってなんだ?

          逆行き電車で考えた #100文字エッセイ

          昔、ダイアナ妃を見て #100文字エッセイ

          ダイアナ妃とチャールズ皇太子が来日した時の昔の話。父母に連れられ、晩餐会に向かう車列を見に行った。 歓声の中2人は一瞬で過ぎ、輝く流星のようだった。 私はふと 「あの2人、なんか険悪そう」 と思ったのだった。

          昔、ダイアナ妃を見て #100文字エッセイ

          鼻ツーンsong #100文字エッセイ

          聞くと、たちまち鼻がツーンとして切なくなる曲、私的ベスト3。 1、スピッツの楓 2、宇多田ヒカルのFlavor Of Life 3、ユーミンのHello, my friend 皆さんも鼻ツーンsong、ある?

          鼻ツーンsong #100文字エッセイ

          カカオティー偏愛 #100文字エッセイ

          鎌倉にCHOCOLATE BANKというチョコレートのお店がある。 ここの「カカオティー」が大のお気に入り。 一口飲むと、カカオの香りがふわっと鼻を抜けていく。この“鼻抜け感”にいつも魅せられてしまうの。

          カカオティー偏愛 #100文字エッセイ

          【うつヌケ体験⑤/5】ホントに”最短”で脱出できた!

          (最初から読みたい方はこちらからどうぞ) 18、それでも「飛行は順調です」いつもカウンセリングのあとは、何かしら希望が見えて、前向きな気持ちになります。ところが、4回目のカウンセリングを終えた今回ばかりは、重苦しさから脱出しそこなってしまいました。 耳の調子は相変わらず悪く、なぜか目をつむると、右耳の奥に「ジジジジ」ときしむような音。そんな怪奇現象(?)が現れるように。 いささか自分でも神経質すぎるようで、首を振ったり、耳に手を当ててみたり、なるべく気にしないように努め

          【うつヌケ体験⑤/5】ホントに”最短”で脱出できた!

          【うつヌケ体験④/5】心のリハビリでいろいろな風景が見えた

          (最初から読みたい方はこちらからどうぞ) 12、感情のつかえをとるレッスンをしてみた 年末の大きな落ち込みを経て、年明けは比較的おだやかな日々が続きました。 家事。読書。親友とのランチ。ウオーキング。 天気の良い日に冬の公園を散歩すると、ホッと安らいで、長い夢から覚めたような心持ちがしました。 でもときどき妙に疲れたり、気持ちが落ち込んだりすることも。体と心の調子のさざ波をやり過ごしながら、日々を過ごしていました。 年も明けて1月、3回目のカウンセリング。 「経過は順

          【うつヌケ体験④/5】心のリハビリでいろいろな風景が見えた

          【うつヌケ体験③/5】”調子の波”のサーフィンが始まる

          元・自衛隊メンタル教官の下園壮太先生と、そのお弟子さんであるSさんに伴走していただきながら、心身のリハビリが本格的に始まりました。 (最初から読みたい方はこちらから) 8、うつを避けられなかったのか? 私が疲労をため込み、いつのまにか「うつ状態」に陥ってしまった5年間。 けれども、よく考えると、長い通勤時間も人事異動も、多くの人が経験すること。また震災時のストレスも、直接の被災者の方々に比べれば、例えようもないくらい小さかったはずです。 なのに、なぜ私はうつになってしま

          【うつヌケ体験③/5】”調子の波”のサーフィンが始まる

          【うつヌケ体験②/5】元自衛隊メンタル教官・下園壮太先生のカウンセリング開始

          わけのわからない不調に陥った私。 (体験談①はこちら) しかし一つの出会いが、私を救ってくれました。 4、「そうか!私は”うつ”なのか」 シルバーウイークに休んだ後、さらにお休みをもらい、気分転換で、大好きな石垣島にも旅行しました。現地では、娘と夫に遊びに出かけてもらい、私はホテルの窓から海を眺めながらゴロゴロ。景色は美しかったのですが、旅先でも、そして帰ってからも、一向に気が晴れることはありませんでした。 暗闇をさまようような日々。 暗い気分の私に、一冊の本との出会い

          【うつヌケ体験②/5】元自衛隊メンタル教官・下園壮太先生のカウンセリング開始

          【うつヌケ体験①/5】プチ不調、イライラ、社内トラブル…全ては”サイン”だった

          2015年、私は「うつ状態」に陥りました。幸い出会いに恵まれ、”最短”で抜けることができました。 「うつ」とは、現代人の場合、そのほとんどは「疲労」のことだそうです。 コロナ禍を経た今、この時の私と似た症状で悩んでいる方も、少なからずいらっしゃるだろうと想像します。 今ひそかにしんどい思いをしている方々。その中の一人だけでも、 「もしかしたら、自分は疲労しているのかも」 と気づけるかもしれない。その願いを持って、この体験談を綴ります(全5回)。 なお、この体験談は、20

          【うつヌケ体験①/5】プチ不調、イライラ、社内トラブル…全ては”サイン”だった