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自分が無くなるってどういうことなの?

苦しんでいる方の中に、自分があるようで無い。何かふわふわして、どの自分が私なのか分からない。という方がいます。

そのような自分のために人間関係もしんどくなってきます。

この事を書いている私自身がこのような「自分が無い」状態でした。

思い返せば、私の記憶のある小学生からはすでにその状態であったため、幼少期にはすでに自分が無い状態になっていたと思います。


自分が無いとは

自分が無いとは、代表の仁さんから教えていただくと、

「極度に自分が極小になっている状態の事を指す」と言われます。

「実際には無くなってしまっているわけでは無いが、見えなくなるくらいに小さくなっている」という事です。

例えば、自分が無い状態だと、物事を決めるのは目の前がどういう状況かで決める状態です。

自分はこうしたいというものが極度に小さくなっているので、全て相手主観で物事を判断していきます。

よく「あなたの意見はないの?」など言われる場面がありますが、相手主観で生きることが当然になっているということでしょう。

大抵は幼少期に、父や母を支えることに自分の子ども時代を捧げ、自分のことは後回しにしなければならなかったり、虐待などで、自分の主張が認められなかったりすることで、相手主観になっていくことが多いです。

以前、記事にしたことがある「なるほど!が分からないとい」という事を書いたことがあります。
「なるほど!」というのは、自分がしっかりある人が内なる自分が反応してくれて「なるほど!」となります。

私の場合、20代のある日、周りの方が相手の話を聞くときに「なるほど!」をよく使う方がいて、その時に、「んっ?なるほどってーなんだ?」となった事があります。

正に、自分が無いため、その場その場で「作った自分」を登場させ、相手主観で生きていたためです。

相手主観で生きている場合、相手との関わりが遮断された場合には、当然自分が分からなくなります。

そして、暗闇の世界になります。自分が無いため、相手との関わりを遮断されたら、灯す明かりがないため、真っ暗な中を歩むことになります。

目の前の道が見えないことで不安と恐怖に怯えながら生きることになるのです。

更に代表の仁さんは「自分が無い」状態の方は、人との

「境界線が分からない」

と言われます。

境界線が分からない人は

・相手の相談を聞くだけで苦しくなる。
・人のからお願いをされたら断れない。
・これ以上はやめてくださいと言えなくなる。
・相手にずけずけ入られすぎる。(入りすぎるも)
などの例をあげられています。

このような状態は、前の記事で紹介した「5大ネガティヴ」の中の一つ。「無価値観」から作られていくと言われます。

「価値がない自分」を感じることで自分が小さくなっていくのです。

私の場合、記事で書いてきたように、家の中が常に殺伐として、言いたいことが言えず、争いの絶えない家で、
極度に憔悴している母をみて、
「私は愛されない人間だ」
と「無価値のガムテープ」を貼ることになるのです。
認め愛される機会がなく幼い私は、置いてけぼりの状態になったのです。

境界線がしっかりある方は、受け入れられ、眼を見て微笑んでもらい、頭を撫でて認められる過程で、自分をしっかりと感じて成長していきます。

「自分が無い」状態で、「無価値観」のガムテープを貼ったまま生きた私は、

◯学校の勉強は、頭に入らずついていけない。
◯人間関係は常に億劫。
◯このままの自分で長い人生生きられるだろうか。と未来が見えず、高校は中退。
◯会社でも常に人の視線に疲弊し、睡眠障害。
◯心の勉強を始めると、要求を断れない。限度が分からないため、やがて心身に変調をきたし、うつ状態で何もできなくなる。

のような人生を送ることになりました。

では、
「自分を取り戻す方法」
ってあるのでしょうか。

代表の仁さんは

「価値の無い人はこの世に一人もいない」

と声高らかに断言しています。

そしてその絶対的理由として、

「何故なら、無価値な扱いを受けたら、人は皆泣くから」

と言います。

無価値な扱いを受けたら人は皆、「不快」な思いになります。

つまり、自分で

「みんなもともと有価値」「価値の無い人はいない」

事を心に知っているのです。

無価値脱却の道は、「自分には価値がある」と自分を出して、そして気づいていくことです。

きっと、極度に小さくなっていた自分がどんどん大きくなって、「私は私」になっていく事でしょう。

誰にも気分を害されたりされない強い自分が出てきて、境界線がしっかりと自分を守り、いきいきと生きる自分になっていくことでしょう。

今日は「自分が無くなるってどういうことなの?」ということについて書いてみました。

最後まで読んでいただきありがとうございます♪