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生きてるって何

ども
精神科勤務
専門学校外部講師脳神経学やってるもんです

カウボーイビバップというアニメ
主人公スパイクのセリフで
大好きなのがあります

死にに行くわけじゃない
俺が本当に生きてるかどうか
確かめに行くんだ

カウボーイビバップ

いやぁ
かっこいいセリフやな

人間にとって
生きている
ってどういう状態の事を指すのでしょうかね

まあこの問いには十人十色
人間の数だけ答えがあるでしょう

昔RPGのGAMEで
強烈に残ってるセリフが

あなたは生きてはない
死んでないだけ

当時は小学生くらいやったかな?
このセリフ聞いた時は
考えさせられましたね

死んでないだけ………(゚∀゚)

 生きてるなー!
と実感する時ってのは
一般的にどんな時か

今回の能登地震なんかの天災から
無事に生還できた時

余命宣告までされた病気と立ち向かい
奇跡の復活を見せた時

事故に巻き込まれたが
命が助かった時

遭難して食料も尽きた時に
無事に発見された時

いずれにせよ
死を覚悟するような状況から
なんとか生きようと
必死になっている

この場合は
分かりやすく
生きている!
と実感するのでしょう

もちろん他にも
目標を達成した時
夢が現実になった時
なんかもあるでしょう

僕の人生経験で言えば
海外でパスポートを盗まれお金も失った時

あの時は
心底死ぬことも覚悟しましたね
あー餓死ってこんな感じかな
というくらい食料にありつけなかった

刑務所勤務してた際の帰路で
暴力団関係の方に囲まれて
車に入れられて
友人を釈放するように脅された時

あの時も
死んだ!って感じました(笑)
今となったら笑えますが
ほんまに刑務所なんかで勤務してると
こういう事象に巻き込まれるのね
って感じましたねー

人間ってね
ほんまに殺されるかもって感じた時って
実はめっちゃくちゃ冷静になるってのを
経験した方いますか??

まるで走馬灯のような?
心拍数はゆっくりで
何故か自分の脈が耳に静かに聞こえてきて
常に頭は強烈に回転し続ける

あの感覚は
ほんまに今でも不思議です

もうあれから二度と経験してません
したくもないですが(笑)
でも、あの感覚はもうあれから一瞬もない

本当に
あかん!これは、死んだかも!

っていう状況から
生還できた時って
ほんまに不思議な状態になるんですよね

え?
俺ってほんまに生きてる?
日常に戻れたん??
あれは嘘??夢??

みたいになりました
上記の過去の2回は心の底から。

あぁ、…
生きてるんやな……

と。

しかし
普段と呼ばれる
日常と呼ばれる
いつも通りと呼ばれる
今日なんて呼ばれる
この奇跡のような1日には

確かに
そこまで実感なく生きている気が
するような
しないような
うーん(゜゜)
そんな、感じです

毎日のように
毎回毎回
そんな死に直結するような
日々なんてのは
令和ではないでしょうし
実際はそんな生活はしんどすぎるでしょう

なんて思っちゃうでしょ?

でも今
すぐそこなんかで
あっちこっち戦争してますよね

全然過去の歴史の話じゃなくて
戦争しまくってますね

相変わらず
中東では大喧嘩は収まってない

ロシアも中国も止まらない

核戦争の恐怖は
実はすぐそこにある

台湾有事もあり得るし
朝鮮戦争再開もあり得る
第二次冷戦もあり得る

別に
全て解決したわけじゃない

平和っぽい生活があるけど
其の実
いつでも崩壊の危機は横にある

我々も
やはり
前提としては
今日で人生最後かもしれないと考え

今日の一刻一刻を
大切にするっていう思考が
1番じゃないかな。
と考えるわけです

冒頭の名言が素晴らしいのは
日常が繰り返されると

生きている。事を忘れる

って状態になる事を
思い出させてくれるからです

僕も人間なので
気がついたら
すぐに当たり前になり
常識になり
何も感じなくなってしまいます

でも
それじゃ
1日に失礼やなと感じるんです

今日が人生最後なら
どう生きよう?
それを毎日毎日考えます

ニュース見てると
分かると思います

人はある日、ある時
いきなり人生最後を迎えます

ほんとに一瞬で。

今日、
自分が生きてるかどうか
確かめるのも
自分の仕事なのかな
と。

たまにどうしても生きてる事を
感覚で思い出したい時は
山登りに行きます(⌒▽⌒)

喉がカラカラで
体力的にもしんどくて
身体が割とキツい状態にする

そうすると

当たり前。
がぶっ壊れる経験値をくれます

生きている。
って状態って…

一体何なんでしょうね。

これからも
考え続けようと思います













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