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月刊「群盲評象」(試読ご希望の方向け)

現代は科学が進歩した時代だとよく言われます。知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な未知の世界が広がります。知は無知とセットになっています。優れた科学者はなんでも知っているよう… もっと読む
本マガジンでは、桜井健次の記事をとりあえず、お試しで読んでみたい方を歓迎します。毎日ほぼ1記事以上… もっと詳しく
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記事一覧

バラの季節

人生はひとつの旅であり、また本物の旅にも人生の一面が投影されます。そのため、旅論は人生論でもあります。8世紀、唐の時代の著名な詩人、李白の「春夜宴桃李園序」には「夫天地者萬物之逆旅 光陰者百代之過客」とあり、日本の江戸時代、17世紀の俳人、松尾芭蕉の「おくのほそ道」には「月日は百代の過客にして ゆきかふ年も又旅人なり」とあります。 毎週土曜日、「旅」、「旅行・トラベル」、「旅のような人生の道のり」といった「旅」に関係するワードをテーマに含む短めの記事をお送りします。抽象的な

金魚鉢之詩

金魚鉢と言えば、かのロバート・A・ハインラインのサイエンスフィクションだな 海軍の調査船に乗った2人の科学者は、空へ上がって海へ戻ってくる謎の水柱を発見した。 その水柱の上の世界に実際に行ってみたら、食べ物と水はあるが、脱出する方法がないことに気づいた。 どうやら、エイリアンか、あるいはもっと高次の地球生命体の手中に落ちてしまったようだ。 ただペットとして、金魚鉢のなかの金魚のように飼われているようだ。 一人が死んで、遺体が運び出されたとき、残ったほうの一人は、ここを出る

AIによるコーヒー焙煎

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。多くのものは2回、3回にわけて放送したものですので、それらの内容を1つにまとめ直し、参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。 今回お送りする記事のコンテンツに対応するラジ

天敵の活用

毎週水曜日、合成画像を作っています。 カメムシの仲間の昆虫たちと言えば、毎年秋の時期に繁殖することが知られています。けれども、2024年、今年は既に5月の時点で大繁殖しているそうです。農作物への影響も懸念されているということです。カメムシの天敵と言えば、蜘蛛、カマキリ、そしてネコです。今日は、蜘蛛とカマキリとネコが大繁殖中のカメムシの仲間の昆虫たちをやっつけようとしている情景を描いてみましょう。 今回の作品は、これです。

ホワイト水素をめぐる競争

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。多くのものは2回、3回にわけて放送したものですので、それらの内容を1つにまとめ直し、参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。 今回お送りする記事のコンテンツに対応するラジ

2次元の世界

そのホテルは、駅に近い便利なところにある その上、宿泊費がとても安い エレベーターが混んでいたので、非常階段を使った あれ?と思った エレベーターが止まらないフロアがあるのだ そのフロアは、とても奇妙だった 完全防音のようで、外部の音が聞こえない そして天井がずいぶん低い 振り返ると、先ほど通ったばかりの扉は閉まっていた 足元の床を見てぎょっとした 大小さまざまの人体の形の模様のようだ そうだ、ホテルのロビーの床や壁も全部これだった 痛いと思ったら、頭が天井にあたっ

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noteへの連続毎日投稿を開始して1609日目です。プロフィールを更新します。9回目の更新になります。 ■このところの noteスタイル1日1投稿を続けております。2024年5月現在の私のnote 投稿の週替わりメニューは、こんな感じです。 インターネットでは、非常に多数の読者・視聴者に対する露出を求める方々が多いと感じます。自分が提供する製品・サービスを少しでも多くの顧客に提供したいとする、販路拡大的とでもいうのか、マーケティング的な発想と近いでしょうか。 その気持ち

石垣島離島ターミナル周辺散策

人生はひとつの旅であり、また本物の旅にも人生の一面が投影されます。そのため、旅論は人生論でもあります。8世紀、唐の時代の著名な詩人、李白の「春夜宴桃李園序」には「夫天地者萬物之逆旅 光陰者百代之過客」とあり、日本の江戸時代、17世紀の俳人、松尾芭蕉の「おくのほそ道」には「月日は百代の過客にして ゆきかふ年も又旅人なり」とあります。 毎週土曜日、「旅」、「旅行・トラベル」、「旅のような人生の道のり」といった「旅」に関係するワードをテーマに含む短めの記事をお送りします。抽象的な

放棄白色運動靴之歌

白い靴は、もう捨てたかい? わがままわあ~ って、思わず大声をだしてしまったよ 大昔、サークルでみんなで一緒に歌っていたからね 1979年にチューリップが発表した「虹とスニーカーの頃」の歌の主なポイントを七言律詩にせよ 読み方 (394字) 2023年4月下旬頃からシロクマ文芸部の企画に毎週参加させて頂いています。2024年4月まで1年ぴったりの継続のつもりでしたが、しばらく延長します。このところは、漢詩(七言律詩)を投稿することが多くなっています。今回のお題は「白い

金の単原子層物質ゴルデン

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。多くのものは2回、3回にわけて放送したものですので、それらの内容を1つにまとめ直し、参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。 今回お送りする記事のコンテンツに対応するラジ

イアラ

毎週水曜日、「水」または「水曜」に関係するテーマの短編記事または漢詩または合成画像を作っています。 2024年5月14日、大分県の日本製鉄の工場内の鋼鍋から人骨のようなものが発見されました。行方不明になっていた30歳男性社員ではないかということで警察が捜査しているということです。高温の溶鉱炉に落ちる事故があれば、まず助かりません。21世紀の先進的な鉄鋼業の現場で、どうしてこんな事故が起きたのか、解明が待たれます。歴史を振り返りますと、古代には、銅製の仏像に魂を入れるために生

沈むモルディブの埋め立て問題

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因果応報

お久しぶりです お元気そうで何よりですわ 誰だろう? 何かの間違いじゃないか ますますご活躍ですね 素晴らしいですわ ううむ、この女、何者だろう まったく思い出せない 立食パーティだし、適当に話をあわせて、うまく別の場所に移動しよう 失礼、ちょっと飲み物をもらってきます その場を立ち去ることができた グラスを手にして、振り向いた すると、いつの間にか、そこにいるではないか ふと思い出した あれは30年ほど前だったか 研究室の若い学生やスタッフたちと森に出かけたこ

火葬以外?

2023年から、毎週日曜日、マガジンご購読者のみがお読みいただける特別記事(タイトル以外は非公開)をお送りしております。 現代はインターネットの時代ですので、note に記事を普通に書けば、見知らぬどなたの目に触れるともわかりません。それが新たな出会いやコミュニケーションのきっかけを生む可能性があり、楽しく有意義です。 他方、昨今は、いろいろな問題に対し、特定の主流意見と、それに対立する意見に二分され、溝が生まれることも多くなりました。2020~2023年で言えば、COV