あざやかに。色彩詠まとめ①

こんばんわ。くきねこです。

数えたら今年詠んだ色彩詠(色の名前を意識的に使った詠草)が10首溜まっていたので、読み返しつつ、まとめてみました。

①深海に藍をもとめてそこに見る泡の碧さを恋となづける

②赤黄色まだら緑とスカイブルー秋空高く頬を染めにし

③もふもふのやわらかまくらに勝てません青い三日月抱いて夜更

④空泳ぐ鰯の群れが茜色明日は虹の釣竿を持つ

⑤悲しみをブルーと例えてでは愛は  藍も青より出でしと思ふ

⑥紅葉柄華やぐ赤の便箋も初雪降ってもう今時分

⑦会社出て緑のストール身に纏う  大人になんてなりたくないの

⑧九月末から風吹きて紫陽花の白く揺らるる残暑もわずか

⑨裏通りセピア色した喫茶店わたしはひとりでポテトほおばる

⑩寒部屋の電気を消して窓辺から隣の屋根が群青きらり


既出のもある上拙いですが(´・ω・`)

色を主題にした短歌はこれからも詠んでいく予定です。

どうぞよしなに。

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