くまたろう

Nienteはひきこもり経験者が運営する支援団体。設立者はひきこもり経験をいかしてフリ…

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Nienteはひきこもり経験者が運営する支援団体。設立者はひきこもり経験をいかしてフリースクール講師として活動し、自分が1番働きやすい会社を作るために起業。趣味の園芸やコーヒーを生かしたお仕事もしています。生きづらさを感じる方への居場所を毎月提供しています。

最近の記事

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「福岡ひきフェス」が終了いたしました

「福岡ひきフェス」終了のお知らせ福岡県の注目イベントである「福岡ひきフェス」が幕を閉じました。このイベントは、ひきこもり経験者やその家族、支援者、そして地域社会全体の理解を深め、支援の選択肢を増やすことを目的としています。 開催動機家族への支援選択肢の提供 支援者間の連携強化 ひきこもり経験者による主体的な啓発活動 これらの動機には、ひきこもり経験者への偏見や差別を減らし、ひきこもりが実は多くの人が思っている以上に能動的に活動できることを示したいという目的がありました。

    • クラウドファウンディング最終日

      ひきこもりの居場所を運営しています。 団体を設立して2年目。昨年の課題は2つでした。 ①活動費が不足し赤字運営となった ②情報が当事者に届いていない これらの課題を解決するためクラウドファウンディングに挑戦しています。 昨年の参加者は着実に気力が向上し、自分自身に合う社会参加の道を歩みだしています。 ひきこもりに活動の場を提供させてください。 ご支援よろしくお願い致します。 #READYFOR #クラウドファンディング

      • 4月:ひきこもりサークル活動報告

        【クラウドファウンディング締切まであと2日】4月のひきこもりのサークル活動のご報告です。 新規の参加者の方もいらっしゃいました。 当事者の多くは「自分の人生を立て直したい」と考えています。 生きる気力を取り戻す場所が必要です。 「誰かがわかってくれた」 「自分の気持ちを話せて気持ちが晴れた」 そんな小さなきっかけでひきこもりが回復していきます。 ひきこもりのサークル活動を継続していくために支援をお願いいたします。 https://readyfor.jp/projec

        • ひきこもりの子を持つご家族へ〜ひきこもりへの理解と支援〜

          親心とコミュニケーション子どもを持たない私が親の気持ちを完全に理解することはできませんが、Nienteの活動を通じて得た学びがあります。それは、多くの親御さんは、単に就職させることではなく、子ども自身の幸せを望んでいることに気づかされました。 しかし、その想いを伝えることの難しさや、親子間でのコミュニケーションの壁に心を痛めている親御さんが多くいらっしゃいました。正しい方法で適切な言葉をかけても、親の言葉だからこそ反発を生むことがあります。そんな時、第三者の力を借りることが

        • 固定された記事

        「福岡ひきフェス」が終了いたしました

          ひきこもりサークル活動:料理部

          Nienteは、ひきこもりの方に「生きる気力」を取り戻してもらうため、楽しいサークル活動を運営しています。そのひとつが「料理部」です。 「生きる気力」無しには、どのような支援も本人には届きません。 「生きていても仕方がない」と思う人に、自立や就労の施策は響かないのです。 まずは、「生きていてもいい」「世の中には楽しいことがある」。それを思い出してもらうことから始めています。 活動の目的や詳細は、下記リンクをご覧ください。 #READYFOR #クラウドファンディング

          ひきこもりサークル活動:料理部

          ひきこもりの居場所を継続するために

          クラウドファウンディングのお願いひきこもりの問題については、多くの方にとって見過ごしやすいものかもしれません。外部からは「何を甘えているのか」と思われがちですが、ひきこもりの当事者は働く意志を欠いているわけではありません。彼らの多くは「自分に適した仕事に就きたい」と願っています。 しかし、彼らの大きな障壁となっているのは「生きる意味」を見失ってしまっていることです。これが原因で、就労支援プログラムへの参加が困難になり、仮に就職ができたとしても、意味を見出せずに退職してしまう

          ひきこもりの居場所を継続するために

          ひきこもり支援の社会的メリット

          ひきこもり問題の社会全体への影響ひきこもりという現象は、当事者個人の問題を超え、日本社会全体に大きな影響を及ぼしています。個々人の生きづらさを克服し、社会全体の持続可能性を高めることが、今、私たちに求められています。私たちがひきこもり問題にどう対峙するかは、ひきこもり以外の人々にも多大なメリットをもたらす可能性を秘めています。 この観点から、ひきこもり問題の解決策とその社会的意義に焦点を当てた記事をnoteに公開しました。 記事の内容記事では、推定146万人に上るひきこも

          ひきこもり支援の社会的メリット

          今、ひきこもっている方へ

          ひきこもりの入り口私がひきこもりを経験したのは、両親の介護をきっかけに始まりました。両親には多額の借金があり、貯金もなく、自分たちの生活を維持することすらままならない状況でした。 その時期、私は人生を諦めていました。私の人生は両親と共に沈み、この人生は決して好転することはないと考えていました。就労をはじめ、入浴や着替えなど日常のあらゆる行動が無意味に感じられました。自宅前のコンビニへすら数年間行けなくなりました。 再起への葛藤周囲の人々はさまざまな再起の手段を勧めてきまし

          今、ひきこもっている方へ

          クラウドファウンディング始めます

          ひきこもり当事者活動をしているNienteです。 この度、持続的な活動をするためクラウドファウンディングをする運びとなりました。 プロジェクト詳細はリンクをご覧ください。 多くの方のご支援・ご声援を頂けると励みになります。 #READYFOR #クラウドファンディング

          クラウドファウンディング始めます

          「福岡ひきフェス」開催案内

          2024年3月、福岡市で「福岡ひきフェス」が開催されます。このイベントは、ひきこもりの人々や家族、支援者、一般市民がつながり、相互理解を深める場を創り出します。 目的私たちは、ひきこもりに関する社会全体の理解を深め、支援の手を広げることを目指しています。このイベントは、情報共有だけでなく、実際の「つながり」を生み出すことが目的です。 概要期間: 2024年3月6日(水)~26日(火) 場所: 福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん 主催: ひきこもり経験者によるサ

          「福岡ひきフェス」開催案内

          2024年抱負 - ポジティブ ソーシャル ディスタンス

          2023年の挑戦からの学び2023年は挑戦と探求の年でした。多くのコミュニティと繋がりながら、自分自身の可能性を広げる多くのチャレンジを行いました。 しかし、この活動量を持続することの難しさを感じ、自身に本当に必要な活動かどうかを精査することの重要性を痛感しました。 そこで2024年は、「ポジティブ ソーシャル ディスタンス」をテーマに掲げ、強みである個人ワークに注力し、自分にしかできない有意義な活動を深めていくことにします。 このテーマはひきこもり支援における第一人者

          2024年抱負 - ポジティブ ソーシャル ディスタンス

          孤独を楽しむ

          私はかつて、人生を諦めかけていました。その原因は、両親の介護と実家の借金問題、そして自分自身の発達障害の特性にありました。これらの問題に直面し、「どう頑張っても自分の人生は好転しない」と感じ、人生から手を引くことを決めました。この決断が、私を孤独という新たな世界へと導いたのです。 この孤独は当初、恐ろしいものでした。 しかし、時間が経つにつれ、孤独が私にとって意外なほど心地よいものになり、自分自身を深く理解するきっかけを与えてくれました。この記事では、孤独が私の人生にどの

          孤独を楽しむ

          ひきこもり後の人生:強みを生かすことで生まれる充実感

          強みか弱みか「強みを生かせ」「弱みを克服しろ」 私たちはしばしばこのようなアドバイスを耳にします。 日々の生活の中で、自分の居場所や進むべき道を見失うことは、誰にでも起こり得ることです。"自分の強みを伸ばすべきか、それとも弱みを改善するべきか?" この永遠の問いに対して、私自身の経験から導き出した答えを共有したいと思います。 人生において生きづらさを感じる人々に向けて、自分自身を理解し、自己の強みを活かすことの重要性を、私の実体験を通じてお伝えします。 綱渡りの日々かつ

          ひきこもり後の人生:強みを生かすことで生まれる充実感

          40代元ひきこもりの現在の仕事

          生きづらさからの転換40代の発達障害を持つ元ひきこもりが、現在どのように日々を過ごしているか、興味を持っていませんか?社会の厳しい目や周囲の期待から逃れ、一時は世界から隠れるようにしていた私。 しかし、今では新しい人生の扉を開き、多くの経験と学びを通して得た力で、多彩な仕事に挑戦しています。この記事では、そんな私の変わった日常と、ひきこもりの経験から得た教訓をお伝えします。 多様な仕事を通じた再出発幼少の頃から発達障害との対峙を続け、30代半ばにはひきこもりの経験も。これ

          40代元ひきこもりの現在の仕事

          一冊の本、無限のつながり。"本の会"で新しい世界へ

          "本の会"の魅力「Niente」は福岡市でひきこもりの支援活動を展開しています。Nienteは、「ひきこもり当事者自身の手で幸せな生き方をデザインする」というミッションのもと様々な活動をしています。そして今、新たな居場所として「本の会」をスタートさせることになりました。 "本の会"は、課題図書の一部を読み、その感じたことや考えたことを共有する活動です。ページをめくるたび、新しい世界が広がる。そして、その世界は参加者との共有を通じてさらに深く、豊かになります。 多様な視点

          一冊の本、無限のつながり。"本の会"で新しい世界へ

          私の「ひきこもり感」

          「ひきこもり」もひとつの人生私はひきこもり経験者としてさまざまな活動をしています。 その活動を通して、いろんな当事者に出会います。 最近、私はひきこもりについて深く考える機会がありました。ひきこもりの当事者やその家族と接する中で、さまざまな経験を積み、新たな気づきを得ることができました。 結論から申し上げると「ひきこもりの背景は人それぞれ」 そして、「ひきこもっている状況もひとつの人生」 ということです。この考えは活動を通して確信に変わりました。 今回は、活動を通し

          私の「ひきこもり感」