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信号無視?守ります!中国人のマナー、世代別に見た現実と課題

赤信号みんなで渡れば怖くないという名言は志村けんさんが作ったのかなと思って検索してみたらツービートさんのネタでした。

子どものころ、親の前で「赤信号みんなで渡れば怖くない」と言ったら馬鹿なことを言うんじゃないって言われたのを思い出します。

どうしてこんなフレーズを思い出したかと言いますと、中国人が中国人は信号を守らないと自慢げに語るのを聞いたからです。

中国人オバさんZさんは、中国では急いでいようが、なかろうが基本信号なんか気にしない、行けると思ったら行くし行けないと思っても車が止まるだろうと思って渡ると主張します。

その場にいた若い中国人は「そんなことはありません。信号は守りますよ」と言っていましたので、世代間のギャップがあるのかもしれません。

その後の会話の中で、世代間のギャップがあり非常に興味深かったので、ちょっとまとめてみようと思います。

まずは3行で説明すると・・・

  1. 60歳以上の人は中国だから仕方がないと言い張る

  2. 30代から40代の人は田舎もんは困ったモノだと思ってる

  3. 20代前半は個人の問題と割り切る

こんな感じです。それぞれの意見を詳しく説明します。

中国は人も多いし大きな国だから仕方ないと言い張る60代Zさん

Zさんの主張は、信号を守らないのも、痰を吐くのも、列に並ばないのも中国人が多いのが原因だと主張します。

変な人が目に付くのは、人が多いから。

つまり人が大勢集まっていると、まともな人もいれば変な奴も大勢いる。そして変な人は目立つから気になるのだと言います。

そして、中国だから細かいことを気にしてもしかたないし、5000年かけてこの状況が作り出されてきたので、今さら変わることもできないと言い張ります。

なんだか壮大な話になってきました。

私に言わせれば、春秋戦国時代に人の良し悪しや、どうすれば良い国家を作れるかを何百年もかけて論じてきた結果がコレだとするとガッカリです。

さらにZさんは、日本みたいな小さな国と違い、中国はそもそも多様性の国だからいろんな人がいるのだと主張します。

わたしもいろんな人がいることには同意しますが、変な人といろんな人が混同されていることが気になりました。

田舎もんは困ったモノだと思ってる中国人お父さんLさんの意見

Lさんは、Zさんと意見は似ていますが論点が違います。

Zさんは、中国は多様性の国だし人も多いので変な奴もある程度いる。理解できない人も大勢いると主張します。

それに対してLさんは、地下鉄や駅で並ばない人は地下鉄のない場所から引っ越してきた人に違いないと言います。

また道路で痰を吐く人については、田舎は農地ばかりだから痰を吐いても大丈夫だったので、その習慣が残っているのだろうと言います。

Lさんも痰が絡むことがあるそうですが、その時はトイレに行くかティッシュを使うと言います。歩道に唾を吐いたりするのはマナー違反だと思うそうです。

なるほど、生まれ育った環境が人を形作ると思っているんですね。それはあるかもと思います。

すべては個人の素養の問題と切り捨てる若者たち

それに対していわゆるZ世代の人たちは、すべては個人の問題だろうと言い切ってました。

都会で生まれ育っても列に並ばない人は並ばない。痰を吐く人は人の気持ちも考えずに吐く。若い人も年寄りも関係なく個人の問題だと言います。

田舎で生まれ育っても、マナーを守る人は守るし、そうでない人は人のことなんか気にしないでしょとすまし顔です。

わたしもこの意見に同意します。

どんなグループにも変な人がいます。でもそれって言い換えれば素敵な人ある程度いるってことになります。

この個人の問題を「人多すぎだから仕方ない」とか「多様性の問題」とすり替えているだけなんじゃないかと思います。

ただ若い人たちの基本的な姿勢は人がどう振る舞おうと気にしないって感じなので、今後マナーがドンドン向上していくかどうかは疑問です。

それで、中国人が赤信号でも渡るのはみんなが渡っているからではなくて、ただ面倒くさいからなのでしょうし、これが厳罰化されればあっという間に従順な市民が誕生していくだけなんだろうと思います。

同じ問題に関しても考え方や捉え方が違う様子をみて、日本のマナーやエチケットについても各世代がどのようにとらえているか調べてみたいなって思ったりもしました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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