久野貴詩 / Takashi KUNO

Illustrator / Based in Tokyo, Japan / 東京在住の…

久野貴詩 / Takashi KUNO

Illustrator / Based in Tokyo, Japan / 東京在住のイラストレーターです。国内外問わず、書籍・雑誌・広告などの多方面にアートワークを提供しています。https://kunotakashi.com/

マガジン

  • DAYS (2024-)

    日記です。その日、書きながら考えたこと。

  • ORIGINAL WORKS (2019-)

    オリジナルの新作イラストをまとめました。

  • BETTER DRAWING DAYS

    Original Drawing Project by Takashi KUNO

  • 文章を書きながら思うこと

    文章を書く中で湧いてきた〈文章を書くこと〉にまつわる疑問や悩み、気づいたことやわからないこと、個人的なこだわりなどを、ここに集めています。

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    Written by Takashi KUNO

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PROFILE

久野貴詩 - イラストレーター。 愛知県名古屋市出身、現在は東京都武蔵野市に在住。 国内外問わず、書籍・雑誌・広告などの多方面にアートワークを提供しています。 キャラクターデザインやロゴデザインの分野でも活躍中。 独自の線画をベースとした、ジャンルを選ばないユニバーサルな表現が特長です。 - 1987.3.1 愛知県名古屋市生まれ 2009.3 明治大学文学部卒業 2011.3 桑沢デザイン研究所デザイン専攻科卒業 - お仕事のご依頼・ご相談は、下記のメールアドレスまでお送り

    • 202405: DAYS GONE BY https://note.com/kunotakashi/n/n51ddf7b89539 - 日記は5月から、とうとう不定期になってしまいました。 毎日ではなくなりましたが、まだ継続していくつもりです。 よろしければ、リンク先の目次からお読みください。

      • 202405: DAYS GONE BY

        20240501生放送の『爆笑問題カーボーイ』を聴きながら/小沢健二とスチャダラパーの新曲「ぶぎ・ばく・べいびー」/作業中によみがえった20代のころの感覚/〈BE STOIC〉はいまの自分 約1000字 20240502新しいドローイングのプロジェクト〈BETTER DRAWING DAYS〉/継続しやすい方法を選ぶ/ロゴイラストを手はじめに/ゆるさの中にも苦しさはある 約1100字 20240503机に向かってばかりのゴールデンウィーク/〈BANANA ON THE H

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        • DAYS (2024-)
          144本
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          164本
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          7本
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        • CLIENT WORKS (2019-)
          47本

        記事

          20240524

          Blu-rayを買って、『偶然と想像』を見直した。2021年の公開時には、渋谷のBunkamuraル・シネマへ初日に駆けつけた。3話の短編それぞれに「渋谷」の街が関わってくる。いまいる場所と映画の舞台がリンクして、不思議な心持ちがしたのを憶えている。『悪は存在しない』(20240504)を見て以降、濱口映画を立てつづけに見返しているが、『偶然と想像』は会話があまりにおもしろすぎて、2日連続で(2周)しっかり見直してしまった。俳優へのインタビューが収められた特典映像も充実してい

          20240520

          花瓶のドローイングをピックアップして、〈SINGLE VASE〉というイラストに仕上げた。一輪挿し。目や口はもともとついておらず、別に描いたものをPhotoshop上で組み合わせている。生けられた花を見上げるような視線……以前にもおなじようなイラストを描いていた。2020年にしばらくつづけていたドローイングシリーズ〈HOW TO FORGET HOW TO DRAW〉の中のひとつ、〈NICE VASE〉がそれだ。4年が経つと、描線の雰囲気も変わる。 いまの〈BETTER D

          20240518

          ここ数日の出来事を、まとめてメモしておこう。 15日の水曜。午後に美容室へ。十数年ぶりにパーマをかける(20240321)。仕上がったあとに鏡で見ても、いまひとつピンとこない。しかし考えてみれば、髪を切った直後に「これだ!」と大満足したことなんて、いままであっただろうか。セルフイメージが更新され、最初のうちはそれに慣れない。たいてい切ってから1週間くらい経ったころに、ようやくイメージと実体の擦り合わせがうまくいく。僕は元来、直毛すぎるほど直毛な髪質。パーマをかけることによっ

          20240517

          『ドライブ・マイ・カー』を見直したからだろうか(20240506)。自動車が登場する、〈DRIVE〉というイラストが仕上がった。赤い車の屋根の上に、大胆に開脚をした男の子が乗っかっている。どういう状況なんだろう。「赤い車」という以外、映画とは特に関係がなさそうだ。 実は制作の途中まで、車は青く塗っていた。青である必然もないなと気づき、最終的には映画に寄せて赤になった(それにも強い理由があるわけではない)。フロントガラスには簡単な影を落とす。なくてもいいけれど、あったほうが「

          20240516

          新しいMacBook Proは快適に使えている。外部モニターにつなぎっぱなしでも、まるで発熱しない。以前のMBPなら、すぐにファンがまわっていた(買った当初からそうだった)。14インチというサイズも扱いやすい。いままで使っていた15インチは、画面が大きいのはいいことだとはいえ、からだにフィットするサイズとは言えず、いつも微妙に取りまわしづらかった。やや小さくなった画面にも、すぐに慣れる。Photoshopでの画像処理は、まえよりサクサク進んでいる感じ。挙動に危なげがなく、それ

          20240511

          新しいMacBook Pro(20240426)がようやく届いた。8日に上海から発送されて、3日が経つ。ネットで配達状況を確かめると、朝早くには「配達中」の表示になっていたので、午前中には届くだろうと心積もりをする。こういうのって、いざ待ちはじめると長い。結局到着したのは、午後3時過ぎ。待っているあいだには、ドローイングを描き、スキャンして、描線の調整とレイアウト作業まで進められてしまった。午前のうちに届いていたら、天気もいいし、ほんとうは美術館にでも行きたかった。でも、もう

          20240509

          寒い朝。ひさびさにエアコンで暖房を入れる。10時過ぎ、雨が上がったようなので、買い出しへ向かった。まずは腹ごしらえに、早朝6時から開いているラーメン店で「朝ラー」(朝か昼か、微妙な時間ではあったけれど)。そのあとは、井の頭公園を散歩。いつものコースを一周し終えたタイミングで、一気に空が晴れわたっていった。池のほうを見ると、あれはカワウだろうか、黒っぽい鳥が水面から突き出た小さな足場の上に立ち、翼を広げて日光浴をしている。しっかり5月の晴天になった。時刻はすでに正午近く。ベンチ

          20240506

          『PASSION』と『ドライブ・マイ・カー』を立てつづけに見直す。『PASSION』は2018年、イメージフォーラムで濱口監督の初期作特集があったときに、すでに1度見ている。DVD(『東京藝術大学大学院映像研究科第二期生修了制作作品集 2008』)も買っていたが、封を開けていなかった。今回が2度目。『ドライブ・マイ・カー』は、劇場で3度見るほど夢中になった。Blu-rayも買って、作業中にも何度か流している。『悪は存在しない』(20240504)を見て以降、勢いが止まらない。

          20240505

          『悪は存在しない』を見終えた夜、家へ帰って『ハッピーアワー』をテレビ画面に流しながら、朝までイラストの作業をした。『ハッピーアワー』は公開時を含めて劇場で2回、そのあとBlu-rayも買って、さらに何度か見直している。5時間以上もある映画だけれど、それだけの時間をかけなければ辿り着けないところまで連れて行ってくれる、ほかに並ぶもののない特別な作品だ。個人的オールタイムベストのひとつでもある。 出演する俳優のほとんどは、濱口監督のワークショップに参加した演技未経験者。その演技