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脳血管疾患患者におけるトイレ動作のリハビリテーション:各Br.stageごとのアプローチ方法 〜トイレ動作の動作分析から情報共有までの流れを学ぶ〜
こんにちは、理学療法士の嵩里です。 前回のコラムではBr.stageごとの特性と、次のstageへの課題について説明しました。 >>>脳血管疾患患者におけるトイレ動作のリハビリテーション:Br.stage各段階の特性と課題 〜トイレ動作の動作分析から情報共有までの流れを学ぶ〜 今回は、前回の内容を踏まえて各Br.stageごとのトイレ動作改善のアプローチについてお伝えします。 stageⅠ弛緩性麻痺のため筋収縮は認めず、ADL場面での麻痺側の使用は難しい段階です。今後のA
脳血管疾患患者におけるトイレ動作のリハビリテーション:Br.stage各段階の特性と課題 〜トイレ動作の動作分析から情報共有までの流れを学ぶ〜
作業療法士の内山です。前回は手指の巧緻性についてお伝えしました。 >>>脳卒中患者のトイレ動作を考える、手指巧緻動作の必要性 〜トイレ動作の動作分析から情報共有までの流れを学ぶ〜 今回は、脳血管疾患受傷後の方を例に、Br.stageの各段階における特性と次のstageへの課題について説明していきたいと思います。 各stageの詳細### stageⅠ **特性:** 弛緩性麻痺 **課題:** 連合反応による筋収縮の促通、麻痺側単体の随意収縮の出現 この段階では、筋収縮が連
肩関節の機能解剖でトイレ動作をスムーズに! 90°屈曲に必要なポイントとは? 〜トイレ動作の動作分析から情報共有までの流れを学ぶ〜
こんにちは、理学療法士の嵩里です。 前回のコラムでは、トイレ動作の工程分析についてご紹介しました。 >>>トイレ動作とは? トイレ動作の工程と必要な分析を考える 今回は、肩関節の機能解剖について解説し、トイレ動作をスムーズに行うためのポイントをご紹介します。肩関節は、日常生活において重要な役割を果たす関節です。特に、トイレ動作では、肩関節を90°以上屈曲する必要があります。 肩関節が90°屈曲するために必要な機能解剖肩関節が90°屈曲するためには、以下の3つのポイントが