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お金の歴史に関して

ビジネスに欠かせない「お金について」学んでいきたいと思います。
まずは、「お金の歴史について」です。

お金の歴史

お金の歴史は、古代から現代まで、長い年月をかけて発展してきました。その中で、お金の形や役割は大きく変化しています。

最初は、物々交換

古代では、お金の代わりに、物々交換が行われていました。

しかし、物々交換では、
・交換が成立しにくい
  ・量や質の違いを調整しにくい
  ・モノが腐ってしまう
などの問題がありました。

そこで、金や銀などの金属を貨幣として使用するようになってきました。
お金は、価値の尺度として交換の媒介として使用されました。

紙幣の登場

中世になると、紙幣が登場しました。
お金は、
・持ち運ぶには重い
 ・貯めておくことができる

という特徴があり、金や銀を預かる人が現われ、持ち運ぶのが面倒なので、金や銀などと交換できるという約束に基づいて「交換券」を発行していました。そして、それが紙幣となりました。
お金は、金や銀との交換券として使用されました。

信用の時代

近代になると、中央銀行が設立され、紙幣の発行を独占するようになりました。また、紙幣は、金や銀などの貴金属と交換できるという約束ではなく、政府や中央銀行の信用に基づいて発行されるようになりました。
お金に金や銀の裏付けは無くなり、信用の時代になりました。

デジタルデータの時代

現代では、紙幣だけでなく、クレジットカードや電子マネーなどの決済手段が普及し、お金の形態はさらに多様化しています。
ものの価値の尺度や交換の媒介に使用するため、お金自体は限りなく価値が無く、持ち運びが可能なデジタルデータとなりました。

もともと、モノとモノを交換していたのですが、
 ①お金は交換するための価値
 ②そのお金(金や銀)の交換券
 ③交換も不要な中央銀行が発行する紙幣
 ④紙幣もデジタルデータ
と進化しています。この先は、中央銀行がいない仮想通貨に向かう流れも理解できるのではないかと思います。

信用創造が重要

なぜこのようなことが起こるかというと「信用創造」です。

例えば、
1.Aさんが銀行に100万円預けました。
2.銀行は、いきなりAさんが100万円引き出すことはないだろうと、
  10万円残して、Bさんに90万円お金を貸し出したとします。

もともと100万円しかないのですが、
 Aさん :100万円預金
 銀行 :10万円預金+90万円貸出
 Bさん  :90万円銀行に借りている
それぞれの視点を合計すると、合計290万円のお金(信用)があるように見えます。

お金は、貯めておくことができ、預けたとしてもすぐに全額引き出すわけではないので、「返済能力がある」と貸出せば、「信用創造」できます。

現代では、デジタルデータなので、ポイントや仮想通貨などを発行しても、いきなり全額使う人はいないので、簡単に信用創造できます。

結果として、この方式で、金や銀の貴金属が、紙の紙幣(金の交換券)となり、銀行の発行する紙幣(紙)となり、現代では、電子マネーや仮想通貨に変わっています。
お金の歴史を学ぶことで、デジタルデータに変わる流れや、信用創造できる仕組みがわかります。お金を学びましょう!!

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