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[思想] 哲うこと

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日ごろ哲うこと、生き方や在り方について考察します。
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しない・をする【シナイ・ヲスル】:(動・思想)

しない・をするという視点をもつと世界が広がるという話をしばしばnoteでしています。りなるの…

りなる
3年前
175

現実を味わう - ありのまま今を生きるというけれど

今を生きるという言葉が氾濫している。今を生きるとはどういうことかと、このところ考える。 …

りなる
1か月前
48

寝付けない夜に

ギャンブルってさ、犯罪、というより病気、それもむしろ人為的な、、、生物の習性を利用したハ…

りなる
2か月前
37

現実をみる前にスコープをみる感覚

人は生き、ただ死んでゆくーーー。何事もなさずに、何者でもないまま死んでいく。わたしはいっ…

りなる
2か月前
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『相互扶助論』 ピョートル・クロポトキン

宮本常一が絶賛していたと聞いて読んでみたくなりました。いろいろな文化や部族の事例だったり…

りなる
2か月前
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自然 ‐ ジネン

日本では自然のことを「ジネン」と呼んだのだそうです。 ジネンというのは作為のないありのま…

りなる
3か月前
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『忘れられた日本人』 宮本常一

前回の投稿にひきつづき、読んだ本がおもしろかったので、読了後に改めてレビューが書きたくなりました。 いくつか気になるポイントを目次にして、これを手がかりに感想を書いてみたいと思います。 性下ネタを通して男性にたいする批判力を獲得したという考察が実におもしろい。 「いい村は女が元気だと聞いています」(もののけ姫より) アシタカの言葉が思い出されますねww 性の問題は単に性だけに限られたものではなくって、それは男性と女性との関係の中に築かれる多様で様々な人間性のカタチ。そ

いつに生きているの?

飲み屋のすぐ隣で入社3年目くらいの若者が転職したいと話していた。 「でもさ、転職するなら…

りなる
3か月前
72

スローダウン

最近、宮本常一さんの『忘れられた日本人』という本を読んでいるのだけれども、これが結構おも…

りなる
3か月前
49

不倫は、なぜいけないのか

最近のニュースにうんざりするとともに、もうちょっと有意義な性愛についての議論ができないも…

りなる
4か月前
76

今年イチ - 老子の道

(年末にはまだしばらくありますが)早くも今年のベスト読書本が決まりました!! 『TAO 老子…

りなる
6か月前
41

信号機問題は「可笑しさ」のなかに

このところリアルの友人の間でぽつぽつと話題にのぼる「信号機問題」。noteの記事やコメントで…

りなる
6か月前
38

資本主義とは埋め込まれた文脈である - 真実をいったん脇においておく感覚

COTENラジオの深井さんの話をよくラジオやYouTubeで聞いている。そのなかで、興味深かったコメ…

りなる
7か月前
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ゴクリと唾を3回飲み込む - 身体知のはなし

実家の本棚を眺めていたら、102歳のおばあちゃんが日記を綴った本が目に止まった。なんとなくパラパラとめくりながら読んでしまった。 本の感想とはだいぶそれてしまうのだけれど、最近ぼんやり考えていることがあって、この本をキッカケに思うところをnoteしてみたい。 唾を3回飲み込むといいこの102歳になるおばあちゃん、怒ったり腹が立ったときは「唾を3回飲み込む」んだとか。すると冷静になって言わなくていい余計なことを言わずに済む。これを昔、親だったか祖父母に教わったって言うんです