やっちゃば一代記 思い出(8)
大木健二の洋菜ものがたり
びっくり がっかりの輸入解禁
パプリカ
一ドル三百六十円の固定為替になる以前に訪れたパリのランジス市場で,
一目ぼれして以来ずっと、「いつか日本で作り、売ってみたい!。」と想いを募らせていたのが〔パプリカ〕です。
そこで昭和五十七年三月十九日、黄と緑の種子をオランダから初輸入。
種代は黄が百グラム二十七万九千七百八十円、緑が七万九千七百二十九円と目茶苦茶に高い値段でした。早速、茨城県は波崎の生産者に栽培してもらったところ、すぐに宮崎、高知へと普