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人生でいちばん大切なものは

人生でいちばん大切なものは、

沢山お金を稼ぐことじゃなく、
欲しいものを手に入れることでもなく、
綺麗になることでもなく、
素敵な恋人をつくることでもなく、
友達を沢山作ることでもなく、
歴史に名前を残すことでもなく、

多分、どれだけ愛せたかなんだろう。

自分を
他人を、
動物を、
植物を、
地球上のものを、
宇宙を、

どれだけ愛せたか、

条件付きの愛ではなく、
いったいどれだけのものを純粋に愛することができただろう。

死ぬ時、
私たちは何も持っていくことはできない。

体も、お金も、地位も名誉も。

死ぬ時、いちばん心を温かくしてくれるものは何?

世の中には、死ぬことを憂いた言葉が沢山あって、
病や死は忌むべきものとして、扱われる。

私だって怖い。

でも多分、死や病からしか学べないことがある。

綺麗事かもしれない。

でも、死も病も多分、私たちを絶望させるためにあるのではない。

終わりがあるから、今が輝く。
永遠に終わりのないものは、
きっとうんざりしてしまう。

今読んでいる、「ライフレッスン」という本に、

「人は喪失なくしては成長できず、喪失なくして人生を変えることはできない」

「悪のない善はなく、影のない光がないように、
喪失体験のない成長がありえないことはたしかである。奇妙に思われるかもしれないが、成長をともなわない喪失もまたありえない。」

という文がある。

(誤解しないでほしいのは、自己犠牲はまた別の話であるということ。国のために戦争で人が死ぬことなどを肯定しているのではありません。)

この世で、私たちが手にしているものは、
全て借り物。
いずれは、地球にお返しする。

自分の体も、
手に入れたと思っているあの人も、
親も、子供も、
持ち物も
全部。

誰かが何かをしてくれたから愛するのではなく、
今日偶然に出会った人や、
出会ったものを愛せるところまで行けたら、

ものすごく豊かで、幸せなのだろう。
(仮定の話です。まずは、身近な人を愛そう。)

多分、人は、何をしてもらったかではなく、
相手に何をしてあげられたか、
どれだけ愛を注げたかが、
幸せの鍵なのだと思う。

無理はしないで。

追い求めるのは、お金じゃない。
他人の心じゃない。

私たちの中に、もうすでにあるものだよ。

外ではなく、内側を見よう。


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