今井麻希子 (comaki) NVC認定トレーナー

本当に大切なことは、きっとこころを軽やかに自由にしてくれるものであるはず - NVC …

今井麻希子 (comaki) NVC認定トレーナー

本当に大切なことは、きっとこころを軽やかに自由にしてくれるものであるはず - NVC (Nonviolent Communication)や言葉に寄り添い・紡ぐことに情熱を注ぎ暮らしています。『「わかりあえない」を越える』翻訳。 http://yukikazet.com

マガジン

  • NVC - 新たな地平に旅をする

    「何が正しく・何が間違っているか」から「何を大切にしたいか」へ。NVCとの出逢いは、選択と想像を豊かにし、創造に新たな可能性をもたらすパラダイムシフトだと感じています。一生かけて歩んでいく旅路のことを、ここに綴ってゆきます。

  • NVCを深める

    • 18本

    NVC大学の4人のナビゲーターがNVCを深めるうえでの視点を紹介していきます。

  • 全人的医療を支える共感的コミュニケーション・NVC

    • 4本

    医療現場を、人間性を大切にした癒しの現場にするために・・・NVC(Nonviolent Communication:共感的コミュニケーション)の視点から、その可能性を探ります

  • IFS (Internal Family System)

    人の心の中には、さまざまな声がある。そのどれもがとても大切なことを伝えてくれている声。自分のなかのもっとも小さな声にも、耳を傾けてゆくこと。そして、創造性や可能性に満ちた、揺るぎないセルフ(大いなる自己)にたつセルフ・リーダーシップ。IFSの提示する世界観を紹介していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

Journey to Self Leadership -今井麻希子 -メディア掲載・提供プログラムのご案内-

NVC認定トレーナー今井麻希子のメディア掲載情報&提供プログラムをご案内します。 最新の情報は以下のリンクをご覧ください。 https://yukikazet.com CNVC(NVCセンター)のトレーナー紹介リンク https://www.cnvc.org/trainers/makiko-imai メディア掲載・ 「コミュニケーション・シフト - NVCで人生の新しい扉を開く」 経済コンテンツプラットフォームPIVOT ・ 『無意識の「思い込みや偏見」に

    • 一緒にいたい。

      興味も関心も重なるのだけれど、どうしてだろう。ずっと一緒にいると少し疲れてしまうなあ・・・と相手に感じる時。 端的にいうとそれは「聴いてもらえていない」と反応が立ち上がる時で。 一緒にいるのに、言葉は交わしているのに あれ、なんで私、ずっと聴く側にばかりたっているんだろう。 あれ、なんで私、話したことが受けとめてもらえた気持ちがしないのだろう。 あれ、なんで私、だんだんと疲れていくのだろう・・・となる。 その、なんだか噛み合わない関係性を変えていこうとする時。その

      • 平和とは

        平和とは、 「対立や葛藤」がない状態ではなく、 「対立や葛藤」に応答する 創造的な方法がある状態です。 消極的な応答でも、 攻撃的な応答でもなく、暴力でもなく、 それらにとって代わる 創造的な方法がある状態です。 ドロシー・トンプソン

        • 出逢い:わたしという辞書の拡張プロセス

          雨の隙間が素晴らしいタイミングで訪れ、濡れずに自転車で道場に通うことが叶った、合気道稽古の夜。「ああ、なんて尊い生命の営みなのだろう」。なんとも掴み難い不思議さとおもしろさを感じながら、異次元のような、現実の塊のような時空間に身を委ねる。簡単に見えて同じようにいかないことの不思議さ。見えないものを「伝わるように」と工夫することによって捻り出される伝達の知恵。体験からしか触ることのできない「腑に落ちる」という感覚。 「私」というのは、身体でみると一見個体だが、エネルギーとして

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        Journey to Self Leadership -今井麻希子 -メディア掲載・提供プログラムのご案内-

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        • NVC - 新たな地平に旅をする
          71本
        • 日々を綴る(世界)
          122本
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          18本
        • 全人的医療を支える共感的コミュニケーション・NVC
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        • IFS (Internal Family System)
          0本
        • 近くて遠い - 1/72 : 暦の時間 2021 -
          41本

        記事

          締め切り設定力

          締め切りを設定できる人ってすごいなって思う。 それはエネルギーの集中をデザインすることの一部。 決めるということ。 たとえ望むほどの精度がでていなくても、区切りをつけて、次に進んでいく。クオリティへの諦めなどでは決してなくて、エネルギーの滞りをとるための選択として。 守ることへのコミットとともにある締め切り。ここにどれだけリアリティを持たせられるか。 このあたりを少し、深めてゆきたいと思う。

          「やり過ごせる力」をほぐす

          アメリカ西海岸在住の日本人の友達がひさしぶりに日本にきている、しかも鎌倉に滞在しているというので、これは是非に!とランチに出かける。おいしいフォー(ベトナム料理)のお店に集合するも、なんと開店前からの行列で、開店時間に行くも次のラウンドまで待ちぼうけ。晴れ空の下、微風に吹かれながらのベンチトークもいいねと笑いあう。 関心のあることがいろいろと重なり、何気ないおしゃべりが妙に楽しく、まるで旧知の友のようにはしゃいでいるものの、実際は対面で会うのは初めて。オンラインで出会ってか

          希望をそう簡単にあきらめちゃ、もったいにゃい。

          「NVC(Nonvoilent Communication)しているよー」にはいろいろな幅があると思うのだけれど、自分のなかで、どうにも譲れないこだわりがあって、それはなんじゃらほい?と思っていたら、こんな言葉がぴょんとでてきた。眺めてみて、ああ、それそれ、と時間差でマインドが納得する。 「私にとって、NVCを実践することとは、すなはち、修復的対話の担い手となること」 うん。これだ! ということで、このテーマのストライクゾーンをいくプログラムについて、私は、どうしたって

          希望をそう簡単にあきらめちゃ、もったいにゃい。

          「困りごと」を人に放り投げることができてしまう力

          連休最終日ともなると観光地である鎌倉も少しは落ち着いた様相である。朝から曇り空で風が強いことも影響をしているのかもしれない。 朝、ジョギングをしながら、この先の予定のことなどを考えていた。参加しようとしている学びのプログラム。仲間から声をかけられ、動かそうとしているプロジェクト。 「やろう」と思うことの中には、いろいろのタイプがある。 「閃き、ワクワクして、思わずやってしまうようなこと」。これは、帰省中、朝のジョギングコースに「虎と翼」のロケ地が近いと気づき、そこを走る

          「困りごと」を人に放り投げることができてしまう力

          鎌倉でハイキングをして気づいたリサとガスパールみたいな私の人生を豊かにするNVC的考察

          「たべられたくなかったチョコねずみとさとうがしのブーのぼうけん」みたいな長いタイトルをつけてみたかった衝動を、ひとまず一旦満たしてみた。 昨日、久しぶりに鎌倉の山をハイキングしているうちに、自然にONになっていた「自分をご機嫌にさせてくれるモード」というものを忘れないでいるために、言葉と綴ってみようと思います。ゆるっと行きます! 山は発見の嵐だ。 「前の日に雨が降ったけれど地面がどれくらい滑っているかな」という好奇心。思った以上に吸収されてる。生態系サービスすごっ!っと

          鎌倉でハイキングをして気づいたリサとガスパールみたいな私の人生を豊かにするNVC的考察

          死にたくなりながら頑張らなくてもいいんじゃない?

          気圧の影響による気分のブレがものすごい。数日前の雨の日のただ雨なだけでびっくりするほどのブルー。 「ダメだダメだダメだ・・・」と、さながら碇シンジ君ばりに頭を抱えて深〜い谷へと落ちていったと思ったら、翌朝を青空で迎えると、「ああ、なんて世界は素晴らしいのだろう」とびっくりするほどカラッとしている。人はかくも天候に気分が左右される生き物なのだろうか。梅雨が来るのが今から恐ろしい。 こんなにしんどい時に、「それでも頑張れる人は立派で、頑張れない自分は落第者だ」と、厳しい教育者

          死にたくなりながら頑張らなくてもいいんじゃない?

          NVCの「初級」「中級」「上級」って何?

          NVC(Nonviolent Communication)の学びの場づくりをする中で、常日頃、悩ましく思うことがある。それは「初級」「中級」「上級」といった捉え方についてのこと。何をもって初級なのか。何をもって上級というのか。上級を学ぶと「一通り学び終えた」ということになるのか。 社会的にわかりやすい指標があることによって、学びの進み具合を可視化し、共有することに役立つことは確かにあるだろう。 と同時に「ちょっとざわつく」気持ちが立ち上がることも事実で、それについての自分

          NVCの「初級」「中級」「上級」って何?

          "力み"をとるチカラ

          今が見頃の藤の花を眺めにスタバに訪れる日が続く。通りにはさつきの花が美しい。何故だか子どもの頃はさつきの花が少しも好きではなかった。ひょっとしたら、そんな名前をした演歌歌手のために、見たかったテレビ番組を奪われたからかもしれない。 力む、ということについて考えていた。 「力まないで」という指導を受けたことは幾度もある。スポーツの類においてそうであるし、演劇や合気道といったことにおいても、真剣に取り組もうとすればするほど、気づくと力みがはいるようなのだ。気合いとともにぎゅっ

          すみっこに追いやられる「賢さ」

          身の回りにいる多くの人たちが、マインドフルネス・瞑想の習慣を持っている。そして憧れる人たちのいく人もが走る習慣を持っている。 このうちマインドフルネスについて思うのは、子どもの頃には、こういうものを必要と感じることなど、まるでなかったな、ということ。 子どもでいた、ある時点までは、というのが正しいか。 それは雲の流れとか、虫とか、木々が揺れるのとかを見るのに夢中で、かくれんぼをしては見つからないように気配を潜めるのに夢中で、短い休み時間にもむりやり遊びをねじ込むのに夢中

          すみっこに追いやられる「賢さ」

          「まわれ、右」と大阪人の必要

          鎌倉は御成のスターバックスコーヒーのもっとも美しい季節が訪れた。「フクチャン」で知られる漫画家・横山隆一の邸宅跡につくられたこの店舗には、プールを備えた美しい庭園がある。その辺りにはチューリップが、そして藤棚や八重桜の姿があり、水面にピンクの花びらが揺れるのは、入れ立てのカフェオレの表面をみているみたい。ゆるやかな遠心力が、とてもやさしく心地よいのだ。 そんな風景が目の前にあると、おもわず顔を上げて、外をみることになるでしょう?それがよくて、このカフェによく訪れている。ma

          「まわれ、右」と大阪人の必要

          見えない痛みの継承のこと

          恐ろしい夢を見た。小型飛行機のようなものが離陸する。それについているロープを握っていた私は、勢い宙に持ち上げられる。大変!生命の危機だ。このままずっと落ちないように握っていればよいのだろうか。いや、すぐにでも手を離せば地面に落ちても軽傷で済むだろうか?選択の余地などあるようでなく、高いところが怖いのに、どんどんと持ち上げられ、力んでいるつもりが少しも力が入っていないようにも感じ、恐怖に耐えきれず魂の抜け殻のようになる。そのまま吸い込まれるように寝たのか、それを引きずっているの

          あわい(間)にこころを寄せる

          桜の花びらが地面に吸い込まれてゆくにつれて、淡い緑が徐々に姿を現す。次第にそれは色彩を鮮やかにして、光を眩しく反射する存在へと姿を変えていく。やわらかさが、鮮やかさへと変わる。4月とはそんな季節だ。 和暦研究家の高月美樹さんが、SNSにオオミズアオの動画を載せていた。薄緑とピンク色のもふもふとした蛾。目の前にいたらびっくりして鳥肌が立ってしまうかもしれないその存在は、神秘さを纏う美しさで見るものを魅了する。オオミズアオの寿命はわずか1週間。その貴重さゆえに、見た人に幸運が訪

          あわい(間)にこころを寄せる