とりさん

株式会社トリノ 代表取締役 (株)トリノ代表。上場企業含め事業&WEBコンサルの他、オ…

とりさん

株式会社トリノ 代表取締役 (株)トリノ代表。上場企業含め事業&WEBコンサルの他、オウンドメディアやソーシャル企画をさせて頂いています。 https://twitter.com/toriaezutorisan

マガジン

  • メディアが分かるマガジン

    雑誌の出版概況の解説からソーシャルのトレンド、効果的なオウンドメディアの作り方まで。メディア&コンテンツに関する解説マガジンです。

  • マーケティングが分かるマガジン

    マーケティングやプロダクトに開発についての記事を掲載しています。トレンドや具体的なメソッドというよりは、抽象度の高いテーマについて書いています。マーケティングやPR、プロダクト開発に関わる方に役立つ内容になっています。

最近の記事

コンテンツは「何を発信する」より「誰に届けたい」か。~何を発信したら良いか分からない時の対策~

自分が何を発信したいかよりも、誰かが求めているコンテンツを探す コンテンツのネタが切れて何を発信したらいいか分からない時、よくあるのは「自分は何を発信したいか」って考えすぎちゃうことなんですね。それよりも、誰かが求めているコンテンツを見つけ出して、そのニーズに合わせた発信をすることが重要なんです。 誰に発信するかを決める まずは、何を発信するかという内容を探す前に、誰に届けたいかという「誰」を探すことから始めた方がいいんですね。例えば、20~30代の若手ビジネスパーソンがタ

    • 資生堂に学ぶ、企業アカウントのSNSマーケティング

      個人アカウント > 企業アカウント の時代 今の時代、企業アカウントよりも個人アカウントの方が非常に影響力が強いです。個人のSNSアカウントで100万フォロワーを超えるものはありますが、企業アカウントではほとんど見かけません。これは、ユーザーが情報の信頼性や親しみやすさを優先しているためです。もっと言うと、 個人アカウント >>>>>>>>>> 企業アカウント くらい個人アカウントの方が有利なのです。 ユーザーは信用できて、親しみやすい個人を探している ユーザーは常に信

      • 韓国ドラマのヒット連発に学ぶ、マッサージ型のコンテンツ

        コンテンツはマッサージである マッサージとして機能しているコンテンツがあります。たとえば、ドラマがそうです。マッサージとして機能するドラマは、視聴者に備わった感情を刺激するツボを押すパターンを心得ています。 例を挙げると、『水戸黄門』という時代劇がありますが、最初に身分を隠して旅を続ける黄門様が、態度が横柄な代官に出会います。この時、視聴者はモヤモヤするツボを押されるわけです。ラスト付近で印籠をかざして正体を明かすと、視聴者は爽快感が走るツボを押されます。 『水戸黄門』ではそ

        • 岡本太郎「太陽の塔」に学ぶ究極の集客術

          SNSマーケティングの目的は集客 SNSマーケティングの目的は集客です。集客を図るために、InstagramやYouTubeを活用して自社の製品やサービスを宣伝するわけですが、宣伝に力を入れる以上に重要なことがあります。それは、大阪万博で太陽の塔を作り上げた岡本太郎から学ぶことでができます。 集客成功のためには圧倒的なシンボルが必要 岡本太郎から学べることは、集客成功のためには圧倒的なシンボルが必要だということです。人類の進歩と調和をテーマにした1970年の大阪万博は、18

        コンテンツは「何を発信する」より「誰に届けたい」か。~何を発信したら良いか分からない時の対策~

        マガジン

        • マーケティングが分かるマガジン
          36本
        • メディアが分かるマガジン
          47本

        記事

          ヒットコンテンツを作るには名もなきブームを探せ

          世の中に存在する名もなきブームを探せ ヒットコンテンツを生み出すには、世の中に存在しているけれども名前が与えられていない現象に名前をつけることからはじまります。名前が与えられて初めて人々に認知されるわけですから、それが一般に普及するスタートラインに立つことになるんです。 まずは、名もなきのブームに名前を与えた結果、ヒットコンテンツになった例をいくつか紹介します。 ソロ活にズボラ飯。名もなきブームがヒットコンテンツに多動力に錯覚資産、ビジネス書のヒットコンテンツ ビジネス書

          ヒットコンテンツを作るには名もなきブームを探せ

          顧客目線のライティング。プロのライターが素人に勝てない理由

          顧客目線のライティングと一般的なライティング プロのライターが素人に勝てないことがあります。それは、顧客目線でのライティングが難しいからなのです。まず、一般的なライティングと顧客目線のライティングを比べてみましょう。 例えば、このユニクロの大ヒットパンツ、タックワイドパンツについての紹介文を書くとします。 一般的なライティング例 春先から夏にかけても活躍しそうな生成りのナチュラルカラー。トレンドライクなワイド感だから、ゆるすぎずキツすぎずでサラリと履きこなせます。スニー

          顧客目線のライティング。プロのライターが素人に勝てない理由

          コンテンツが伸び悩んだ時に最初にやるべきこと

          コンテンツマーケティングにおいてコンテンツの拡散に苦労している場合、その原因の多くが「物量不足」にあることが圧倒的なんです。なので、伸び悩んだときに最初にやるべきことは投稿数を増やすことになります。 コンテンツの量が不足していると、どうして上手くいかないのでしょうか。それには2つの理由があります。 理由その1:コンテンツプラットフォームのアルゴリズムに乗らない 理由その1として挙げられるのは、コンテンツ量が少ないと「コンテンツプラットフォームのアルゴリズムに乗らない」という

          コンテンツが伸び悩んだ時に最初にやるべきこと

          やりたくない仕事との向き合い方

          多くの人はやりたくない仕事を我慢してやっている やりたくない仕事って誰にでもあるというか、けっこうたくさんの人がお金のためにやりたくなかったりつまらないと思う仕事を我慢してやってるところがあると思うんですよね。 私もあまり気乗りがしない、やりたくないけどやらないといけない仕事があったりしたわけですが、最初は気乗りしなかったものの、最終的には仕事を頑張った思い出に切り替わったことがありました。 いかにして「やりたくない仕事」が「頑張ってよかった仕事」に変化するために何が必要だっ

          やりたくない仕事との向き合い方

          「いとをかし」はヤバくてエモくなった

          ヒットコンテンツを作るための方程式ヒットコンテンツを作成するためには、「インパクト × 分かりやすさ」というシンプルな方程式があります。この方程式は、見る人を引きつける力と内容がすぐ理解できるかどうかを組み合わせたものです。 今の時代、たくさんのサービスがフィード型のインターフェースを採用しています。そうした中でユーザーの目を引き、彼らにコンテンツをじっくり見てもらうためには、まずインパクトが必要です。 さらに、ユーザーがコンテンツをすぐに理解できる「分かりやすさ」も非常に

          「いとをかし」はヤバくてエモくなった

          ヒットコンテンツの方程式は、インパクト×分かりやすさ

          ヒットコンテンツを作る方程式 ヒットコンテンツを作る方程式は、インパクトと分かりやすさの掛け算になります。 インパクト × 分かりやすさ インパクトが重要であることは、なんとなく分かるのではないでしょうか。現在ほとんどのサービスはフィード型のインタフェースになっています。通り過ぎるユーザーを引き留めてコンテンツを見てもらうには、インパクトが必要です。 そして、インパクトがあるだけでもダメで、限りなく分かりやすい必要があります。 スマートフォンが普及して動画コンテンツが溢

          ヒットコンテンツの方程式は、インパクト×分かりやすさ

          エッグタルトに学ぶコンテンツ集客。熱量の高い顧客を獲得するには

          バズりコンテンツが優良顧客を連れてくるとは限らない 最近のデジタルマーケティングでは、よく「バズる」コンテンツが重宝されていますよね。短期間で多くのアクセスや話題を集めることができるため、一見すると非常に効果的な手法に思えます。でも、バズりコンテンツだけに頼るのは良い戦略とはいえなのですね。 実は、バズりコンテンツが必ずしも「熱量の高いユーザー」、つまり長期的に見て価値の高い顧客を連れてくるわけではないんです。そう、あれこれ面白いと思って飛びつくかもしれませんが、それで終わ

          エッグタルトに学ぶコンテンツ集客。熱量の高い顧客を獲得するには

          鉄板コンテンツを作るには巨人の肩に乗れ

          初心者がコンテンツ作成でつまづきがちなこと コンテンツ作成に挑戦する初心者にとって、いくつかのつまづきポイントがあるんですね。まず、不必要にオリジナリティを追求しすぎることが挙げられます。確かに、独自の発想は大切ですが、最初から過度にそれを求めると、誰も求めていないコンテンツを作りがちです。 YouTubeやインスタグラムなどのプラットフォームでウケるコンテンツの「型」は、そのプラットフォームのアーキテクチャーやアルゴリズムによってある程度決まっています。ですから、人気のあ

          鉄板コンテンツを作るには巨人の肩に乗れ

          新卒で大企業に入るかスタートアップに入るか問題

          新卒からの起業やスタートアップへの入社をすすめる人 新卒で大企業への入社を目指さずに起業したりスタートアップへの入社をすすめる人がいるんですよね。中には、大学を休学してスタートアップに飛び込めという声もあったりします。 新卒で大企業をめざすべきか、起業ORスタートアップへの入社という選択肢を考えた場合なのですが、多くの人は大企業を目指した方が良いと思います。 理由の1つめ:型にはまらない生き方は再現性がとぼしい その理由の1つめなのですが、型にはまった生き方は、給与の上昇推

          新卒で大企業に入るかスタートアップに入るか問題

          エヴァンゲリオンに学ぶ、ウルトラバズらせるために必要なこと

          ウルトラバズとは、世間が認知している状態 ここでいうウルトラバズの定義とは、数千回、数万回リツイートされることだけではなく、文字通り世間の多くの人が知っている、認知している状態を指しています。 例えば港区女子の寿司屋での言動がX(旧ツイッタ―)で炎上して、数万リツイートされていました。多くのXユーザーはこの事件を知っていましたが、Xをやっていない人は事件のことを知りませんでした。つまり、寿司屋炎上事件はネット上ではバズっている範囲にとどまっており、世間が認知している=ウルト

          エヴァンゲリオンに学ぶ、ウルトラバズらせるために必要なこと

          塗り絵に学ぶコンテンツサービスの作り方

          なぜユーザー投稿型サービスが難しいのかユーザー投稿型のサービスが世に溢れているのですが、運営の難易度はものすごい高いのです。100人のユーザーがいたとしても、実際にコンテンツを投稿してくれるのはそのうちの数パーセントに過ぎません。 開設初期にコンテンツが全く投稿されないということも少なくありません。なぜコンテンツが投稿されないかというと、投稿に至るまでの心理的、技術的な障壁が高いからなんですね、 ちなみに日本人はコンテンツを投稿するなどのアクションを取る人が、海外に比べ割合が

          塗り絵に学ぶコンテンツサービスの作り方

          良いマーケターと名医の共通点は、見立て力

          名医は見立て力が高い 良い医者というものは、見立て力が非常に高いと言われます。見立て力とは、症状の背後にある原因を全体の文脈の中で理解して、適切な処置を施す能力を指します。例えば、患者がのどの痛みや鼻詰まりを訴えたとき、良い医者はこれらの症状をただ聞くだけでなく、その背後にある病気を見極めて適切な治療を行います。 一方で、見立て力が低い医者、いわゆるやぶ医者は、症状を表面的にしか捉えられず、総合感冒薬を処方するなどの対処療法に終始してしまうことが多いのです。 見立て力とは

          良いマーケターと名医の共通点は、見立て力