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人生ではじめて1年以上日記が続いたことのご報告

自分が一番驚いている。
苦節20年以上、日記が1ヶ月以上続かなかったわたしが。
なんと現在進行形で1年3ヶ月以上日記が続いているという人生初快挙の記録とその方法について書いておこうと思う。

日記挫折組の誰かに刺さればいいなと思いながら。


"1日"をうまくまとめようとするから続かない

お正月、4月や10月に会社の年度が変わったタイミング、誕生日……。

「日記・手帳でも始めるか」と決意したくなるタイミングはそこらじゅうにある。そしてその"そこらじゅう"を踏み歩くたびに、形から入るタイプのわたしは、まっさらな美しい手帳を買って、眠らせる。

個人差はあるだろうが、わたしが日記をリタイアするきっかけは主にこんなことだった。

  • 何か書き残すほどのことを今日はまったくやってない

  • 日によって書くことの濃淡や文量がバラつく様子がなんだか美しくない(なんだか1冊の"本"でも仕上げようとしている気分になってくるのだ)

  • 昨日うっかり書き忘れたけど、もう昨日のことなんて思い出せない

  • 「今日何を考え、感じたか」を書き残したいけれど「しんどい」「おもんない」以外とくにないから日々内容が変わらない

  • 夜、その日を振り返るのしんどい

ざっくりまとめると、
今日という1日を「うまいこと総評してやりまっせ」という体力が夜には残っていないし、日常において書き残すほど濃い出来事が起きたり激情が芽生えたりするのは稀である、ということだ。

知らず知らずのうちに、「日記」=「その日の出来事や感情を数百文字の要約文にまとめること」という刷り込みが起きていたようだった。


人生初・1年以上続いた日記スタイル

改めて考えた。
なんで日記を書きたいんだっけ。

わたしの場合、

  • 今日という日の感情や出来事を、脳内からアウトプットしてデトックスしたい(嬉しい感情なら書き残しておきたいし、負の感情なら翌日に持ち越さないため書いて脳内から吐き出したい)

  • いつか「この日はこんなことを考えてたんだ」「こんなことがあったんだ」と振り返れるおもしろ読み物をつくりたい

日記に託したい想いは主にこの2つ。
だったらもっと、取っ掛かりやすくて続けやすい方法がありそうだ。そんなことを考えた。

使用しているのは「FOCUS EiTO」

結論、わたしにドンピシャハマることになったのは、バーチカルタイプの手帳を使った日記だった。

バーチカル手帳とは見開き1週間で、横に日付、縦に1日の時間軸があるタイプの手帳です。 30分もしくは1時間ごとに罫線が引かれていて、書き方も簡単で時間管理がしやすく人気です。

バーチカル手帳を使いこなす!書き方とおすすめ文具

おそらくは、日記(過去のこと)というより「予定(未来のこと)」を書くシーンで多用されているであろうバーチカル手帳。しかし、わたしのような一生日記ビギナー人間にとってはうってつけの日記フォーマットだった。


日記というより、備忘録を意識して

恥ずかしいけれど、わたしの日記を一部公開したい。

このように、だいたいその時間帯に何が起こっていたか、何を考えたか、を時間軸ベースで書き残すというのがこの方法の全てだ。

ちなみにイマージュはわたしが浅草で激推ししているレストラン。(インスタ参照

夜、疲れ果てた脳みそで今日を振り返り、「とくになにも起こらない1日だった」でしかない1日も、実は備忘録レベルで思い起こせば、

  • カフェ行った。スリーブかわいかった。

  • Amazon届いた。翌日配送神!

  • ランチ、●●に行った。いつもこればっか食べてるな……。次は食べたことないやつ頼んでみよ。

  • 洗濯した。エライ。

こんな、取るに足りないことの集合体だったりする。

そんな集合体のことをわたしたちはついつい「なんもない一日だった」と総評するけれど、わたしが書き残したいふとした心の機微や、いつかふらりとこの日記を読み返したときの「なつかしっっ」は、そんな小さな出来事の中にあるようだ。

人にもよるだろうが、このスタイルのあるあるは「マジで食いもんのことしか思い出せない」みたいな日も当然あって、疲れ果ててる週などはほぼほぼご飯の記録になっていることも多々。でも、それでいいじゃん。

仕事で追い込まれているタイミングは文字量も減る。それでいい。だいたい仕事してたな〜という時間帯のスペースを大胆に使って「しんどい」と書くこともあるし「ず〜〜〜っと仕事!つら!」と嘆きだけ書き残していることもある。

仕事のときに思い悩んだことであればその時間帯につらつら書く。逆に上司から嬉しいフィードバックをもらえば、忘れないように書き残しておく。友人との食事で婚活の話ばかりされてなんだかつまらなかった、と思えば20時の枠に思いのたけを書き残す。

時間軸のいいところ。こうやって移動などをさらっと書き残しやすい。「飛行機に15時頃に乗り……」といちいち書く必要はなく、バーチカルフォーマットを使えばこのとおり。

人によっては「これは日記ではなくただのメモだろ」と言われてしまうかもしれないけれど、このスタイルこそわたしが1年以上日記を続けてこられた理由の全てだ。

もし、わたしと似たような理由で日記を書き残したいと思っているひとがいれば、ぜひトライしてみてほしい。


余談

ちなみに、バーチカルタイプの手帳であればなんだっていいと思っているけれど、わたしが使っている手帳はこのnoteでも紹介した「FOCUS EiTO」。

紹介したタイミングから1年使い、2冊目(10月版)に突入。
手帳選びの際に気にしてほしいポイントとしては、時間軸が何時から何時までになっているかについて。自分がよく活動している時間帯がしっかり軸にあるか確認してほしい。

わたしは夜型なので、縦軸の最後は深夜3時頃まであるとベストなのだが、よく確認せず4時始まり22時終わりの朝活タイプな時間軸のものを買ってしまった失敗談がある。夜に見た映画やマンガのタイトル、感想をメモしておきたかったのに。

また、手帳を日々持ち歩きたいわけでなく家で日記帳として使いたい場合はB6よりA5サイズをおすすめしたい。シンプルに、書きやすいから。

筆タイプのマイルドライナー

他にも、買ってよかったな〜〜〜!と思っているのが「マイルドライナー ブラッシュ」の25色セット。やさしい色合いが人気のラインマーカー「マイルドライナー」の筆ペンタイプだ。

日記をかわいくデコる!!というモチベーションが、ときには自分への負荷となり日記を途中で挫折する理由にもなり得る。でも色味はほしい。そんなときにめちゃめちゃ活躍したのがコレだった。さきほどいくつか載せたわたしの日記の色付けはすべてマイルドライナー ブラッシュを使用している。

筆ペンタイプなので、ささやかなイラストの色塗りや強調(アンダーライン引き)などさまざまな用途で使える。色のトーンが揃うと統一感も出るしセット買いはおすすめだ。

ちなみに、わたしの日記は色付け以外はすべて「フリクションボール3スリム」を使用。細字(0.38mm)の黒をベースに、赤と青をセットしている。

そして。ついに。ついに。
ふたたび、手を出してしまったのだ。これに。

日記が自分至上最長で続いたことに気をよくしてしまい「今ならいけるんちゃうか……?」と購入してしまった。ほぼ日手帳を!!!(オリジナル版)

バーチカル手帳を使って見開き7等分されたエリアになんとか日記を書いてきたわたしに立ちはだかる「1日1ページ」のフリースペースッッ。たしか3-4年前にも買って、3日で挫折した記憶がある。

ただ、以前と違い、
日記というのは備忘録でいい、なんにもない日だってわたしはささやかな何かをしている、綺麗に書かなくていい、という心の鎖から解放されているわたしなので、ちょっと向き合ってみたいなと。わたしの愛おしい性格のあらわれでもあるが、もし1日1ページに挫折したときの第二の矢として同じくほぼ日の「weeks」タイプを保険で購入済み……。

ちなみに、1日1ページのハードルはあるがほぼ日手帳には毎ページ左端に時間軸があるのだ!なのでこれまでの経験も応用できると信じている。

「ほぼ日、続けられた?」の結果発表は来年の年末あたりにできたらな。楽しみにしててね……。


ではみなさん、
おそらくこれが2023年のラストnoteかな。
よいお年を!!

散歩帰りにお口に葉っぱ🍀をつけてきた愛犬


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