2章

 わたくしの名前は、「きつねくん」と申します。

 読者のみなさま、よろしくお願い致します。今日、この日、○月○日、○曜日、○時○分、きつねくんワールドが始まります。小さい頃はじめて日記を買ったとき、どうやって始めたらいいのかわからなくて、おばあちゃんにたずねたら、今日から日記を書きますって書いたらええやんとアドバイスをくれたことを思い出します。

 さて、きつねくんワールドの始まりはビッグバンのようでもあります。今、わたくし、風邪を引いておりますがゆえに、ビッグバンではなくて、大いなる「ハックション(これは、くしゃみの音であります。」と言ってもよいかもしれません。
 今、この日記体小説は始まりましたが、あまりの爆発力ゆえ、読者のみなさまが吹き飛ばされて宇宙の晴れ上がりのようにならないことを祈っております。
 この小説はB級に不滅です。いえ間違えました。永久です。
 といいますか、何かが滅びるというとはありません。わたくしの哲学観にはありません。世界から存在がなくなることはありません。

 ということで(←おい、急だな)、この小説の主人公たちかもしれない存在たちを紹介せねばなりませんが、今日は疲れてしまいました。大変ごめんなさい。

 では読者の皆様、おやすみなさいませ。

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