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ただただ昇華

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ただただ昇華

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  • 思想家の休日

最近の記事

訓育

奪われ補完される感情を寄せ集める衝動的な彼女、ボウフラに囲まれた鳥の雛、紊乱な夏を頬張る小さな雲が、やがて、大きな積乱雲に変わるまでの軌跡、膨張する刹那に飲み込まれては、機械的な朝を傘にして、分断されるだけの、幼稚なテーマに付き纏われ、転換し続ける罪のようなものを、模倣する人々が謳う代償や、今に吸収されていく真実や真理、輪唱していく言葉が、ことごとくの意味を漁り、やがて、小さな声ですら、大きなものに影響していく先々で生まれた戒律や、あらゆる秩序により、閉鎖的になってしまう曖昧

    • 可視化

      原型を留めていない過去、漁る理由を漁る野良犬や豚たち、懐古に備わる非現実的なモニュメントに居座る防人たち、無防備な意味を加工する工場、分離していった国々、焼け爛れた木々や、人工的な世界の端数、耽溺を繰り返すラストシーンに鎮座し、ひしめく動機が、天国すら食べてしまい、誰もが、過激な理想を企て、惰性で導かれた終焉、厭世観をモニタリングして笑う奴らの齟齬、排斥される理由や理念の攪拌、優しい伴侶たちの、裏の顔を見てしまった君の窮屈な関連性、制度や憧憬や敬服や還元やらが入り混じり、慢性

      • 因子

        鉄の拉げた音、終わりは何度も同じような通りを、似たような感じで通り過ぎるばかりで、何が真実かすらも、薄汚れていて分かりにくくなってしまったものばかりだし、危険分子たちがうろつく繁華街や、犠牲的な奴らが仕向ける正しさの裏側では、破壊されるばかりの日常が迫り、制限ばかりを生み出す普遍性こそ、不衛生なものであるし、運命なんてものを謳っては、今に虐げられてばかりいる自らを癒すための綺麗事だなんて、諦めているばかりの君たちの論理に縋りたくもないし、物事の出口すらわからずに、ただ、さまよ

        • 思いの隙間

          慢性的な悔悟を溜め込み、惨めだと喘ぐ君たちの、感傷的な退路に歪む臨床的な最後、退嬰的で、現代的な角膜を剥ぎ取る死神たちの妄想、理念に吐き捨てられる言葉の滓や、数多の苦しみを翻すために、凡庸なもので、物事をぼんやりさせ、ことごとくの支配を受け取るために、怠惰なままに、日常を受け入れては、当たり前のように出来合いのものを崇めては、贖うことでしか、この理に交わる空疎な日々を濾過できないと、逡巡する君の想念に訪れる退屈な理想を阻害するために、難解な文字を綴り、騙されないために、鍛える

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        • 思想家の休日
          1,397本

        記事

          頑強

          気管支に詰まる永遠、本能が散りばめた嘘や、歴史に沈潜する理由が流動しては、真実すら握りつぶす精神のしじまに備わるエゴを粉砕し、自らの栄養に変えるシャコの群れ、すべては、報われるべくして、報われるのか、と病み上がりの他者のような身体を引きずりながら、揺らぐカーテンを眺め、リビングに寝転がりながら、神のように生きるのだと、辿々しいエゴを齧りながら、自己が回避していく無理難題から超脱し、自己研鑽の果てに広がる永遠性を愛撫し、世界を切り裂いたモーターバイク、昼下がりの憂鬱を押し広げ、

          頑強

          悦楽

          横暴な真理に覆い被さる無垢な意味、退廃的な呼吸の最中、心因性の解脱や、寂れた景色に司るエゴや、忌々しい現在に陶酔しては、歪な抵抗を続ける退屈な理想や、理念すらも忘れ、ただ、憎んだりすることで、世界を、世界として認識するような奴らが示す差異や、曖昧な真意や、欠乏していくだけの鬱鬱とした利便性により、愚かな命だと、醜い正義感がもたらす、傲慢な正義を押し付け、自らの正しさを示すための、悪を捏造し、増幅する幸福より、交付される憎悪に加担し、あたかも、自分は、正しい者だと、嘯くための定

          悦楽

          吸収

          過ちばかりを加速させる君たちのギミック、くたばるだけの可能性を復元させるために、こびへつらうムード、論証や粛清の画面に、かじりつく正義が、犠牲を次々に生み出し、今に踏み台にされ、制限ばかりを与える度に、生まれるダメージや、こじれる後先や、曖昧な秩序に散漫になる意識や、数多の儀式に訪れる革命や、懐疑的で、チグハグな正論を武器に、かさばる意味に、訪れるエゴや、曖昧な恋路や、恒常的な罪が加算し、かさましされるだけの愛が、欲望を加速させ、現前に現れるものが、今の邪魔をし、今に虐げられ

          吸収

          魂胆

          散文の間を走り回るネズミ、輪廻転生から外れた先に現れた朽ちたサイクル、改行の隙間で暴れるレジスタンスたち、延々と同じようなことを、同じように続けるだけの、堕落した俯瞰から現れた恒常的な憎しみの端数、銀河団で加工されたファシズム、愚行ばかりを繰り返し、システム上の仮死状態から復活し、憂鬱な戦争の後から現れた青春と憂鬱、理性もないから、本能のままに生きたからこそ、破綻した自らの精神や、大それたことを話しては、カタルシスに至るための、定期的なガス抜きを行う政府的な観念から吐き出され

          魂胆

          平静

          よそよそしい現実を横切り、擬態化する虫たちの消息を追い続ける老人の研究者たちの、寛容な粛清の跡、生命という傀儡たちのアイロニーを捕食する創造主たちの実存主義の本を食い破る紙魚、時代性を流す蓄音機や、仮想的なカオスを補完する流動性に制約を打ち出し、打算的な象徴を崇める民族たちの生薬を飲み、うろ覚えな世界の結末を裁く裁判官たちのゲノムを破壊するほどの、レーザーが降り注ぐゲームのような世界、ニヒリズムを吸い込むゾウの群れや、夢想するほどの、面白みが無くなった空白ばかりの今朝の幼稚さ

          平静

          心情

          忘我できらめく悠長な値、サイコキネシスで領土を半分にした世界、自堕落な世界の標本として生き、オーロラ色した感受性が、星団を超えて、因果を突き破るまでの軌跡や、意識に食い込む波形により、リズムは破壊されて、悲観的で、低劣な余波により、生命に余白を与え、観点を踏み躙る過程や、諦観に至らせるための教育や、誰がなんのために作ったのかも分からないような答えに引き摺られ、確かさも分からずに、ただ、現れるものを、そのままに受け取るために、与えられた枷を受け入れ、引き摺る足や、卑屈になるため

          心情

          先導

          迫害されていくだけの、都会でのアンサンブル、分散される思いの端々も腐り、期待感なんかを謳う安易な欠如の最中、保つべきものや、守るべきものすら、そこかしこで捏造され、増幅する怒りや、複製される罪などにより、枯れ果ててしまったモラルの慟哭により、うるおいすら得てしまうような忌々しい現実を超越して、超然として生きるのも、有りか、と物事の在処を追い続ける老いた自己との乖離や、理解すら飛び越えて、物事の顛末や、君の価値観や、蓄積する苦悩や、納付される過ちや、曖昧な現実に覆い被さる黒い靄

          先導

          気配

          危険な物質を食べて生まれた怪物、真理を追い求めたニーチェが乗る馬、運命的な出会いを加速させては、厭世観を切り取る万能ナイフ、愛こそが全てであることを、信じられないから、愛は、名ばかりの愛に陥ってしまうのだ、と言い放ち、懐かしむだけの場面からこぼれ落ちる物語を拾い集め、メタファーが降り注ぐ夏の夜道や、季節的な終わりに歪む予感や、空白にうごめく新たな物質、進化を否定してまで、生きたいと強請る隙間から現れる恒久的なものを、批判するほどに、食い込む、自らの毒牙や、麻痺していく感情に、

          気配

          生活

          清貧な夜明けを待ち侘び、紊乱な競争から、延々と綴る自意識のようなものを模倣しては、従うだけの堕落した君たちの主観から生える動機や、道理のようなものが、今にジレンマなどを生み出し、今に踏み台にされていく人々が謳う不公平が打ち出す定理などにより、自堕落になってしまうだけの、不確かな過ちに引き摺られ、連帯感などを謳いながら、拙い一生が用いる過ちなんかに寄り添い、凡庸な価値を漁り、理解なんかを強制しては、そつない真理が覆い被さり、理性に付着するエゴや、蓋然性を弄る、偶像の手や、低劣な

          生活

          狂騒

          桜吹雪の中、キスする鳥たち、むくむくとした夕方に平伏す太古からの苦痛、彼女たちの亡霊が舞う夏の盛りのついた犬、無数の侵攻を抑えるための盾として生きて、平行宇宙が壊れてしまい、宇宙法則も、ぐちゃぐちゃになってしまった、と嘆く研究者たちの隘路、敏捷性を蓄えたバッタの脚を眺めては、微睡む意識も遠退き、能動的な朝に付着する道理が旋回して、ドラマチックな今を追跡するミサイルや、女々しい君の欠如により、分断されていく景色の端数を集めては、メタファーが何だのと嘯き、迫力もない景色にまとわり

          狂騒

          自己

          命令されるために、立ち止まらずに、歩き続ける人々、標識や看板により、自分で考えることをやめて、命令されるがままに、進む方向を決められた途端、誤りにすら気付かずに、ただ、走り続けた先では、何が正しいのかすら分からずに、ただ、従い、虐げられ、屈辱により、座り込む君の周りでは、加工された答えや、何かを恥に思うために、紡ぎ出された自らの内で敷衍する憎しみや、擦り寄るほどに、現れる過ちや、あらゆる密度や、密接なものや、知悉さのかけらもない、空っぽな数多の私情が孕む意味、押し付けられた罪

          競争

          長い孤独も、またねで誤魔化しては、過ぎ去った若かりし頃を睨みつける冴えない現在を弄る君の手、永遠や世界や限界の最中を泳ぎ、白昼夢に捕まり、絶え間ない記憶を愛撫する休日、すり替えられた運命や、点滅する青信号、堕落した今もフラットで、出鱈目な季節も、くたびれたシャツに覆われ、何もかもが、見えにくくなっている間に引き戻されてしまった彼女の後ろ姿、誰もが、誰かを憎んでしまう隙間に、しどろもどろになった休日、アルファベットの階段や、虐げられた午後、枯渇した燃料や、擬態化する鳥や虫たち、