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問題と課題について「データドリブン思考」#1


データドリブン思考

輪読会でこちらの書籍を読み込んでいます!
内容と実際の業務で感じたことを書き出していきます。

問題と課題について

「現状の課題を考えましょう!」という光景見たことありませんか?
私の会社もやってました。

これについて今まで疑問に思ってきました。
それは、一度もそれによって問題が解決されたことがなかったからですwww

無駄でしかないですね、仕事をした気がするというものですね。

そもそも「問題」と「課題」とは何か見ていきましょう!

「問題」・・・目標と現状との間にあるギャップ
「課題」・・・目標と現状とのギャップを埋めるためにやるべきこと、「問題」を解決するためにやるべきこと。

データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考

ここの時点で気付く人はいると思います!

そもそも、「問題」が決まっていないことが多くないでしょうか??
目標はあっても、現状の共有がされていない。
現状はわかっていても、目標が曖昧すぎてギャップが明確にならない。

そのような状況では「データ集まりました!」と言ってもどのように活用すればいいのかわからないですよね。

ということは、捉え方を間違えるとデータ分析は役に立たないんです。

失敗例
・部分最適化した分析
→品質を上げるという「部分」に着目したが、コストが上がり売り上げは変わらない。
・問題を構造化できなかった分析
→混雑の緩和のために施設を新設したが、出勤者数の抑制で解決できたのではないか。莫大な費用をかけなくても良かったのではないか。
・分析が目的化した分析
→データを集めやすいのでネット販売を開始。しかし、ネットの利益は全体の5%にも満たないので店舗販売に注力するべきではなかったのか。
店舗販売の割合が多いなら、そのデータをどのように集めるかが重要。

データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考

話はそれますが、こちらの動画のように今あるデータをどのように活用するかの方が大切なんですよね。ぜひ興味がある方はみてみてください!


課題は意思決定プロセス

「データ分析は直接的に課題を解決しない」

データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考

売上が伸びない問題に対して、購買意欲を上げるという課題を設定します。
これで、データ分析に取り組めるでしょうか??
何を紐解いていけばいいか、わからないですよね??

何を予測したいのか、どういった仮説を検証したいのか明確にしないと
「データ分析の意味がない」ということです。

「組織というものはすべての判断と意思決定を生産する工場である」

ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか?

著者はこちらに違和感があるということを言っています。

私も違和感がありました。

「判断」→ある事柄について、考えをまとめて定めること。
「意思決定」→所定の行動の代替の中から、特定のひとつの代替案を選び出すこと。
「決定」→はっきり決めること。

広辞苑

それぞれの意味をまとめましたが、選ぶ行為を生産するということになっているのです。

つまり、

「組織というものはすべての判断と決定を生産する工場である」

がしっくりくるわけです。
何につながるかというと、、、

「判断と決定がまずいから問題が生じる」のではなく、
「判断と決定の生産のやり方がまずいから問題が生じる」と捉えることです。

なので、「製品が良くない」ではなく、「製品の生産のやり方」がまずい。
→「製品の生産のやり方がまずいから、低品質な製品を出荷し、顧客クレームなどの問題を生む」と捉えるということです。

データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考

フレームワーク

これまでの内容、考えをフレームワーク下記のようになるとのことです!

データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考


ぜひ、使ってみてください!
また、こちらの本を手に取っていただいて意見を交えると嬉しいですね!


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