べじさん

詩を綴ったり、ベースを弾いたり、花や緑を育てたり。。 読んでくださった皆様へ、ありが…

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詩を綴ったり、ベースを弾いたり、花や緑を育てたり。。 読んでくださった皆様へ、ありがとうございます。

マガジン

  • 📖公園の自習室

    みなさんの素敵な記事 心に響く記事 自分自身にも為になる記事を集めました

  • 📘べじさんMAGAZINE

    みなさんの楽しい企画、コラボして下さった嬉しい記事、さらには素敵な作家さまの何度も繰り返し拝見したい創作、詩文、などを収録しています。 はじめて自作詩を朗読していただきました トップは蒸しエビさんの癒しの声から。いつもありがとうございます♫

  • 春とギター

    • 600本

    春とギター専用マガジンです

  • 素敵な音楽🎵べじさんセレクト

    noteで出会った素敵な音楽を集めました/メロディーが広大無辺な宇宙空間に舞う/心の小宇宙に届く/創作したひとの心が届く/そんな素敵な音楽ばかりを大切に展示しています/あなたにも届くといいなと想いながら/

  • みずたまりに青い空

    私の大好きな画家 みずたまさんhttps://note.com/jotm5 ╱イラストのちから╱ みずたまさんにご許可をいただきまして、ヘッダーに絵をお借りした詩文を集めてみました ゆっくりのんびりと、☕️コーヒー片手にどうぞ 絵の色彩にちからをいただきました 色彩のなかには、ときにことばがあらわれる 滴ることばは心のカンバスに絵を描く 自由自在にすばらしい絵を描くのです。

最近の記事

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一本の木

300文字 朝は木の目覚め 幾百年の時をこえて 鳥のさえずり 今日限りかもしれぬ命の歌声 予感は木の祈り 木の陰に光さす命の不思議 きみのこれから 二度と来ない朝がはじまる 木に語りかけた あのひとと語りあうように 鳥と話した 朝日が斜めに歌った 歩きはじめた 前をむくだけ 自分の背中は見えないままに そのまま歩く 足跡はみなくてもいい 後進にゆずればいい ゆく きみはただそれだけだ いのちは遥か彼方へとゆく 思い出は後ろへとゆく 今この時が過ぎゆくだけ 迷ったと

    • 白い朝

      240文字 朝日に照されている思いは浮遊して今ここにある そうっと窓辺に掛けた白 目の前にある一日 そういえば あなたとは目の前で出会ったね 横でも後ろでもなく 私はたしかに あなたと目の前で出会った あらゆる音を吸い込むのは白色だという 朝の雪景色 この世界の境界は綿飴のふわふわと消えていく 過去も未来も曖昧な色味に消えて いつか甘い色 黒の白さを知ったなら きっと五月の熱をも奪うだろう あなたは白い その心が白い ここは黒くても あなたは白い 埋め

      • みずたまりに青い空【詩物語】

        915文字 六月の青空が流した涙でぼくは生まれた あついアスファルトのくぼみに生きてる ぼくはみずたまり ひとはぼくをよけて歩く 雨上がりの午後の街は夏のにおい そろそろ暑くなるころ ネコさんをそっと見送り のどのかわいたスズメさんをむかえる 忙しそうに歩くひとたち たくさん行ったり来たり 誰にも気にもされずに 踏まないようによけられて終わるだけ くつをぬらさないように気をつけてね ときに青いクルマが勢いよくバシャリ ぼくをふんで走り去ってゆくけど そのたびにぼくの

        • 三つ

          その響きはワルツのようだ 三つ子のたましいはふわふわ きみの3拍子が心にはある あなたは3色に気がついた 3の不思議が世界を吸い込む 心ひかれるのは3つそろうから 数字の神さまは はじめての3を3列目に置いた 3元素でできた今日 3月にひとは旅立ち 3年後にまた会える約束もある 3年も石の上に座った若者 3とは素晴らしい数字 ひとは朝昼晩にそれぞれ心が 3つあるという 教えてください 3つの深遠なる物語を 3の倍数で宇宙は動く 美味しいのは3つの味 しろくまきり

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        一本の木

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        記事

          水の遠く

          降る水なら雨とよばれた たまると池とよばれ湖とよばれ 流れるころには川とよばれて 海をめざした 水の遠く 頬をつたうと涙とよばれた 働く額にしみた水は汗とよばれた たくさんの名前がある たくさんの祈りがある 子どもが遊んで飛び越える水を みずたまりとよぶ 遠く呼び水がみえるとそこは夏になる それらすべては水の記憶 遠く命と祈りと心をまとめた水の 水の記憶 あなたも憶えているだろうか 遥か遠くてあたたかい水に包まれた頃の記憶を 37℃の心の音は遠く 水の遠く

          はかないの花

          こころのうちに言葉が咲いては 色とりどりの花薫る 摘み取ったなら消えてしまうほどに 色とりどりの言葉はあざやかでいてさみしい あざやかなのはじつはさみしい 昨夜に見た夢はどうでしたか おぼえてますか 幸せな気持ちになったのならよかったけれど 朝日のなかで歩みをそうっと進めたときに それと忘れてしまうほどの淡い色で 夢とは色をまとって舞い降りた昨日のこと あざやかなのはじつにさみしい 今日がはじまると摘み取っていくのです 跡形もなく言葉の花たちをその夢をまた今日も

          はかないの花

          【春弦】MITEIさんへ【音素材】【春とギター】

          音源を作ってみました(^^♪ 切り貼り、フランジャーでもフェイズシフターでもファズでも、いろいろ遊べるといいのですが。。 ミュージックコンクレートな(使い方あってますか⁉)エフェクトかけて下さい♪ ジェット機、ビーチ、などのサンプラー使っています♪ 【春弦】参加させていただき、ありがとうございます☺️

          【春弦】MITEIさんへ【音素材】【春とギター】

          【春弦】MITEIさんへ【音素材】【春とギター】

          美しいと思う

          美しいものにであったとき ひとは言葉を見失う 美しいものに出会ったとき そのとおりぼくはだまってしまう 美しいものを見たとき ぼくは涙を流す 美しいものを見たとき ぼくは少しだけ微笑む 美しいものを見たとき ぼくはきみに伝えたくなる 美しいものを見たとき ぼくは自分が汚れていると思う 美味しいものを食べたとき ぼくは幸せだと思う 美味しい話をきいたとき ぼくならいらないという 美味しい食卓には言葉が料理されて出てくる 美味しい食卓には言葉がのる 食事中に愛

          美しいと思う

          桜宇宙

          『あなたの詩作品を読ませて』 『どうぞどうぞ、、』 cofumiさんに読んでいただけるとうれしいですね 今日、新しく書きました。よろしくお願い申し上げます✒ 桜宇宙 どのような言葉をならべても どれほどのこともなく ここにいる 大空と一体化しているように 花吹雪の下でもぽつりといる 新緑を見上げたら どれほどのこともなく ここにいることは同時に 宇宙にもいることだとあたりまえにひとりで思う そんなに離れていないのは だれかとだれかの心の継ぎ目か 阿頼耶識をも超えて

          かんちがい

          かんちがい おもいちがい あいみたがい すべて必要なもの かんちがい ときに知恵を生む おもいちがい ときに思いやりを生む そうだったんだね いま気づいたよ それが あいみたがい ずっと見守っている その背中 ひとりではないよと たとえばぼくが この世界のさいごのひとりになったとしても きみにいう 背中シリーズ

          かんちがい

          みずたま雲

          あおぞらに 雲のみずたま おだやかに なでた春風 笑顔はふわり 雲のみずたま 涙がほとり 雲のみずたま 明日もここで 雲はみずたま あえるといいね 空はそのまま 笑顔がこぼれた 雲のみずたま いつもありがとうございます♪ みずたまさんのイラストには 心いやされます

          みずたま雲

          しおり

          四つ葉のクローバー  アクリルのしおりに閉じ込めたまま お気に入りの頁にはさんで夜はふける 偶然に911ページにはさんだ それは記念日の数字だと気づくと それだけのことでうれしくて思い出す いったい恋とはこんなにも人をして狂わせる いまここで魔法にかかったこの場所は どこでも君の赤いワゴンの助手席になる サンルーフにあつい日差し ほのかにピンクの頬の薄紅の エアコンにゆれる前髪に恋をしたこと しおりはいつでもきみを連れてくる ブックマークしたままの恋だったけれど べ

          背中【Three】

          背中に何がかいてあるのか 見聞きもせずに 人はひとを、そう決めつける きみは言った 肩に花びらがのっている はらりと落ちた花びらは 桜なのか桜ではないのか 幾千の道を走りぬけて 何度も何度も立ち止まり つまずき転んで傷を負ったきみのその背中に背負う 不屈の二文字が見えてくる くじけないことを課してきた きみの背中に 傷ついたきみの心は きみ自身なのかきみではないのか 自分で見えないという 二文字に ぼくが僕の背中を見るときには とうにここには居ないだろうね きみ

          背中【Three】

          #みんはい桜まつり🌸【短歌】

          🌸新年度ということもあり、お役所には人の出入りが多くなってきます。 転入、転出も多いこの時期。。さまざまな思いを抱えて行き交う人々。 どんな心持ちだろうか、と思いを馳せながら詠んでみました。🌸 みんはいさんの素敵な企画に応募させていただきます。 募集要項です🌸 追伸。。 じつは上の句は私、下の句は奥方が考えました。 連歌、というほどでもない共作になりました。 締切当日にまだ出来ない私の創作に、見かねて下の句を提供してくれたのですが。。速かった! 応募に間に合ってよか

          #みんはい桜まつり🌸【短歌】

          【詩】手のひらの恋~桜色の手のひら~

          みずたまりに おりてきた雲が顔をあげて みている ぼくの心にうつる朝日 あの日の君の それは影絵のようで 一度目で恋をした 君にうつしとられたのは心だった うつり込む風景 桜舞う小路 卒業して三度目に ぼくはそっと君の手をとった 遠い街 公園の小径 四度目でそっと 手のひらにのせた 駅の改札で切符は ずっと変わらない想い 何度目かが過ぎて 来なくなった あの日の君の分かれ道 にぎった手をほどいて 駅のホームにみずたまり 想いを投げても ありがとうの切符を 手の

          【詩】手のひらの恋~桜色の手のひら~

          背中【Two】

          ~恋のはなし~ ぼくは誰にでも恋をする 決まって背中に恋をする 大空にお日さまに雲に ときには雨に みずたまりに 大海原に 大河に 小川に 山に 高原に 森に林に木陰に 花畑に 美味しいお野菜に果物に お肉、お魚、御飯、水、 パンにコーヒーに たくさんの食べものに感謝して たくさん恋をする 生きているものほとんどに 岩に石に鉄に 絵の具にペンに楽器に 生きていないようでも じつは生きているものほとんどに ぼくは公園にも宇宙にも いくつになっても恋をする 詩

          背中【Two】